Skream! | 邦楽ロック・洋楽ロック ポータルサイト

MENU

INTERVIEW

Japanese

A11yourDays×YUTARO

2018年05月号掲載

A11yourDays×YUTARO

A11yourDays:SOGYON(Vo) Masaya(Ba)
ART LOVE MUSIC代表:YUTARO
インタビュアー:高橋 美穂 Photo by 上溝恭香

-YUTAROさんは、レーベルの代表というだけではなく、バンドマンとしても大先輩ですもんね。

Masaya:それは大きかったです。

YUTARO:信用できるバンドやってないですけどね(笑)。

-最初、デモを聴いていいと思ったっておっしゃったじゃないですか。どこにグッときたんでしょう?

YUTARO:楽曲のメロディと、歌の相性と......SOGYONのファルセットがきれいだなと。そういうところに、人がグッとくるポイントってあるじゃないですか。

-そこから、さぁ音源を作ろう! って、すぐに話が進んでいったんですか?

YUTARO:うん、すぐに選曲していったよね。

SOGYON:俺らも、すぐ(音源を)出したかったから。

-曲はあったんですか?

SOGYON:はい。ぐちゃぐちゃしてたときも、出そうか? っていう話があって、急ピッチで作っていた曲があったので。

Masaya:結局リリースはできなかったから、どんどん曲は溜まっていたんですよ。

-そういった曲をYUTAROさんと聴いて、今作の収録曲を決めていったと。

YUTARO:そうです。みんなで投票して、票が多かったものと、バランスを見て決めていきました。

Masaya:でも、「For the Light」と「Party」は票が少なかったんだけど、YUTAROさんの意見でひっくり返ったよね。結成してすぐのころに作った曲なのに、ここまで聴いてたんだ! って。

YUTARO:聴くよ! Google ドライブに、メンバーが曲をアップロードしているんですよ。作った日付とか仮タイトルが書かれてあって。それをとりあえず聴いておいてくれって言われて。

-結構たくさんあったんですか?

YUTARO:すげぇありますよ。

SOGYON:(曲の)欠片も含めれば、800曲くらいあります。

-え!? めちゃめちゃ多作ですよね。

YUTARO:初めてですよ、こんなバンド。昨日も曲を送ってきたじゃん?

SOGYON:俺、寝ようとすると、突然メロディが浮かぶんです。

YUTARO:絶対ウソ。

SOGYON:ウソじゃない(笑)! それで、起き上がって録音するんです。

Masaya:一緒に道端を歩いていても"ちょっと待って!"って、歌って録音したりするんです。

SOGYON:でも、そういう原石から選曲する段階で、YUTAROさんはアレンジまで考えているんですよね。

YUTARO:あぁ、そうだね。

-原石から思いっきり変わった曲もあるんですか?

Masaya:全部です(笑)。

-それは、バンドとYUTAROさんで話して、音を出して、考えていったんですか?

YUTARO:そうですね。ドラム録りのあと、ギターとベースはうちで録ったんですけど、まずはデモどおりに弾いてもらって、"ほんとこれでいいの?"って確認しながら、どんどん作っていきました。

-違う何かを提示するのではなく、バンドから引き出そうとしたんですか?

YUTARO:最終的には提示しますけど、まずバンドから何が出てくるか試しますね。僕、嫌な奴なんで(笑)。

Masaya:レコーディング期間は、ノイローゼになりそうでした(笑)。

-YUTAROさんはベーシストだから、Masayaさんは特に言われたんじゃないですか?

YUTARO:ベースって、すごく大事じゃないですか。メロディ楽器でもあるし、リズム楽器でもあるんで、頑張ってもらわなきゃいけなかったので。

SOGYON:メンバーから見ても、(Masayaは)頑張っていましたね。特に「Party」と「FEEL THE FREE」は、"どうしよう......"って弱気だったんだけど、いつの間にかできていたので、感心しました。