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真空ホロウ@新宿LOFT
こんばんは。ライター/編集の沖です。
日付の上ではもう昨日になりますが、4月8日、
真空ホロウ ワンマン公演 2012春 また変な夢見ちゃった…(15歳・女 茨城県)
に足を運んできました。
ライヴを拝見するのはSkream! EXPO -02-のとき以来ですので、
8ヶ月振りくらい。ワンマンは初見でした。
2010年にリリースされた1st『contradiction of the green forest』は
わたし個人の2010年ベスト・アルバム。
今でもしょっちゅう聴くんですが、全然飽きないです。
淡く抽象的な音の中にリアリティが潜んでいるんですよね。
歌詞の表現も抽象的なものが多いので、
どういう意味なんだろう?って歌詞を紐解こうとしたんですが、
すぐやめました。この“淡い表現”が良さなのだと思ったのです。
言葉とメロディが音に融けていく、その様子とその色が美しすぎたんです。
もう充分美しいものをわざわざ火で炙ったりして正体を暴かなくてもいいかなって。
そういう楽しみ方もあるんだなーって気付かせてくれたアルバムでもあります。
2nd『ストレンジャー』は歌詞もサウンドも具体化し明確に。
1stと違う趣があります。本当に同じバンド!? と驚いたものです。
さて、お話は今回のワンマンに戻りまして。
開演前には白黒映像のバレエ映画(シンデレラ)が流れていました。
独特の美意識に、お話のオチを知っているにも関わらず見入る。
思えばあのときから“変な夢”は始まっていたのかも。
演奏曲は1st、2ndの楽曲は勿論、新曲もたくさん。
現実で夢を描くような、現実を夢にしてしまうような、夢を現実にしてしまうような。
そんな抽象的な世界でした。でもそれが心地良い。
スマートさ、優雅さ、真摯さ、ダイナミックさ、ちょっぴり漂う不気味さ。
そんな中で現実と夢を行ったり来たりしているようでした。
闇にゆらめく炎のような。ああいうムードを醸し出すバンドって
あまりお見かけしないのでクセになっちゃいます。
意識的に出しているものではなく滲み出ている印象。だからわざとらしくない。
Vo&Gt松本さんのマイク・スタンドにはいつも懐中時計が下がっているのですが、
ああいうところもムードに繋がる要因だなぁと思います。
夢が現実になっていくことに感謝する気持ちを語るBa村田さんの眼には涙が。
そこからの「I do?」は本当に沁みたなぁ。
ライヴ中にシングルがタワーレコード限定生産リリースすることがアナウンスされ、
これからの活躍が楽しみなバンドのひとつであります。
いつかじっくりお話をお伺いしたいものです。
Skream! Diskreview