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Bob Dylan、40年以上前のアセテート盤レコードが150枚近くも発見される。中には未発表音源や貴重なバージョン違いも

2014.07.02 21:20

Bob Dylan、40年以上前のアセテート盤レコードが150枚近くも発見される。中には未発表音源や貴重なバージョン違いも

先日、「Like A Rolling Stone」の歌詞草案が、アメリカのオークションにて204万5000ドル(約2億860万円)で落札されたことでも世間を騒がせた Bob Dylan。歌詞草案に続いて、149曲にも及ぶアセテート盤がレコード・コレクターのJeff Goldによって発見された。

アセテート盤とは、レコードの生産の前段階に使用する参照用のオーディオ・ディスクのことであり、今回発見されたのは、 Bob Dylanが1969年に録音した9thアルバム『Nashville Skyline』と1970年代のアルバム、『Self Portrait』や『New Morning』など。

見つかったレコードは、Bob Dylanが以前がスタジオとして借りていた建物のオーナーだった女性が所有しており、Bob Dylanがスタジオを引っ越す際に捨てていったものだと思われる。さらに、部屋に残された同レコードは非常に保存状態がよく、このアセテート盤は現在もターン・テーブルで再生できるという。レコードをコレクターに売った男は、Columbia Recordsの住所やDylanの曲のタイトルから、この価値に気付き、調査の結果Bob Dylan本人のものであることが明らかとなった。

また、このレコード内の楽曲を高品質のデジタル転送を行い、レコードを再生したところ、Bob Dylanの未発表楽曲や、異なるバージョンが発見された。


何かと注目の集まるBob Dylan。今後、これらの音源が公開されることは果たしてあるのか。続報に期待しよう。

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