【2011年 Best Album 山田 美央】
Mop of Head
『RETRONIX』
今年はRADIOHEADやTHE STROKESらベテラン勢から、透明雑誌、FOSTER THE PEOPLEら勢いある若手までリリース・ラッシュに恵まれた。当然、日本の音楽シーンの変動も目覚ましく、八十八ケ所巡礼や東京カランコロン、WHITE ASHらがインディー界隈で大きく躍進。おかげでインディー・ギター・ロックに傾倒しがちな私も、(半ばこじ開けられるように)視野が広がったように思う。加えて“実体があり触れることのできる生きた音”から感じる体温にめぐり合うことが多かった。FRIENDLY FIRES「Live Those Days Tonight」は際限なく聴いているし、Veni Vidi Viciousの知能的確信犯な歌詞は今年の2作品とも突き刺さる。Mop of Head は、ライヴは勿論音源も聴く度に違う表情を見せるのだから脱帽だ。音一つ一つに肉体の動きがあり、暴力的な求心力すら感じる。すべてを消し去る血沸き肉躍る熱が、2011年の私のキーワードだ。
『RETRONIX』
今年はRADIOHEADやTHE STROKESらベテラン勢から、透明雑誌、FOSTER THE PEOPLEら勢いある若手までリリース・ラッシュに恵まれた。当然、日本の音楽シーンの変動も目覚ましく、八十八ケ所巡礼や東京カランコロン、WHITE ASHらがインディー界隈で大きく躍進。おかげでインディー・ギター・ロックに傾倒しがちな私も、(半ばこじ開けられるように)視野が広がったように思う。加えて“実体があり触れることのできる生きた音”から感じる体温にめぐり合うことが多かった。FRIENDLY FIRES「Live Those Days Tonight」は際限なく聴いているし、Veni Vidi Viciousの知能的確信犯な歌詞は今年の2作品とも突き刺さる。Mop of Head は、ライヴは勿論音源も聴く度に違う表情を見せるのだから脱帽だ。音一つ一つに肉体の動きがあり、暴力的な求心力すら感じる。すべてを消し去る血沸き肉躍る熱が、2011年の私のキーワードだ。





BEST ALBUM 2011 | Skream! SPECIAL
