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「アルバムという空間の中で、音楽的に遠い所まで行って、いろんなところに旅したいと思っていた」
オリジナル・アルバムとしては自身通算9作目、まさに全世界待望と言って良いLenny Kravitzのニュー・アルバム『Black And White America』がついに完成した!1989年にリリースした1stアルバム『Let Love Rule』以来、時には自らの手であらゆる楽器を奏で、時にはプレイヤー、シンガーだけでなくプロデューサーまで自ら務め作品創作にシビアな視線を向け、ジャンルの壁を超えるまさにLenny Kravitzオンリー・ワンとしか表現するしかない作品を生み出してきたLenny。彼が今回作り上げた『Black And White America』という作品は、ロック、ソウル、R&B、そしてヒップホップや感動のバラード・ナンバーまで、色とりどりのLennyワールドが展開する、彼のキャリアの集大成と言っても良いほどの圧巻のクオリティ! そんな、世界の音楽ファンをまたも虜にすること間違いなしの大作と、Lenny Kravitzというアーティストのこれまでの偉大な功績を、最新インタビューも含めた彼の言葉を交えながら紐解いてみよう!
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最新作『Black And White America』を本人にたっぷり語ってもらったロング・インタビューに続いては、今作完成に至るまでのLenny Kravitzのこれまでの歴史を再検証してみたい。1989年作『Let Love Rule(レット・ラヴ・ルール)』から2008年作『It Is Time for a Love Revolution(ラヴ・レヴォリューション)』までを、Lenny本人に当時のエピソードを振り返ってもらいながら、その独自の音楽性の片鱗をたどってみよう。
【最新作】
Lenny Kravitz 『Black And White America』
「すごく幅広いっていうか、一括りにはしづらいものになってる」
本人もインタビューで言っているように、これまでの作品でも見せてきた、様々な音楽のエッセンスをLenny流に昇華した独自の音楽観がさらに開花している9thアルバム。「Stand」はキャッチーなメロディに大合唱、軽快なリズムにファンが手拍子を重ねる姿を想像させる超ポジティヴ・ソング。「Rock Star City Life」は一発聴いただけで“Lennyの音だ!”と誰もが分かるに違いないギター・サウンドに興奮!かと思えば「Boongie Drop」ではJAY-Z、「Sunflower」ではDRAKEとヒップホップ界からゲストを招くなど、そのサウンド・スタイルは自由奔放。しかし、その多様な楽曲には、どれも彼の“ソウル”がこもっているのは共通だ。特に、ラスト・ソング「Push」のピアノを背に歌い上げる情熱的なヴォーカルを聴けば、誰もがLennyが音楽に込める“LOVE”を感じ取れるはずだ。
本人もインタビューで言っているように、これまでの作品でも見せてきた、様々な音楽のエッセンスをLenny流に昇華した独自の音楽観がさらに開花している9thアルバム。「Stand」はキャッチーなメロディに大合唱、軽快なリズムにファンが手拍子を重ねる姿を想像させる超ポジティヴ・ソング。「Rock Star City Life」は一発聴いただけで“Lennyの音だ!”と誰もが分かるに違いないギター・サウンドに興奮!かと思えば「Boongie Drop」ではJAY-Z、「Sunflower」ではDRAKEとヒップホップ界からゲストを招くなど、そのサウンド・スタイルは自由奔放。しかし、その多様な楽曲には、どれも彼の“ソウル”がこもっているのは共通だ。特に、ラスト・ソング「Push」のピアノを背に歌い上げる情熱的なヴォーカルを聴けば、誰もがLennyが音楽に込める“LOVE”を感じ取れるはずだ。
【1st Album】 Let Love Rule
[EMI MUSIC JAPAN] 1989年
「すべての始まり。俺にとってすごく輝かしい思い出が詰まってる1枚」
自身でも“輝かしい思い出”と胸を張る、Lenny Kravitzというアーティストの歴史の始まりとなった記念すべきデビュー・アルバム。ヴォーカル、ギター、ベース、ドラムと、サウンドの基本となるパーツはもちろん、オルガンやパーカッションなど彩りを添える楽器もLenny自身の手で奏でた、1stアルバムにして類まれなる才能がいかんなく発揮された脅威の作品!
自身でも“輝かしい思い出”と胸を張る、Lenny Kravitzというアーティストの歴史の始まりとなった記念すべきデビュー・アルバム。ヴォーカル、ギター、ベース、ドラムと、サウンドの基本となるパーツはもちろん、オルガンやパーカッションなど彩りを添える楽器もLenny自身の手で奏でた、1stアルバムにして類まれなる才能がいかんなく発揮された脅威の作品!
【2nd Album】 Mama Said
[EMI MUSIC JAPAN] 1991年
「収録曲の「It Ain’t Over Til It’s Over」がヒットして、チャートでも本格的な成績を残したんだ。そのおかげで俺に大きな変化をもたらしたアルバムだね」
アメリカではLenny自身初のTOP40ヒット作となった1991年作品(ビルボード・アルバム・チャート最高位39位)。Lennyの独り作業による密閉性がサウンドに表れていた前作と比べると、開放感やダイナミックさが飛躍的に増し、よりソウルフルなヴォーカルを披露したりと音楽性の広がりもさらに顕著に!
アメリカではLenny自身初のTOP40ヒット作となった1991年作品(ビルボード・アルバム・チャート最高位39位)。Lennyの独り作業による密閉性がサウンドに表れていた前作と比べると、開放感やダイナミックさが飛躍的に増し、よりソウルフルなヴォーカルを披露したりと音楽性の広がりもさらに顕著に!
【3rd Album】 Are You Gonna Go My Way
[EMI MUSIC JAPAN] 1993年
「サウンドの幅がすごく広くて、自分でも特に気に入ってる曲がたくさん生まれたアルバム」
全世界で400万枚以上を売り上げた、初期~中期の代表作。デビュー当時は敬愛するJohn Lennonを引き合いに、“黒いJohn Lennon”などと称されたりもしたが、タイトル・ナンバー「Are You Gonna Go My Way」など一発聴いただけで“Lenny節”と分かる豪快なサウンドはまさに彼の独壇場!ソウルやファンクなど様々な音楽性を昇華、さらに独自の道を開拓した文句なしの会心作だ。
全世界で400万枚以上を売り上げた、初期~中期の代表作。デビュー当時は敬愛するJohn Lennonを引き合いに、“黒いJohn Lennon”などと称されたりもしたが、タイトル・ナンバー「Are You Gonna Go My Way」など一発聴いただけで“Lenny節”と分かる豪快なサウンドはまさに彼の独壇場!ソウルやファンクなど様々な音楽性を昇華、さらに独自の道を開拓した文句なしの会心作だ。
【4th Album】 Circus
[EMI MUSIC JAPAN] 1995年
「このアルバムは一部、フランスのエーヌ地方にあるシャトーでレコーディングしたんだよ」
フランスでレコーディングしたというエピソードからすると、もしかしたらそのサウンドは土地柄から優雅な雰囲気を想像するかもしれないが……。Lennyがかき鳴らすギター・リフはとにかくファンキー、かつ豪快!土臭い雰囲気をたっぷりまとったロッカー、Lenny Kravitzとしてのイメージをよりフィーチャーした作風の今作で、日本でも初のチャート1位を獲得するなどさらなる成功を収めた。
フランスでレコーディングしたというエピソードからすると、もしかしたらそのサウンドは土地柄から優雅な雰囲気を想像するかもしれないが……。Lennyがかき鳴らすギター・リフはとにかくファンキー、かつ豪快!土臭い雰囲気をたっぷりまとったロッカー、Lenny Kravitzとしてのイメージをよりフィーチャーした作風の今作で、日本でも初のチャート1位を獲得するなどさらなる成功を収めた。
【5th Album】 5
[EMI MUSIC JAPAN] 1998年
「娘のZoe(ゾーイ)を連れて、俺のルーツでもあるバハマで生活しながら作ったアルバム。毎日すごくハッピーだったね。大ヒットした「Fly Away」も、そのときに生まれた曲だよ」
全世界で600万枚以上を売り上げた、Lenny Kravitz史上最も成功した作品と言って良い5thアルバム。ヴィンテージ楽器を愛用してきたこれまでのサウンド・スタイルから、今作では打ち込みのサウンド、音楽制作ソフトなどデジタル系ツールを導入。彼の新たな可能性が垣間見えた、中期の重要作品!
全世界で600万枚以上を売り上げた、Lenny Kravitz史上最も成功した作品と言って良い5thアルバム。ヴィンテージ楽器を愛用してきたこれまでのサウンド・スタイルから、今作では打ち込みのサウンド、音楽制作ソフトなどデジタル系ツールを導入。彼の新たな可能性が垣間見えた、中期の重要作品!
【6th Album】 Lenny
[EMI MUSIC JAPAN] 2001年
「これはマイアミで作ったアルバム。マイアミにスタジオを建てたんだよね。ちなみにあのスタジオはMick Jaggerのドキュメンタリー『Being Mick』に一瞬映ってるよ」
1曲目の「Battlefield Of Love」から、圧巻のハイ・テンション炸裂!初めて自らの名“Lenny”をタイトルに冠したことからも、本人の自身が伝わる6作目のアルバム。前作で導入したデジタル・サウンドと生演奏の融合をさらに推し進め、Lenny独自のロック感、独特なグルーヴ感を生み出している。
1曲目の「Battlefield Of Love」から、圧巻のハイ・テンション炸裂!初めて自らの名“Lenny”をタイトルに冠したことからも、本人の自身が伝わる6作目のアルバム。前作で導入したデジタル・サウンドと生演奏の融合をさらに推し進め、Lenny独自のロック感、独特なグルーヴ感を生み出している。
【7th Album】 Baptism
[EMI MUSIC JAPAN] 2004年
「これは、自分ってものを内省しながら作ったアルバム。自分の中のダークな部分とも向き合いながら作ったんだ」
『5』、そして『Lenny』とロック色の強い作品が続いた中で、今作は本人も言うように彼の中にあるダークな部分がより濃く浮き彫りになった、Lenny史上1、2を争うディープな作品と言って良いかもしれない。もちろんLennyらしいロック・サウンドも健在だが、アルバムのエンディングを厳かに飾る「Destiny」など、胸に染みるメロディの数々がじつに印象的だ。
『5』、そして『Lenny』とロック色の強い作品が続いた中で、今作は本人も言うように彼の中にあるダークな部分がより濃く浮き彫りになった、Lenny史上1、2を争うディープな作品と言って良いかもしれない。もちろんLennyらしいロック・サウンドも健在だが、アルバムのエンディングを厳かに飾る「Destiny」など、胸に染みるメロディの数々がじつに印象的だ。
【8th Album】 It Is Time for a Love Revolution
[EMI MUSIC JAPAN] 2008年
「前作(笑)。これに関しては気の利いたコメントが思いつかないけど、「I’ll Be Waiting」ってヒットが生まれたアルバムだよ」
その「I’ll Be Waiting」は、松山ケンイチ主演映画『L change the WorLd』の主題歌となったのが記憶に新しい。その「I’ll Be Waiting」では感動のバラードを歌い上げ、かと思えば、“これぞLenny!”と拍手喝采したくなる豪快なロック・ナンバーも健在!キャリアを増すごとに深化するLennyのロック・スピリットを体感できる作品。
その「I’ll Be Waiting」は、松山ケンイチ主演映画『L change the WorLd』の主題歌となったのが記憶に新しい。その「I’ll Be Waiting」では感動のバラードを歌い上げ、かと思えば、“これぞLenny!”と拍手喝采したくなる豪快なロック・ナンバーも健在!キャリアを増すごとに深化するLennyのロック・スピリットを体感できる作品。
数々のヒット・チューンを世に送り出し、日本ではCMや映画の主題歌にも起用されたことで不動の知名度と人気を博す、世界的アーティスト Lenny Kravitz。
本人もインタビューで言っているように、これまでの作品でも見せてきた様々なエッセンスがLenny流に昇華された最新作『Black And White America』が間もなくリリースされる……ということで、ここでLennyの凄さを今一度おさらいしてみよう!
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1964年、NY生まれ。父親はTVプロデューサー、母親はバハマ出身の女優。10歳でLAへ移住し、幼少期は聖歌隊で歌に親しむ中で次第に音楽的才能を発揮、同時にJohn Lennon、Jimi Hendrix、Curtis Mayfieldなどの影響を受ける。セッション・ミュージシャンとして活躍する傍ら、デモ・テープを制作してレコード契約獲得を目指し、1989年にアルバム『Let Love Rule』でメジャー・デビューを果たす。それ以降、2008年作『It Is Time for a Love Revolution(ラヴ・レヴォリューション)』までの8 作のオリジナル・アルバムは合計3500万枚以上のセールスを記録、グラミー賞の「ベスト・メイル・ ロック・ヴォーカル・パフォーマンス」を4年間連続で受賞するなど輝かしい功績を打ち立てる。さらに、活躍の場は音楽だけにとどまらず、2009年にはアカデミー賞を含むあらゆる賞を総なめにした話題作「Precious」に出演。黒人地位向上を目指す協会『NAACP』 による映画賞において助演男優賞を受賞するなど、俳優としても才能を発揮している。そして、2011年8月24日に全世界待望の9作目のオリジナル・アルバム『Black And White America』をリリース!
Lenny Kravitz特集 | Skream! SPECIAL