Skream! | 邦楽ロック・洋楽ロック ポータルサイト

MENU

INTERVIEW

Japanese

音×AiR

2017年03月号掲載

音×AiR

メンバー:楓(Vo) MASAYA(Ba) 竜之介(Dr)

インタビュアー:秦 理絵

"聴く人が笑顔になれる音楽"を目指す大阪発の3人組バンド"音×AiR"が、2月8日に初の全国流通盤となるアルバム『ハートフルレボリューション』をリリースした。ヴォーカルの楓が全曲の作詞を手掛ける陽気でハイテンションなナンバーは、何よりもライヴでお客さんを楽しませることを大切に作り上げたという。高校時代に結成され、活動歴は5年。幸運が味方したオーディションをきっかけに軌道に乗ったバンドだが、昨年はソングライティングを手掛けていたメンバーが脱退するというバンド最大の危機に直面した。しかし、それにもへこたれないのが音×AiR。持ち前のポジティヴな発想転換でバンド道を貫く3人に話を訊いた。

-初めてアーティスト写真を見たとき、音×AiRってちょっとアイドルっぽいバンドなのかな? と思ったんですよ。

楓:結成当時から赤、青、黄色をベースに色分けした衣裳を着てますからね。

-でも、実際に聴くとサウンドは硬派だなと。

一同:ありがとうございます!

-高校時代に組んだバンドだそうですけど、まず結成の経緯から教えてください。

竜之介:メンバーを誘ったのが僕なんですけど、ずっとバンドをやりたかったんです。それで、ドラクエ方式で仲間を集めて。

-どうしてバンドをやりたかったんですか?

竜之介:3歳からずっとエレクトーンを習ってたから音楽はやってたんです。で、中学のときにドラムも始めて。なんで始めたかって言われたら、好きやからしかないんですけど。

-憧れてたバンドはいたんですか?

竜之介:小っちゃいときからフュージョン・バンドが好きで、そういう人になりたいと思ってました。そこから中学のときにコブクロが好きになって、歌モノのバンドをやりたいなって思うようになったんです。それで、高校のときに軽音部に入って。

MASAYA:僕と竜之介が高校の軽音部で出会って、竜之介と楓は中学の同級生なんです。

-竜之介さんは、どうしてこのふたりに声を掛けたんですか?

竜之介:まず、ベースのMASAYAは顔がイケメンだから(笑)。

MASAYA:それまでは全然知らんかったのに、"おい、イケメン!"みたいな感じで突然声を掛けられて、"なんやこいつ......"って思いました(笑)。

竜之介:入学したときから、仲間集めのつもりでいたから、"ええ奴おらんかな?"って探してたんです。で、"お前ベースやらへんか?"って聞いたら、"やる"って。

MASAYA:僕はそんときベースもやったことがなかったけどね。

-もともとMASAYAさんもバンドには興味があったんですか?

MASAYA:おとんがMr.Childrenとかスピッツが好きやって、最初はそのへんしか聴いてなかったんですけど、バンドをやり出して、メンバーの好きな音楽を聴くようになりましたね。僕らはみんな、ウルフルズが好きなんです。で、楓は歌が上手だったから誘って。

竜之介:カラオケが上手だったな。

楓:上手いっていうか、声がちょっと高かったんですよ。いまの音×AiRをやる前にも中学校の文化祭のときに、竜之介と他のメンバーとバンドをやったこともあって。

MASAYA:でも、そのときは――

竜之介:違う楽器やったな。

楓:サイド・ギターでした。もうひとりギターを持つ奴がいたんですけど、そいつがリード・ギター兼ヴォーカルで、ギター・ソロも歌もそいつが全部やるっていうバンドだったんです。俺はずっと端で無表情のまま弾いてましたね。

-このメンバーでバンドを組んだときは何をコピーしました?

竜之介:ELLEGARDENでしたね。

MASAYA:サンボマスターとかASIAN KUNG-FU GENERATIONとか。

楓:あと、ガガガSPとFLOW。でも、コピーはそんなにやってないかな。

竜之介:すぐオリジナル曲を作りましたね。

-さっき、ウルフルズはみんな好きって言ってましたけど?

楓:そうですね。コピーはしてないんですけど、"どういうバンドをやりたいのか"みたいな話をするときに出てくるのがウルフルズなんです。きっかけはライヴハウスの人に言われたことなんですけど。"お前ら、関西弁の歌詞とか語り口とかで、ウルフルズみたいな曲を作ってみたら?"って言われて、みんなで聴くようになったんです。

-ウルフルズのどういうところにグッとくるんですか?

竜之介:やっぱりトータス(松本)さんの歌が......。

-あのパワフルでソウルフルな感じ?

竜之介:そう。でも、歌はちょっとふざけてるところもあって、笑えたり、めちゃくちゃ泣ける良い曲もあったりして。聴いている人を笑顔にもできるし、泣かせることもできるっていう存在には憧れますね。

-シリアスなかっこよさよりも、少しユーモアも感じられるかっこよさが良かった?

竜之介:かっこついてないところがかっこいいんです。

-そういえば、今回リリースしたアルバムの「オトコボンバー」(Track.4)は、ウルフルズをオマージュした曲なのかなと思ったんですけど。

楓:(ウルフルズの)"バカサバイバー"(2004年リリースの26thシングル表題曲)っていうタイトルは、すごい発明やなっていう話から、その曲は始まったんですよ。かっこつけへん男が主人公の曲ですね。俺らが一番ウルフルズを聴いてた時期に作ったのかな。

竜之介:そのときに曲を作ってたのは、当時いたギターなんですけど、そいつがウルフルズが大大大好きだったんですよ。

楓:そいつの濃さが出てるよね。