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INTERVIEW

Japanese

グッドモーニングアメリカ "八王子天狗祭2016" 座談会

2016年10月号掲載

グッドモーニングアメリカ "八王子天狗祭2016" 座談会

グッドモーニングアメリカ:渡邊 幸一(Gt/Cho) たなしん(Ba/Cho)
Halo at 四畳半:白井 將人(Ba)
Rhythmic Toy World:内田 直孝(Vo/Gt)
KEYTALK:小野 武正(Gt/MC/Cho)
TOTALFAT:Shun(Vo/Ba)
THE WELL WELLS:09 THE WELL WELL(Ba/Vo)
インタビュアー:荒金 良介

-09さんは出演者であり、ハチテンのサポート的な役割も果たしていると。次はKEYTALKの話にいきましょうか?

渡邊:KEYTALKに初めて会ったのは4、5年前だね。

小野:最初は熊谷BLUE FORESTですね。

渡邊:そうだ!

小野:そのときはグドモに見向きもされませんでした(笑)。

09:グドモは人気あったの?

小野:当時からすでに人気はすごかったですね。たなしんさんがフロアから現れて......あれは衝撃でした。

渡邊:はははは。たしか僕らの『イチ、ニッ、サンでジャンプ』(2014年リリースのメジャー1stシングル)のツアーだと思うけど、九州方面で9日間に7本ぐらい回るライヴがあって。KEYTALKも忙しいから、その半分ぐらい出てくれたらいいかなと思っていたら、"全部出ます!"って。"えっ、マジで!?"みたいな。

小野:"グドモ先輩、全部出させてくださいよ!"って。

渡邊:KEYTALKとのグルーヴががっつり出たのは、そのツアーで毎日飲んだのがきっかけですね。移動日も会う必要はないけど、一緒に飯食いに行こうって。

小野:いや、ほんとに熊谷BLUE FORESTでグドモを観たときにすごく悔しくて。その中でツアーに誘ってくれたことが嬉しかったです。

-今回、グドモがKEYTALKに声を掛けたのは?

小野:一度、新宿LOFTにライヴを観に来てくれましたよね?

たなしん:あっ、そうだっけ? 記憶がすぐになくなるんだよね。

一同:はははは(笑)。

たなしん:今は人気もあるし、負けたくない気持ちがありますからね。

小野:スケジュールさえ空いていれば絶対に出たいと思いました。今はいろんなバンドがフェスをやる時代だと思うけど、その中でもお世話になった先輩のフェスには出たいというのがKEYTALKの意向ですね。

-わかりました。Rhythmic Toy Worldとの出会いは?

内田:みなさんとは別ラインの繋がりで、ウチらのプロデューサーがバンドマン(SHO-TA/Parking Out)で、そこで繋がっていたんですよ。僕らはもともと新宿Marbleでずっとライヴをやっていたけど、渋谷TSUTAYA O-Crestでもライヴをやるようになって。当時、O-Crestと言えばグッドモーニングアメリカって感じで、最初は憧れの存在でしたね。イベントでライヴを観てもらえる機会があって、打ち上げでたなしんさんが親身になってバンドの悩みを聞いてくれて、人間性も尊敬するようになりました。それからコンピ(※グッドモーニングアメリカ企画のコンピレーション・アルバム『あっ、良い音楽ここにあります。』)の話をもらって、そのレコ発イベントにも呼んでもらえたんです。

-グドモから見たRhythmic Toy Worldの第一印象は?

たなしん:最初はSHO-TAさんがプロデュースしてるバンドというイメージがあったけど、俺らと近いものを感じて、人間的にすげぇ面白い奴らだなと。同じイベントに出たときも、『未来へのスパイラル』(2013年リリースのメジャー1stアルバム)を出したばかりで、お客さんがどうノッていいかわからない中、内田のテンションがクソ上がってて。

内田:「未来へのスパイラル」という曲が超好きで。イントロを聴くだけで心が躍るんですよ。当時、ダイヴというものをしたことがなかったんですけど――そもそもバンドも上京してからやり始めたし、そういうライヴも経験したことがなくて、この気持ちをどうしたらいいんだろうと思ってたなしんさんに相談したら、"そんなの飛んじゃえばいいんだよ!"って。"えっ、飛んでもいいんですか?"って思いつつ、いろんな先輩にダイヴのやり方を聞いたら、まず靴を脱げと。

渡邊:えっ(笑)!

内田:お前はダイヴをするのはヘタクソだろうから、お客さんの顔に靴がぶつからないよう、靴下で行けと。"楽しさだけをぶつけろ!"と言われて。

一同:ははははは(笑)。

内田:それで一度ダイヴしたら快感になっちゃって。で、「未来へのスパイラル」をライヴで聴いたときにダイヴしたら、舞台監督さんにものすごく怒られました。

一同:はははははは(笑)。

渡邊:たまたまイラついてたんだろうね(笑)。

たなしん:今年の夏にRhythmic Toy Worldのツアー(※"「HEY!」の「HEY!」による「HEY!」の為のツアー")に参加したんですけど、内田はお客さんを盛り上げるのがすげぇうまくて。自分がアガッてる感じを、お客さんにも体感してもらう。そういう感覚を持ってる人だなと。

内田:僕らのライヴでたなしんさんがダイヴしてくれたんですけど、その光景が忘れられなくて。"すげぇワクワクして、飛びたくなる曲を作ろう!"とたなしんさんが言ったことがあって、実際にそういう曲を作ったんですよ。デモの仮タイトルは"●●●●さん"で。

一同:ははははは(笑)。

内田:正式には"描いた日々に"(2013年リリースの2ndミニ・アルバム『オリンポスノフモトニテ』収録曲)という曲ですね。