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DISC REVIEW

いつかみた国

崎山蒼志との出会いが当時15歳とは思えないギター・プレイと独特の世界観だった人が大半でも、すでにそれは過去だ。彼の何に圧倒されるか? それは、既存の何かと比較する余裕も必要もないほど溢れ出る刹那にだ。ボサノヴァやジャズのコード感と、その意味

I wish / POKER FACE / SAMURAI GIRL

2020年12月から始動する4人組ロック・バンド サキヲが、3週連続配信リリースという形で世界に打って出る。サウンド・プロデューサーに氷室京介やGLAYのサポート・ドラムを始め、名だたるアーティストのライヴやRECに参加しているTOSHI

おれは錯乱前戦だ!!

前作『ランドリー』が、限定店舗/会場のみでのリリースながら徐々に店舗を拡大し話題を集めた5人組、錯乱前戦。そこから1年、大型フェスのみならず、新木場STUDIO COASTで行われたSUPER BEAVER主催企画や、ザ50回転ズとの対バン

ランドリー

2017年の"出れんの!?サマソニ!?"に選出後、本格的にライヴ活動を開始した平均年齢19歳の5人組バンド、錯乱前戦の1stミニ・アルバム。このバンドは山本(Vo)の艶のある声質がとにかく魅力的だ。初期衝動のまま突っ走るような「ロンドンブー

空と虚

自身が大ファンであり、表題曲「空と虚」がオープニング・テーマを務めるアニメ"ヴァニタスの手記"からインスパイアされた7曲を収録したミニ・アルバム。"ヴァニタス"がラテン語で"空虚"を意味することから"空と虚"と名付けられた本作は、一貫して透

game of life EP

昨年11月にメジャー・レーベルへ移籍したササノマリイのニューEP。"game of life EP"というタイトルが表すように、人生をひとつのゲームに喩えつつ、日常に潜むルーティンが本当に"当たり前"なのかどうかを問いかけてくる。そのコンセ

M(OTHER)

ササノ自身がリスペクトしているというTV・ゲーム"MOTHER"のオマージュ曲である表題曲「M(OTHER)」、ぼくのりりっくのぼうよみに提供した「CITI」のトラックに新たなメロディと歌詞を施し再構築した「Re:verb」、ねこぼーろ名義

シノニムとヒポクリト

ネットを中心にボカロPとして活動してきた"ねこぼーろ"が、自身が歌う"ササノマリイ"としてCDデビューする。"詰め込んだ 感情を ひとつ ひとつ 殺して"というねこぼーろ時代の楽曲「戯言スピーカー」で始まる今作は、柔らかい演奏と温もりを感じ

WOOLLY

インディーズ時代から早耳の音楽リスナーやクリエイターの耳と心をくすぐり、その曲で虜にしてきたさとうもか、待望のメジャー1stアルバム。ふとした時間に、街並みやそこに漂う香りに、無防備なときに聞こえてくる音楽や誰かの仕草に、蓋していた想いや誰

2FACE feat.SKY-HI

18歳のラップ・アーティスト さなりの最新シングル。表題曲はさなりが尊敬するSKY-HIをフィーチャリングし、浮遊感のあるトラックが印象的な楽曲に仕上がっている。10代の終わりの多感な時期にコロナ禍で活動を制限され、アーティストとしても苦悩

Waltzer Waltz

福岡発3ピース・バンドの2ndミニ・アルバム。サイレンのようにギターが唸ってから4分間、息つく間もなく展開するTrack.1「近未来系宇宙少女」だけでもバンドの引き出しの多さがうかがえる。バンドのテーマである"シャル・ウィ・ダンス?"をその

それより僕と踊りませんか?

2011年から活動を開始した福岡発の3ピース・バンドの1stミニ・アルバム。アルバム・タイトルが『それより僕と踊りませんか?』で福岡出身となるとやはり反射的に「夢の中へ」の井上陽水を連想する。直接的な影響は音楽面からは感じられないものの、次

月と花束

白砂糖ではないし、三温糖でもなければ、パームシュガーとも違う。この独特であとを引く甘さが持つ感覚は、喩えるならマヌカ蜂蜜のように舌へねっとりしっとりとまとわりつくものだと言えようか。2.5次元パラレル・シンガー・ソングライターの異名も持つ酸

The Fragments Of Resurrection

2012年1月に結成された、青森県弘前市を拠点に活動する5人組インスト・ロック・バンド、サヨナライツカ。辻仁成の小説タイトルから取られたであろうバンド名も目を引く彼らの初全国流通作品。1曲の中での展開はスピード感のあるカット割の映画を見てい

Runaway

"ドコモショップスタッフ応対コンテスト"と連動した動画タイアップ・オーディションだけに、誠実に頑張る人を応援するこの「Runaway」がグランプリを獲得したのは納得。新しいことに挑戦するときや社会に出て行くタイミングにおいて、大声の応援歌よ

FEARLESS

札幌出身のシンガー・ソングライター、爽(読み:さわ)による約3年ぶりの全国流通盤。サウンド面は前作から一転、打ち込みと生のバンド・サウンドが調和するようなトラックに変化。その上に乗る歌声は美しく、凛とした姿勢で佇んでいるかのようだ。また、歌

8dayHz

男女混成のヴォーカル・ワークを生かしつつ、骨太なバンド・サウンドを豪快に叩きつけていくラップ・メタル然とした「Who I Am」に始まり、目まぐるしい展開で突き進んでいくデジタル・ハードコアな「コンクリートユートピア」といった、フロアを強襲

ぜいたく

メジャー・デビュー時の宣誓"金を湯水のごとく使う"を実践するかのような"ぜいたく"が極まったシングル。なにしろTVアニメ/ドラマ主題歌2曲に加え、Track.3には『笑うな』記念ツアーから「笑うな」「根にもってます」等のライヴ音源をなんと1

笑うな

3rdアルバムにして待望のメジャー・デビュー・アルバム。もちろん在日ファンク及びハマケンこと浜野謙太の存在感は、これまでの活動ですでに充分メジャー感たっぷりだが、今作をリリースするにあたり原点回帰、"ほぼ100%"ハマケン節で埋め尽くされた

爆弾こわい 岡村靖幸REMIX

映画『モテキ』へのバンド出演、ハマケンは『笑っていいとも!』にも出演、昨年9月にリリースされたアルバム『爆弾こわい』も現在もロング・ヒット中。文字通り“こわい”ほど絶好調な中、在日ファンクは新年早々更なる“こわい”旋風を巻き起こす。いじられ