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INTERVIEW

Japanese

カミツキ

2018年05月号掲載

カミツキ

メンバー:MiZUKi(Vo) キャシー(Ba) SHU→TA(Dr)

インタビュアー:山口 智男

ミステリアスな印象を持つ紅一点シンガー、MiZUKiを擁する3人組ロック・バンド カミツキが、これまでとはひと味違う魅力を楽しめる1stシングル『REAR SIDES HERO』をリリース。2年連続で出演したフランスの"Japan Expo"に加え、タイで開催された"Japan Festa in Bangkok"にも出演し、国内のみならず、海外のファンも巻き込みながら着実に前進を続ける3人が、三味線と琴の音色を使って和のテイストを打ち出したリード曲「月華の奏」をはじめ、新たな挑戦を印象づける今回のシングルについて語る。

-相変わらず精力的に活動を続けていますが、前作『CLOCKWISE HERO』(2017年10月リリースの2ndミニ・アルバム)のリリース・ツアー(2017年10月から2018年3月にかけて開催された"CLOCKWISE HERO TOUR")を続けながら、1月にはバンコクで"Japan Festa in Bangkok"に出演されましたね。

SHU→TA:去年、フランスで出演した"Japan Expo"のタイ・バージョンに誘っていただきました。ライヴに関しては、爆発的に盛り上がったなって言えるぐらいドッカン、ドッカンって感じで(笑)。

キャシー:フランスのときは会場があって、その中でやったんですけど、"Japan Festa in Bangkok"は大きなショッピングモールの横にステージがあって、普通に買い物に来ているお客さんもライヴを観てくれたんですよ。

-タイのお客さんの反応って日本とはまた違うんですか?

MiZUKi:カミツキが好きって言ってくれるタイの方って結構いるんですよ。

SHU→TA:日本でもタイのお客さんがわりと多くて(笑)。日本在住の方もいますし、わざわざタイから日本に遠征してくれる方もいるんです。タイに行くことが決まったタイミングで僕らも知ったんですけど、アンオフィシャルのファン・サイトもあって、実際、向こうに行ったら、その方たちが大きな横断幕を作って、僕らを迎えてくれて。だから、かなりウェルカムな雰囲気のなかでやれたんですよ。

-近い将来、カミツキとして単独でタイ・ツアーもできそうですね。

SHU→TA:できたらいいですね。

-その一方では、昨年10月から続けていた前作のツアーが3月にファイナルを迎えて。

SHU→TA:すでに1回ツアーを経験していたせいか、今回はすんなりライヴに挑めたというか、前回は1個1個確認しながらやっていたことが、"みんな、もうわかってるよね"って感じでできたんで、そのぶん演奏に集中できました。

-じゃあ、前回よりもいいツアーになった、と?

SHU→TA:はい。バンドとして一体感も増したし、前回よりもお客さんを巻き込んでライヴができるようになったし。初めてライヴに来てくれた方でも大きくアクションしてくれて、お客さん全員が手を振ってくれるような景色も見ることができました。

MiZUKi:"前回のツアーと比べて、すごくパワーアップしたね"って言ってくださる方が何人もいて嬉しかったです。

-以前からスピード感のある活動を意識しているとおっしゃっていましたが、今回リリースする1stシングル『REAR SIDES HERO』は前回のツアー中に作っていたんですか?

SHU→TA:そうですね。曲のデモは去年の12月には上がってきていて、1月にはもう、タイ行きを挟んでレコーディングしていました。

-今回の作品は1stシングルという位置づけですが、リード曲である「月華の奏」が表題ではなく、"REAR SIDES HERO"という作品全体を象徴する表題が付けられているところが興味深い。

MiZUKi:今作は、前作『CLOCKWISE HERO』のスピンオフなんです。前作のジャケットに描かれていた時計には"VII"だけふたつあって、今回は、その7時の物語というコンセプトで1枚作りました。全4曲それぞれ主人公が違うんです。同じ時間に、いろいろな場所で、いろいろな人が過ごしているというメッセージを込めながら歌詞を書きました。

-ということは、前作を作ったときは、すでに今回の構想はあったんですか?

MiZUKi:ちょっと考えていました(笑)。

-6時でも、8時でもなく、なぜ7時なんですか?

MiZUKi:時計の7時が好きなんです。

キャシー:長針と短針の並びがね(笑)。

MiZUKi:学生時代、その時間に帰宅することが多かったんです。私にとっては、みんなと別れてひとりぼっちになって、家に歩きながらいろいろ考える時間なんですよ。

-じゃあ、今回の4曲は1曲1曲が、19時にいろいろな場所で起こる、いろいろな人の物語というわけなんですね?

MiZUKi:そうです。去年、フランスに行ったときにすごく思ったんです。同じ夜7時でも、昼間みたいに明るくて、場所が変わると、景色もずいぶん違うし、景色が違うと、思うことも違うって。そこから同じ時間を過ごしていても、様々な感情を持っている人がいるという今回のコンセプトを思いついたんです。