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The 1234 Shoreditch Festival|Skream! LISTEN UP! -LIVE REPORT FROM U.K.-
Reported by Masato Seki
The 1234 Shoreditch Festival : Official-Site
■ RAINBOW ARABIA / Noisey Main Stage 14:15pm
2011年7月9日、Shoreditch Parkで開催された今年のThe 1234。ニュー・カマー勢が多く顔を並べたこのイヴェント当日は、絶好のフェスティバル日和とまではいかないまでも、ここ最近の気温で考えればかなり温かく恵まれた気候のように思えた。
20分押しでメイン・ステージにRAINBOW ARABIAが登場。エレクトロ、トライバル、サイケデリックなど様々な音楽をリンクさせ、名前の如くアラビアンな世界感の音楽を紡ぎあげていく心地よさは絶品だった。基本的にメンバーはTiffany Preston(Vo&Gt)、Danny Preston(Synth)の2人だが、拍手に迎えられる中でステージに登場したのはサポートのドラムを含めた3人。曲によってはパーカッション・パッドやカウベルなど様々な楽器を使用して、独特のサウンドと煌めきを追及しているのが伺えた。
ライヴ序盤は、サンバのリズムで夏を感じさせ、中盤からは打って変わってエレクトロ、さらにはワールド・ミュージックなど幅広い音楽性が彼らには根ざしているように見えた。Tiffany のギターがトライバルな雰囲気で民族的な香りを放っていたが、聴きやすく、ノリやすい。人気を獲得し始めているのは、やはりしっかりとライヴの質も高いからだろう。これからの彼等の変貌ぶりに期待してしまうような面白いライヴだった。
■ ECHO LAKE / Rough Trade Shop & Beat Magazine Stage 16:30pm
最近ロンドンでのトレンディ・ロックといえばECHO LAKE!というくらいの人気を獲得し始めてきている彼ら。そんなECHO LAKEを見ようと、ROUGH TRAD SHOPS & BEAT MAGAZINE STAGEに多くのオーディエンスが集まった。
お馴染みの白いシンセサイザーがステージのセンターに。Linda (Vo)の“Hello”という一言から、リバーブが掛かったThom (Gt)のギター・リフが響く。序盤からチルアウトな雰囲気がテントの中を包み、繊細なプロット感じさせる演奏が興奮を高めていく。「Young Silence」のイントロからの加速が気持ちいい。このバンドの出すサウンドのテクスチャーと、Linda のエコーが掛かった声が相まって、会場を埋め尽くす程の広がりを見せるサウンドはフワーッと体が浮くような感覚にさせてくれる。
終盤になるにつれて、テントの中はオーディエンスでいっぱいになり、スタッフが換気をする程の熱気が高まっていた。30分という尺は短くあっという間に過ぎてしまった。着実と進化し続ける彼らを今後も見届けたいと思う。
■ THE CHAPMAN FAMILY / Noisey Main Stage 17:15pm
THE CHAPMAN FAMILYはメンバー全員が“Chapman”を名乗るオルタネイティヴ・ロックなバンド。この日のステージはメンバー全員が全身黒のコスチュームで登場した。17:30という夕方であったが、ロンドンの空はまだまだ全然明るく、夏の始まりを感じる中でショウが始まった。楽器もメンバー全員、黒尽くめ。これがTHE CHAPMAN FAMILYのパフォーマンスには凄く似合っていた。それまで会場では見かけなかったゴシックな衣装を来たオーディエンスがどこからともなくステージの前に集まっていた。
オール・バックで 最高にキマッたヘアスタイルで歌うKingsley Chapman (Vo&Gt)の少ししゃがれた声が正にロック。とは言っても聴きやすいポップな音も少しこぼれ落ちる彼らのサウンドは、すんなりと耳に馴染んでくる。Paul Chapman (Gt)のキレッキレのカッティング・ギターとコーラスがフロアにいるオーディエンスまで届いているのは客観的に見ていても伝わってきた。Phil Chapman (Dr)の破壊力のあるバスドラの強烈な連続アタックと、Pop Chapman (Ba)の暴れるような分厚いベースが彼らのサウンドを安定させている。
ユニゾンやコーラスの調和を展開する曲調から一転、KORGのシンセサイザーを弾きながら歌うKingsleyの声が、湧き出るような力強さを全面的に押し出し、エレクトロなサウンドに厚みを加えて行く。
このバンドがユニークなのはドラムス。ツイン・ペダルを使用しているのか、こんなにもドカドカと早いテンポでバスドラを多用するドラマーというのも面白い。オーディエンスの頭の中にジワリジワリと興奮が沸騰していくようなロックなライヴ・パフォーマンスだった。
■ DAMO SUZUKI / Rough Trade Shop & Beat Magazine Stage 19:30pm
予定時刻前から、多くのオーディエンスがテントの中に集まり始めていた。
Damo Suzukiバンドがステージ上でサウンド・チェックをしている。10人以上のメンバー編成。BO NINGENのメンバーも見かけた。ジャム・セッションのようにチェックが始まり、Damo Suzuki本人もまるで本番かのように歌う。 “まだ時間あるね、(本番まで)サウンド・チェックがてら歌うのでゆる~く聴いてください”というMCから引き続きサウンド・チェックを始め、そのままノン・ストップで本番が始まった。
そこからはDamo節が炸裂。フュージョン、エクスペリメンタル、インプロビゼーションといったDamoワールドに会場は完全に引き込まれて行った。ダイナミズムを生み出す声と、各演奏が絡み合い、壮大な迫力を描き出し、時に変幻自在なサウンドを紡ぎ出していく。豊潤かつ実験精神にあふれたサウンドから一転、タイトなドラムからカチッとしたミニマルなサウンドまで、アーティストとしての朗らかで壮絶な闘争心が滲み出ていた。序盤から全曲クライマックス状態で歌うその様は今年で61歳になる彼だからこそ出せる貫禄だろう。圧巻であった。
終盤になるにつれてダイナミックスなサウンドを増して響くDamo Suzuki Band。心地いい残響音と拍手喝采の中、ステージを後にしたDamo Suzukiは、オーディエンスに表現力を存分に見せつけ1時間のステージをやりきった。やはり世界のDamo Suzukiは伊達じゃないと思わされた小生であった。
■ THE RAVEONETTES / Noisey Main Stage 19:45pm
あたりも少しだけ薄暗くなってきた最高にロマンチックなサンセット・タイム。メイン・ステージではTHE RAVEONETTESのステージが始まっていた。
色とりどりの照明が視界一杯に溢れ、スモークとのコンビネーションからSune Rose Wagner ( Gt&Vo )とSharin Foo ( Ba, Gt&Vo )の2人の歌声のハーモニーが夕焼けの空いっぱいに広がった。
曲によってメンバーの楽器と立ち位置が変わるのが、オーディエンス的には飽きを感じさせない。中でも生ドラムとエレクトロ・ドラムのツイン・ドラム、それにソフトなノイズサウンドがのっかると、これほどまでに気持ちいいものなのかという音で会場が埋め尽くされる。安っぽい猥雑さや下品さとは程遠く、美しいアートのような表現を昇華させる知的さが滲み出ていて、ハイクオリティなパフォーマンスが隅々にまで行き渡っていた。
カラフルなポスト・ロックやジャリジャリと軽いノイズが炸裂するガレージ、メローな曲調のポップ・ロック、時々エスニックな旋律もチラチラと見せるなど、バラエティ豊かなパフォーマンス。目をつむりながら耳を傾けるとSune Rose Wagnerの声が女の子のような繊細さと、どこか切なさを含んだ感情が伝わってくるのがとても印象的だった。Sharin Fooのスタイリッシュでファッショナブルなその出で立ちには、カリスマ性さえも感じさせてくれる。荒ぶっているわけでもなく、派手なアクションを見せるわけでもないのに、2人の歌の表現力と微かな動きでオーディエンスの心を掌握してゆく様はトップ・スターを思わせる。そして、バンドならではのダイナミックなプレイでクライマックスまで走り抜け、きっちりとTHE RAVEONETTESの世界観で纏め上げる。実に素晴らしいパフォーマンスだった。
■ BLACK LIPS / Noisey Main Stage 21:00pm
定刻を過ぎてもまだ始まる気配がないメイン・ステージ。オーディエンスが待ちこがれているのは、このフェスティバルのトリ、BLACK LIPSである。サウンド・チェック時から期待が高まる。Ian Saint Pé ( Gt&Vo )がフロアに向けてビールを投げるサービスをしている。チェックが終わり、メンバーは一旦舞台裏へ。今か今かとオーディエンスが叫び始め、定刻から20分が経過したとき、SEと共にメンバーが登場。そのままの勢いで1曲目が始まった。
Ian は足下に準備したビールをかぶり、フロアにめがけて吹き出すヤンチャっぷり。でもヤンチャと言ったらCole Alexander ( Gt&Vo )の代名詞のようなもので、噛んでいたガムを真上に吹き飛ばし、それを自分の口でキャッチするパフォーマンスで、オーディエンスを笑わせる。興奮真っ只中のオーディエンスから手荒くビールのボトルがステージに投げ込まれる。もちろんこれはブーイングなどではなく、彼らへの賞賛を意味するのだが、その数が半端ない!!楽器やペダルなどに当たってもメンバーはもちろん怒りもしない。むしろCole は演奏しながら器用に両足でビールがまだ入っているボトルをリフティングのように頭に上げ、ヘディングをやってのけたりする。こんなことを演奏中にやってしまうから面白い。
序盤からダイヴ&モッシュの嵐で、フロアは本当にアグレッシヴに楽しんでいるオーディエンスでいっぱいだったが、とりわけ、アウトローというよりも男女問わずモデル体系のすらっとした人達が目についた。彼らはとにかくオーディエンスとのコミュニーケーションのとり方が上手い。幅広い層に支持されている所以だろう。
途中、演出の一環でスタッフ関係者がステージに流れ込み、一斉にフロアに向けてトイレット・ペーパーを投げ込むシーンがあったが、思ったように綺麗に広がらず、挙げ句の果てにはロールがまだ残ったまま綺麗な状態のトイレット・ペーパーがステージに投げ返されるなど、ちょっと笑ってしまうグダグダ感も彼らならではのご愛嬌だ(笑)。
ライヴも後半にさしかかり「Bad Kids」で大大大合唱が沸き起こる。これには鳥肌が立った。みんなこの大合唱をするために来たんだから、とばかりに、それまで以上のダイヴ、モッシュ、ビールが飛び交う。
アンコールの最後はフェスティバルの予定終了時間をとっくに過ぎていて、スタッフが止めようとするも、彼らが止まるわけがなかった。完全にやりきった表情の彼らとオーディエンスは大満足の1時間を楽しんでいた。
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Skream! Diskreview