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先月のことをふりかえってみる。
すみません。突然ですが。
私にとって、今年の重大ニュースの一つになることは確実であろうことについて。
先月末にあったVeniVidiVicious活動再開後の初ライヴについてです。
残念ながらメンバーはまだ兄弟2人の状態であり(以前深夜のUSTREAMに入江良介が出演した際に、メンバーが決定したような発言をさらりとしたこともあったが、それが真実であるのかは不明)、バンドとしては、まだまだ不安定な状態である彼ら。しかしライヴにVeniVidiViciousという名前がクレジットされたことは、まぎれもない事実であり、それだけのことが、どれほどこちらを興奮させたか。
あの日、息を飲むようにステージを見ていた人達、小さな会場でありながら超満員であったフロアこそが、彼らが変わらず愛されていることを証明していた。
とりあえず、公演翌日にメモのように書いたことを、なんとなく、のっけてみる。
今日は雨だし。憂鬱な気分だからそれもいいでしょう?
VeniVidiVicious。
活動再開後、初ライヴ。
本当に現れた入江兄弟。
っていうか入江良介。
息を潜め食い入るように見つめる客席の視線は刺さるようで、
やはりそれは主に彼に刺さっていたと思う。
とにかく照明を落としてくれと言って、
もっと落としてください、もっと落としてくださいと何度も言って、
ステージに立っていながら、見ないでくれとでも言うように、
ほぼ真っ暗な状態で演奏を開始し、
でも暗すぎて手元が見えなくてしょっぱなから間違えたりして、
クスクスっと笑いもさそいはしたが、
やはり緊張感に満ちたライヴだった。
うす暗い中、ステージ上とフロアとの様々な想いと音楽だけが漂っていた。
おかえりなさい。
そのナイーヴさ、
やさしさと狂気が共存し、
はっきりと、「僕は信じない」
「みんな僕のことなんか理解できるわけない」
と最後にはやんわりとみんなの愛をかわしてしまう人。
その人が帰ってきた。
彼の佇まいは変わっていなかった。
ミイラズ、クアトロ、シスタージェット、アンディモリ…
彼らが突如として自分たちのポジションを投げ出してしまったその間、周りのバンド達の状況はあまりにも大きく変わって、
2010年を迎え、再び新しい年を迎えようとしているのに、
彼らだけが、今も下北沢の小さなライヴハウスにいる。
彼らの時間だけが止まっていたことを痛感した。
彼らだけが、おいてきぼりで、
彼らをみていると1年前に戻ったようで、
なんだかそれが痛々しくて、
でも、それが美しかった。
みんな戦いながら、突き進んでいった中で、
彼らだけが、それが出来なかったわけだから。
あまりに、不器用で、
ナイーヴで、
自らの状況を受け止めきれずに、
一度姿を消してしまった入江良介。
しかし、ようやく彼が帰ってきた。
やっぱりVVVだわ。
とりあえず、久しぶりに、私の中でも何かが更新された。
(島根 希実)
※2つめのPVはTHE MIRRAZ・畠山さんが手掛けたものです。
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