Skream! | 邦楽ロック・洋楽ロック ポータルサイト

MENU

INTERVIEW

Japanese

UVERworld

2017年07月号掲載

UVERworld

メンバー:TAKUYA∞(Vo)

インタビュアー:杉江 由紀

-かと思うと、「DIS is TEKI」はTAKUYA∞さんと、ベーシスト・信人さんが赤裸々にディスり合うという衝撃の内容ですが、UVERworldならではのシャレも存分に感じられる逸品に仕上がっています。かつての「ハイ!問題作」(2010年リリースの5thアルバム『LAST』収録曲)や「バーベル~皇帝の新しい服ver.~」(2012年リリースの21stシングル『7th Trigger』収録曲)を上回る、アーティストとしての遊び心が発揮されたようですね。

また無駄なことに時間を費やしました(笑)。これは当初、ひたすら僕が信人のことをディスる内容だったんですけど、みんなで"おもろいな、これ!"となって、"だったら、信人がアンサーするパートも作ろうか"ということでこういうかたちになって、ノリで"MVも作っちゃおうぜ!"ってなったんですよ。

-音源よりも先に、MVを作ったのですね?

そうそう。"あまりにネタすぎるから、こんな曲をCDでリリースすることはないやろう"と思っていたんですけど、去年の夏に『WE ARE GO/ALL ALONE』(29thシングル)を出した10日後くらいには、「DIS is TEKI」の再生回数の方が「WE ARE GO」を上回っちゃったっていう(笑)。あれはちょっと、嬉しかったですね。

-音源としての聴きどころとしては、TAKUYA∞さんと信人さんの痛快な熱演ぶりをみなさんには存分に楽しんでいただきたいところです。

信人のパートも含めて、詞はすべて自分で書いているんですよ。みんなが思っていそうな俺の悪口をいっぱい書きました。

-えぇっ! これを自らですか? すごい精神力ですね(笑)。

まぁ、"別にそう思われていたところで、俺はなんとも感じへんけどな!"という吹っ切れた気持ちがあったからこそ、書き切れたものだったんですけどね。レコーディングのときも、"そこはもうちょっと、激しくキレてくれ"とか、信人をちょっとけしかけたりしました。完全にここまで行き切っちゃったので、完成したときは非常に清々しかったくらいです(笑)。なんなら僕は、"今回のシングルの中では特にこれを聴いてくれ!"と思っていたりします。

-とはいえ、初めてこのシングルでUVERworldのことを知る方はこの3曲目で面食らってしまうかもしれませんよ?

そうなってくれたら、むしろ俺らとしてはありがたいですねぇ! 表現したいことはいろいろあるけど、やっぱり楽しいことは大好きだし、これからもUVERworldはこういう曲をゲラゲラみんなで笑いながらやれるバンドでいたいです。

-ちなみに、今回のシングル収録曲たちはすでにライヴでも演奏されているのですか?

「DECIDED」と「DIS is TEKI」はもうやってますね。特に、「DIS is TEKI」は6曲しかやれないイベントなんかでもあえてやっているし、その日によっては対バン相手のこともネタにしながら巻き込んでいるので(笑)、これからどんどんその被害を広げていこうと思います!

-潔い攻めの姿勢に惚れ惚れします。そういえば、「RANGE」の詞にも"分かる人だけでいい/分かってくれる人だけでいい/そんな程度の想いで今歌ってるわけじゃない"というくだりがありました。この部分にも、強い覚悟を感じましたよ。

音楽って好き嫌いがあるものだけに、昔は"これがわからん人たちは、それでいい。お疲れさま"って突き放して物事を考えていたところがあったんです。だけど、いつのころからかそれも何か違うなと感じるようになりました。こうして12年もやっていると、お客さんたちが入れ替わったりすることもあるわけなんですけどね。そうやって入れ替わっていった人たちを、良い曲を作り続けていくことでいつか再び迎えに行きたいなという気持ちもあって、それとは別にまだ自分たちのことを知らない人たちにも知ってほしいし、何しろ僕らはもっとたくさんの人から愛されたいんです。僕らは今そういう欲求を自覚しながら日々バンドとしての活動を続けていて、このあと8月に出すアルバム(『TYCOON』)も当然そういう心構えで作ったものになっていると言えますよ。

-自分たちの音楽に誇りと自信を持っているからこそ、そう思われるのでしょうね。

まさにそのとおりです。だからこそ、今はその強い気持ちに従ってフェスのステージに立ったりもしているんですよ。"UVERworldなんて嫌い"って言ってる人たちの意識こそ、ひっくり返してやりたい。生のライヴを観たことで、見事に掌を返してくれた人たちも現にファンの中にはいますから。"実際に観てみたら、聴いてみたら、なんかイメージと全然違った"っていう人たちのことを、ここから10年くらいかけてでも着実に増やしていこうや! って、僕らはそう企んでいます(笑)。