【2010年 Best Album 沖 さやこ】
真空ホロウ
『contradiction of the green forest』
個人的に邦楽の名盤が豊作だった2010年、擦り減るほど聴いたのは茨城出身のスリー・ピース・バンド、真空ホロウ!どこまでも淡く抽象的な世界観の中に光るリアリティ。聴く者を音の中へ落下させる感染系ドラマティック・ギター・ロックに完全に取り付かれちゃいました。これまで青を彷彿させるバンド、赤を彷彿させるバンドはありましたが、真空ホロウは彼らのテーマカラーでもある「緑」。あるようでなかった新感覚が詰まってます。激しさが際立つバンドが猛省する中、膨大な数の細い線交わっていくような音を作るロック・バンドが出て来たことがとても嬉しいです。松本明人(Vo&Gt)の、音に入り込む歌がイイんですよ、また。
『contradiction of the green forest』
個人的に邦楽の名盤が豊作だった2010年、擦り減るほど聴いたのは茨城出身のスリー・ピース・バンド、真空ホロウ!どこまでも淡く抽象的な世界観の中に光るリアリティ。聴く者を音の中へ落下させる感染系ドラマティック・ギター・ロックに完全に取り付かれちゃいました。これまで青を彷彿させるバンド、赤を彷彿させるバンドはありましたが、真空ホロウは彼らのテーマカラーでもある「緑」。あるようでなかった新感覚が詰まってます。激しさが際立つバンドが猛省する中、膨大な数の細い線交わっていくような音を作るロック・バンドが出て来たことがとても嬉しいです。松本明人(Vo&Gt)の、音に入り込む歌がイイんですよ、また。
3年振り、通産4枚目のオリジナル・アルバム。これまでのサウンドとの違いに賛否両論の激しい作品ですが、HIPHOP要素、レゲエ、歌モノなどこれぞミクスチャー・バンドの極みだと思います。壮大な物語に奮えました。
ドラマー男子とギター女子のツイン・ヴォーカルが小気味良い、オルタナ/グランジの香り溢れる2人組のセカンド・アルバム。前作以上のスケール感と攻勢を内包し、人の心へ更に踏み込んでいく力強さを感じます。
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J-POP界の無頼派/孤高のシンガー・ソング・ルポ・ライター、ミドリカワ書房。様々な人間模様を独自の視点で切り取る、彼の集大成と言っても過言ではないでしょう。過去の作品を聴いていると尚更楽しめる内容になってます。
12月号の表紙を飾ってくれたDOESはハズせません。バンドとして「やりたいこと」と「やるべきこと」をここまでバランス良く出せるのは単純に凄いことだと思います。ジャンルに固執しない悠然とした音に励まされます。
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J-POPシーンとクラブシーンのブレンドというより、全く別ジャンル。アルバムの構成というものを覆した新種のモンスターに出会った気分でした。でもこのモンスター、めっちゃ人懐こい。中田ヤスタカの手腕にまたしてやられた。
安高拓郎(Gt)が3月に脱退。再び3人に戻った椿屋はロックという概念に囚われない自由度の高い作品を創り上げた。聴き手の身体に痕を残すような奔放かつ妖艶な空気感に、こちらはただただ飲み込まれるのみ。
1月9日の渋谷CLUB QUATTROのライヴをもって活動休止に入るFOX LOCO PHANTOM。今年は2枚のミニ・アルバムをリリース。彼らの持ち味である和を彷彿させるメロディーとリリック、ソリッドな音像の極みとも言える1枚。
前作『R指定』とは一転、非常に華やかで女の子らしい内容。作品ごとにいろんな顔を見せる彼女ですが、どの作品も一貫として“Rihanna”。歌だけで自分を堂々と表現する、若手ではピカイチのディーヴァではないでしょうか。
3人になって初の音源。だが音圧は増し、LOSTAGE史上で一番重厚な作品に仕上がっている。ひりひりとした音に佇む感傷的な歌詞のコントラストが美しい。新たなスタートと決意の漲る、エネルギッシュな1枚。
BEST ALBUM 2010 | Skream! SPECIAL