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INTERVIEW

Japanese

ミソッカス

2015年10月号掲載

ミソッカス

メンバー:デストロイはるきち(Vo/Gt) ノブリル(Gt/Cho)

インタビュアー:荒金 良介

名古屋を拠点に置くミソッカスが先行シングル「ライジングレインボウ」に続き、メジャー1stミニ・アルバム『反逆の♭m7(フラットマイナーセブンス)』を完成させた。今作は90年代の歌謡曲臭とスペーシーなサウンドに、ヒネッた歌詞が乗り、アンビバレンツな空気感をさらに突き詰めた強力作。デストロイはるきち(Vo/Gt)、ノブリル(Gt/Cho)のメンバーふたりに話を訊いた。

-まず今回の紙資料を見て、ちょっと驚いたんですが。

はるきち:えっ、アーティスト写真ですか?

-紙資料のバンド説明に"スペース歌謡ロック"という記述があり、前作『ゴールデンミソアワード EP』(2015年6月リリース)のインタビューで僕が言った言葉だなと(笑)。

はるきち:はははは、まんま使っちゃいました。ええと、エンブレムみたいになりませんかね?

-使っていただいて光栄です! 気に入ってもらえました?

はるきち:はい。"スペース歌謡ロック"って良かったよねえ、とマネージャーとも話して......すいません。

-いえいえ、全然大丈夫です(笑)。

はるきち:スペース歌謡ロックからイメージを膨らませて、今回ああいうアーティスト写真になったんですよ。

-えっ、そうなんですか!? 責任重大です。

はるきち:いやいや、でもほんとにそうなんです。

ノブリル:ものすごくインスパイアされちゃいました(笑)。

-そのアー写の格好で出演しているメジャー先行シングルTrack.3「ライジングレインボウ」のMVも最高ですね。

はるきち:曲ができたときに戦隊モノぽいし、MVのプロデューサーから曲名が必殺技ぽいと言われて、そのイメージを掛け合わせました。

ノブリル:アーティスト写真の歩いているところは映画"アルマゲドン"ぽいかなと。

はるきち:あそこまでかっこ良くないけどね(笑)。まあ、メジャー1stミニ・アルバムということもあり、好き勝手にやろうと。インディーズのころは予算だったり、時間の問題でイメージしたものができなかったから。

-そうだったんですね。

ノブリル:昔からああいうことをやりたかったんですよ。

はるきち:そう、発想が短絡的だからね(笑)。今までは最初に浮かんだイメージをパッと実現できなかったけど、今回は曲から受けるイメージをそのままアー写やMVにできたのでよかったです。曲だけで勝負するのではなく、それをどう見せるかも大事だなと。

-というのは?

はるきち:リスナーに対する曲の届き方が違うから。曲はストレートな正統派ロック......まあ、GLAYとか、ビート・ロックを受け継ぎつつ、ザ・アニソンみたいな曲にしたんですよ。MVを含めて、ミソッカスっぽさを打ち出せたと思います。昔は好き勝手にやっていただけで、関係者やリスナーから"なぜここまでダサくするの?"と言われて。今回のMVもダサいはダサいけど、曲のイメージを壊さずに伝えられたかなと。

ノブリル:これまでのMVとは大違いですよね。以前は曲とMVのイメージが繋がらないままだったから(笑)。

-「ライジングレインボウ」の曲のモチーフはどこから?

はるきち:その曲はTVアニメ"食戟のソーマ"のオープニング曲で、前作EPに入っていた「Cut the LIVESCAPE」はアニソンぽいというか、王道的なアレンジだったから、その曲のイメージに近いですね。アニメの内容とミソッカスの世界観が重なる部分もあったし、それをうまく曲にできたなと。単純に曲とメロディの良さを追求して、何度もデモをやりとりしました。アニソンは派手なイメージがあるから、ギターはもっと速弾きしてよと言ったけど、こいつは速弾きが嫌いで。

ノブリル:嫌いだし、できないから(笑)。

はるきち:でもGLAYみたいにミュートで駆け上がるようなソロを弾いてるから、そのレトロ感を感じてもらえたら嬉しいですね。

ノブリル:うん、そこは90年代を生きた人にしか伝わらないから(笑)。

はるきち:そこでツッコみを入れてくれるリスナーは最高ですね。

ノブリル:フフフと笑ってくれたらいいですね。最近思うんですけど、90年代の音楽を聴く入口になれたらいいなと。