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INTERVIEW

Japanese

ドラマチックアラスカ × 夜の本気ダンス × フレデリック

2016年09月号掲載

ドラマチックアラスカ × 夜の本気ダンス × フレデリック

ドラマチックアラスカ:ヒジカタ ナオト(Vo/Gt)
フレデリック:三原 健司(Vo/Gt)
夜の本気ダンス:米田 貴紀(Vo/Gt)
インタビュアー:ふくりゅう(音楽コンシェルジュ) Photo by 新倉 映見

-それはいつくらい?

ヒジカタ:2013年8月ですね。

-そっから言うと、夜ダンは?

米田:ドアラは、ヴィレッジヴァンガードで買い物していたときにミュージック・ビデオが流れていて、好きなテイストで気になったのが最初ですね。そのあとにツアーに誘ってもらったんだよね?

ヒジカタ:ツアーに出てもらいました。そのときはそんなに話さなかったですね(笑)。打ち上げがヤバすぎて失踪してたよね(笑)。そのあと、仙台で対バンしたときにすごく話したんですよ、映画の話や、ASIAN KUNG-FU GENERATIONがルーツって話で超盛り上がって。一気に距離を縮めました。

-3バンドとも関西ですが、最近の関西シーンはKANA-BOON以降で動きが変わった感じなんですかね?

三原:そうですね。KANA-BOON、キュウソネコカミあたりから始まってるかなと思います。むしろ、KANA-BOONとはライヴハウスで対バンしていた付き合いなので、同期が盛り上がっててすげぇなって感じでした。認められるべきバンドが認められているという感じでしたね。

-そこからさらに、フレデリック、夜の本気ダンス、ドラマチックアラスカによってシーンを塗り替えていこうという勢いが生まれてますよね。せっかくなので、目の前にして照れくさいかもしれない質問をしてみたいなと。ヒジカタさんから順番に、まずはフレデリックの魅力を教えてください。

ヒジカタ:お~、そうですね。キラー・フレーズの天才やなと思っています。"踊ってない夜を知らない"みたいな、"えっ!"ってなるフレーズが強いんですよ。そんな力強いメロディと言葉を含めてのキラー・フレーズをフレデリックは持っていてうらやましいですね。

-夜ダンについては?

ヒジカタ:夜ダンのギター・リフってすげぇ中毒性があって聴きたくなるんですよ。サーキット・イベントのリハ中とか、夜ダンのリフを弾いてる人がめっちゃ多くて。そういう真似したくなるようなフレーズが上手だと思いますね。

-では、米田さん的にドアラについては?

米田:楽曲はもちろん好きなんですけど、ヒジカタ君の歌い方の魅力が大きいかなと。そこで惹きつける同世代のバンドってなかなかいないんじゃないかなって。

-フレデリックについては?

米田:大好きですね。いい意味でへんてこな部分というか、キラー・フレーズの強さ。メインストリームにしっかりと向かっていってるんですけど、そこを崩さずにロックの持つカッコいいセンスを持っているところですね。

-三原さん的にドアラについては?

三原:僕らが神戸で活動していた理由は、神戸は変化球を投げる人が多すぎるからなんです。踊ってばかりの国とか女王蜂とか、ひとつの対バンでほぼ全バンドおかしくって。刺激を受けざるを得ないというか。バンドとしてそういうシーンから吸収した方が楽しいから神戸で活動してました。そんなシーンの中で一番大変なのが、ちゃんとしたメロディを歌う人なんです。なので、ドラマチックアラスカが神戸でちゃんと歌に特化したバンド活動をやれているのが衝撃で。神戸って、本当に大変なんですよ。お客さんもちょっと偏見の塊というか(笑)。なので、しっかりとしたメロディや歌で神戸から出てきたバンドがドラマチックアラスカだと思いますね。

-夜ダンについては?

三原:うちのバンドは基本的にベースの(三原)康司が作詞作曲をしているので、僕がバンドの見方を考えるときって声を聴くんですね。最初に夜ダンを聴いたときにいいなと思ったのはやっぱり声でした。自分の中で最近の関西シーンって、10代20代のいろんな葛藤を持っている子が憧れを持つ世代なんだと思うんですけど、それの筆頭として走っていったのがKANA-BOONだと思っていて、その第2世代として走り出すのが夜ダンなのかなって。ロック・スターというイメージがあるので尊敬しています。

-ありがとうございました。では、3バンドによるライヴ・イベント"ALA-UMI-DOSS"。この意味深で不可思議なタイトルはどんな流れから生まれたのでしょうか?

ヒジカタ:それぞれのやってる企画ライヴの名前を引っ張ってきたんです。2文字ずつ繋げたのが"ALA-UMI-DOSS"でした。