【2010年 Best Album 遠藤 孝行】
BEACH HOUSE
『Teen Dream』
2010年もチル・ウェーブやグローファイなどのムーブメントが起こったがその中で決定的な一枚には個人的には出会えなかった。WASHED OUTの夢見心地なサウンドもMGMTが描き出した新たなサイケデリアもBEACH HOUSEの森の中にいるような幻想的な世界感を超えるものではなかった様に思う。まず一曲目の「Zebra」から引き込まれる。アルバム一枚の統一感と完成度はやはり郡を抜いている。このきらめくように美しくスイートなメロディは聴く者を幻想的な世界へ誘いながらしっかりと現実の憂鬱なものを淡々と描いてみせる。そこがこのアルバムに惹かれる最大の理由。今年を代表するドリーミー・インディー・ポップの傑作。
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『Teen Dream』
2010年もチル・ウェーブやグローファイなどのムーブメントが起こったがその中で決定的な一枚には個人的には出会えなかった。WASHED OUTの夢見心地なサウンドもMGMTが描き出した新たなサイケデリアもBEACH HOUSEの森の中にいるような幻想的な世界感を超えるものではなかった様に思う。まず一曲目の「Zebra」から引き込まれる。アルバム一枚の統一感と完成度はやはり郡を抜いている。このきらめくように美しくスイートなメロディは聴く者を幻想的な世界へ誘いながらしっかりと現実の憂鬱なものを淡々と描いてみせる。そこがこのアルバムに惹かれる最大の理由。今年を代表するドリーミー・インディー・ポップの傑作。
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近年注目を集めるブルックリン勢の中でもYEASAYERの新作はバランス感覚が際立ったすこぶるキャッチーなものだった。実験性も少なからずあるがバンドのもつポップな感性で一歩も二歩もスケール・アップを果たしている。
彼らの持つメロウなセンスは変わらず。前作よりもサイケデリック色は強くなったもののそこがメロディの良さをより際立たせている。コーラス・ワークも秀逸。この3枚目でバンドとしての骨格がまた強固になった印象。
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2010年前半を代表する一枚。疾走するアフロ・ビートとハイトーン・ヴォーカルとヘンテコなメロディ。1stにあったパンクっぽさは影を潜めたものの完成度としてはこちらのが上。全米で1位に輝くなど爆発的な売り上げを記録。
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VAMPIRE WEEKENDが前半を代表する一枚なら後半はDEERHUNTERのこの4枚目だろう。前作とは比べ物にならないほどの透明感とダークな音像。誰も立ち入った事のないような場所に来てしまったそんな孤高の作品。
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ブルージーなロック・サウンドから一歩進んで彼らは軽やかなサザン・テイストを取り入れ踊れるグルーヴィなサウンドを作り上げた。このアルバムで日本の新世代ロック・バンドとして一つ抜けている存在だと実感させられた。
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ゼロ年代の新たなビート・メイカーとして紹介されたGOLD PANDAの1stアルバムはとてもナイーヴでセンチメンタルなものだった。彼得意のオリエンタルなテイストもあるが全体としては夜の街が似合うとても美しいアルバム。
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あのKITSUNEに抜擢されたほどの抜群のポップ・センスが発揮されたエネルギッシュなデビュー・アルバム。ダンサブルなビートとキャッチーなメロディを軸に一気に畳み掛ける。今年前半の新人賞は間違いなく彼らだろう。
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BECKをプロデューサーに迎え制作された今作は前作のソウルフルなテイストを引き継ぎながらとても完成度の高いアルバムに仕上がった。歌唱力もさることながらBECKの先鋭的なプロダクションとも相性バッチリ。
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抵抗しようのないメロディと言葉をぶつけられた様なとても熱量のあるアルバム。若者特有の怒りと混乱そして希望が詰め込まれているよう。「City Lights」は間違いなくこの時代のアンセムとして残っていくだろう。
BEST ALBUM 2010 | Skream! SPECIAL