Japanese
アーバンギャルド
2015.05.04 @ HEAVEN'S ROCK さいたま新都心VJ-3
"アーバンギャルド2015 春を売れ!SPRING SALE TOUR"
2015年5月4日(月・祝)埼玉 HEAVEN'S ROCKさいたま新都心 VJ-3
アーバンギャルド / アカシック
CD(ニュー・ミニ・アルバム)付きチケット¥4,800(Drink代別)
チケット¥3,800(Drink代別)
[CD付きチケットについて]
CD付きチケットは、会場限定発売のニュー・ミニ・アルバムがもれなく1枚ついてきます。
CDは2種類、A版 or B版から選択できます。
デザインや一部収録曲が異なります。
(各5曲収録。会場販売では税込¥1,600ですが、CD付チケットの場合¥1,000にプライス・ダウン)
※A版&B版の2種類から選べますが、数に限りがございますので、どちらか一方がなくなった場合はもう一方のジャケットとなることをご了承ください。
※CDの引換は当日ライヴ会場にて行います。
VENUE INFORMATION
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TVドラマ"ラブホの上野さん"の主題歌を表題曲にした前シングル『愛×Happy×クレイジー』が好評を博したアカシックの2ndシングル。意味深なタイトルは"普段だったら絶対しないことをしてしまうくらい混乱している様子"を喩えたもので、心情を具体的な行動に置き換えて表現する理姫(Vo)の手腕に改めて恐れ入った。甘酸っぱいヴォーカルとミドル・テンポでダイナミックなバンド・サウンドはセンチメンタルさと力強さを兼ね揃え、ひとりの女性が夏の失恋を乗り越えようと奮闘するという楽曲の世界を丁寧に描き出している。ピアノとストリングスをふんだんに含んだドラマチックでゴージャスなTrack.2、跳ねるリズムがポップでキュートなTrack.3と、全曲がリード曲級に華やかで濃厚だ。(沖 さやこ)
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約1年ぶりとなるリリース作品は、TVドラマ"ラブホの上野さん"の主題歌を表題にしたシングル。理姫(Vo)ならではとも言える凛とした女心を綴った歌詞、ストリングスやホーンなどを用いたゴージャスで豊潤なサウンド、ロック・バンドの鋭さと躍動感が三位一体となった、まさしくアカシックとも言うべき楽曲に仕上がっている。甘酸っぱくセンチメンタルなメロディに漂うハッピー感は、悲しみを乗り越えた人間の前向きさ。"愛してる"と歌う言葉の華やかさに胸が焦がれた。カップリングには初の全国流通盤『コンサバティブ』に収録された「幸せじゃないから死ねない」のリアレンジ・バージョン、90年代初期を彷彿とさせるユーモラスなデュエット・ソング「平成へゴー!」、初回盤のみ新曲「福富朝陽」を収録している。(沖 さやこ)
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壮大で濃厚。ボリュームも満点。長編の恋愛映画を見ているようだ。バンド初のフル・アルバムは彼らの原点でもある、世代を問わず響くいい曲を作るというポリシーが遺憾なく発揮された作品になった。楽曲ごとに趣向が凝らされ、言葉を効果的に響かせる理姫のヴォーカルもヒロインとしての華がある。全員が主役として存在する均一性がとれたアンサンブルも俯瞰で見るときれいな1枚の絵だが、ひとつひとつに着目するとひとクセふたクセあるところも面白い。ストリングスを用いた感動的なバラードも完成度が高く、ヴォーカルとコーラスとピアノで展開されるTrack.7、シューゲイザー的アプローチのTrack.8など、バンドの表現方法も格段に増した。思春期を過ぎたアカシックに、大人の魅力が香り立つ。(沖 さやこ)
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再生ボタンを押して、ど頭、スタイリッシュなベースのワン・フレーズを聴いただけで聴覚を鷲掴まれた。擬音で表すならばまさに"ビビッ"ときた。5人組男女混合ロック・バンド、アカシックのメジャー・デビュー・ミニ・アルバムとなる今作は、"女=くノ一"がテーマ。女という生き物が抱く生々しくも少女的な感情を、理姫(Vo)がギャルチックな歌声でシニカルに歌い上げる。時にサイケデリックに、時に切なげに奏でられるキーボードの音色が、一筋縄ではいかない女心を表しているようでなんとも痛快だ。見た目が派手だろうが地味だろうが、恋愛のドツボにはまればみんな同じ。女子の味方、アカシック。女心の教科書的存在になるであろう期待の1枚。(峯岸 利恵)
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PUNPEE、禁断の多数決などのMVを手がけるAVレーベル"性格良し子ちゃん"がアートワークを担当していることも話題な3人組ロック・バンドの初の全国流通盤。2012年に会場限定で発売された音源から人気曲「終電」「ツイニーヨコハマ」が再録されている。エキセントリックに都会の生活を綴った歌詞を聴くと、日本のロック・ポップスに登場する女の子は椎名林檎とやくしまるえつこに大別されてしまうような気がして、どうしてもイメージがどちらかに引っ張られてしまう。それでも魅力的な声だし、過剰な装飾がないかわりにピリリとスパイスの効いた小気味良いアレンジの演奏との相性が抜群に良い。中でもワウ・ギターが牽引するガレージ昭和歌謡ディスコとでも呼びたくなる「有楽」の無理矢理な展開が面白くて何度も聴いてしまった。 (岡本 貴之)
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むろん、アーバンギャルドが音楽作品を生み出すことにおいて優れた手腕を持っていることは間違いないが、そこに映像が伴ったときには情報伝達度と芸術性が一気に爆上がりすることを、今作では自ら証明していることになるだろう。もともと松永天馬(Vo)もおおくぼけい(Key)も共に自主映画の制作経験があるせいか、モデルやナレーションの経験がある歌姫、浜崎容子嬢を主たる被写体として生み出されてきた数々の映像作品は、どれもMVと呼ぶには濃密すぎる内容のものばかり。また、3時間に及ぶオーディオ・コメンタリーにおいてメンバーから明かされる制作秘話も、聞き応えは充分。そして、あの黒宮れい(BRATS/Vo)が出演する「平成死亡遊戯」をAV監督、ターボ向後が手掛けている点も地味に見逃せない。お宝映像満載!(杉江 由紀)
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アカデミックで上品な味わいと、サブカル的な胡散臭さが融合するアーバンギャルドのエキセントリックな濃厚世界は、隙のない作り込みがされた音像を背景に、下世話なほどのポップ・センスが大胆に闊歩する不条理な美しさに充ち満ちている。そんな彼らが歩んできた15年の歴史を包括するこの作品は、新曲にして絶妙なノスタルジーが漂う「いちご黒書」から数々のレア・トラックたちまでを含む全45曲を収録したCD全3枚組のまさにオールタイム・ベストであり、コア・ファンにとっての必携アイテムであるのはもちろん、より深いアーバンギャルド沼にハマりたい方にとってのガイドとしても最適となろう。つくづく、公式に謳われている"二十一世紀東京生まれの「トラウマテクノポップ」バンド"のコピーはガチで伊達じゃない。(杉江 由紀)
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現3人体制で作り上げた10thアルバムがついにリリース。今作はコロナ禍の2020年という時代性を反映した「マスクデリック(ver.2.0)」を筆頭に繰り返しのフレーズを用い、一度聴いたら忘れないクセになる楽曲が並んでいる。また、メンバーいわく"メタルEDM"を意識した「アルトラ★クイズ」はライヴで盛り上がること間違いナシのアッパー・チューンと言える。作品トータルの完成度も申し分なく、とりわけ「シガーキス」~「白鍵と黒鍵のあいだで」の流れも秀逸で、聴き手の隣にそっと寄り添う雰囲気のある曲調にも心酔。楽曲やアプローチの振れ幅は自由度が増し、3人編成という強味を生かした風通しのいい作風は多くのリスナーに突き刺さるだろう。これらの楽曲がライヴでどう化けるのか、今から楽しみだ。(荒金 良介)
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2年4ヶ月ぶりのニュー・アルバムが素晴らしい。今年はCDデビュー10周年のタイミングでもあり、バンドのアイデンティティがここでひとつ確立されたと言っていいだろう。メンバー自ら音色やアレンジにもこだわり、アーバンギャルドらしさを追求した結果、群を抜くポップ性を獲得している。先行シングル「あくまで悪魔」は他の追随を許さないキャッチーな魅力に溢れ、脳内ループ必至のシンガロング・ナンバー。また、鍵盤の響きが印象的なバラード「キスについて」における浜崎容子(Vo)のセクシーな声色は、曲の世界観を鮮明に炙り出すことに成功。この曲に限らず、これまで彼らに何かしらの偏見を持っていた人こそ、今作を聴いてほしい。純粋に良質な楽曲が詰まった会心作と太鼓判を押したい。 (荒金 良介)
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バンド初のコンセプトを掲げた7thアルバム。"殺すな、殺すな、言葉を殺すな"というテーマを軸に、現代における生きづらさを提唱した痛烈な歌詞は実にアーバンギャルドらしい。冒頭曲から歌謡曲メロディとEDMを融和させたポップな曲調で、浜崎容子(Vo)のキュートな歌声と松永天馬(Vo)の切迫感のあるセリフ調の歌い回しによる対比も秀逸。文学的な題材やシュールな歌詞を用い、踊れてノれるポピュラリティ抜群の楽曲が今作にはぎっしり詰まっている。圧巻なのは9分台の長尺曲、Track.7だろう。オーケストラを導入し、ストーリー性豊かな曲調で中だるみせずに聴く者を引き込んでいく。またアイドルの生々しいインタビューを挿入したTrack.10はあまりにも強烈だ。(荒金 良介)
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"トラウマテクノポップ"と自らジャンル名を掲げた4人組。移籍第1弾の新作は、まず会田誠の作品"群娘図'97"の一部をアートワークに用いたジャケがインパクト大!だが、中身もそれに相応しいエネルギッシュな1枚だ。シャンソン歌手をやっていた異例の経歴を持つ浜崎容子のアイドル顔負けのキュート・ヴォイス、そこに大人びたロウ・ヴォイスで迫る松永が絡み、純粋にポップ・ミュージックとしてレベルが高い。加えて、これまで培ってきた優れたエディット感覚で電子音とバンド・サウンドを繋ぎ合わせた曲調も絢爛豪華。ダブル・ミーニング的にチクリと刺す毒のある歌詞も刺激性たっぷり。鍵盤を用いて静謐に聴かせる「アガペーソング」、大槻ケンヂを迎えた「戦争を知りたい子供たち」など全11曲捨て曲ナシ。(荒金 良介)
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驚くなかれ。今度のアーバンギャルドの世界には、血も、鋭くとがった刃も出てこない。誰も傷つかない。傷つけ合わない。この一切の棘のない、神々しく、母性に溢れた世界はなんなのだ。今作について、松永天馬(Vo)による楽曲解説では以下のように語られている。"暗闇を照らすために、言葉のナイフを研いだ。切っ先鋭いフレーズで、時代の暗闇を照らそうと思った。しかし何故だろう。研ぎ澄ませれば研ぎ澄ませるほど、言葉は柔らかく、黄金色に光った。メロディは甘く弾んだ"研ぎ澄ませた果てにあったのは、こんなにも無防備な歌だった。"歌は死なない"というキャッチの通り、武器も持たず、"生まれたままの姿=歌"の美しさを全面に押し出したこの曲が、彼らの楽曲世界にまた新たな変化をもたらすだろう。(島根 希実)
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"トラウマ・テクノ・ポップ"バンド、アーバンギャルドのメジャー・デビュー・シングル。吐息まじりの甘ったるいロリータ&ウィスバー・ヴォイスは、愛らしくもセルロイドの人形のごとく無機質。ルックスやアートワークなどのアート性の高さ、独創的かつクリエイティヴな佇まいの通り、面白いのは、その多様性。エレクトリック・ポップから、歌謡曲調のドラマティックでモダンなメロディを基調に、メタリックなギター・リフが飛び出したり、男声の甲高い叫び声が組み込まれるなど、テクノ・ポップ・アイドルのような完全なるアンドロイド的なものとはまた違うのは、サブカルへのオマージュが含まれているため。シニカルでちょっぴり病的なのだ。まずは、恋の情熱を"乙女のシンボル=スカート"に託したナンバーから、ひとつ御味見いかが?(島根 希実)
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