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INTERVIEW

Japanese

SHAKALABBITS

2015年10月号掲載

SHAKALABBITS

メンバー:UKI(Vo) TAKE-C(Gt) YOSUKE(Ba) MAH(Dr)

インタビュアー:山本 祥子

前作シングル『Climax』から4ヶ月のインターバルで届けられたニュー・シングル『神ノ街シアター』。表題曲でUKIはMV初監督を務め、楽曲同様、"神ノ街シアター(映画館)"を舞台に、最高にクールで、最強にヴィヴィッドで、ココロとカラダが芯から躍り出す不可思議な世界を創り上げた。ちなみにバンドは現在全国ツアー中。さらなる作品も画策中。カウントダウン・ライヴ&舞台"新宿版 千一夜物語"への参加からスタートした2015年は、もっと言えば、1年ちょっと前、レーベル・マネージメント・オフィス"Hallelujah Circus Inc."を立ち上げてからのSHAKALABBITSは、より大胆に貪欲に確信的に加速度を増している。

-メジャーを離れて自分たちのペースでやるとなると、アルバム制作に没頭するバンドも少なくない中、SHAKALABBITSはむしろアクロバティック! 前作からわずか4ヶ月で届いたシングル『神ノ街シアター』も含めて、活動のスピードと幅と中毒性が俄然増しているという。

UKI:自由だよ~。良くも悪くも自由でしかないよね。

-今の4人の生み出す自由さは、とても大人っぽいから至極お茶の間向きだと思っているのね。色褪せない音楽って、60~70年代ポップスも、昭和の歌謡曲も、ドラマやアニメの主題歌ですら洗練されていて、子供が指の間から覗いてドキドキしてたわけじゃない?

MAH:ファッション誌もそうだもんね。昔はそんな格好できねぇよっていうのがあったじゃん。でもカッコいいから感化されて、自分なりのヤツを作ろうと思うんだけど。 UKI:だからこそ、そこから派生していろんな面白いものが生まれたりするんだもんね。だけど今は簡単に真似できてしまう矢印みたいな音楽が溢れてしまって、意外な場所へは行けないというか、それ以外は受け入れられないってなってしまう不思議さがあるよね。

YOSUKE:そこに境界線なんて存在しないのにね。

TAKE-C:それこそ、Track.1「神ノ街シアター」のどアタマのフレーズ"ジャスティス! 不可思議なピース"に行き着くよね。何がジャスティスなんだ?っていう。

UKI:それぞれに正義を持っているのはすごく良くて。でもすべて色も形も違うから、ひとつじゃないでしょ? なのにわかりやすく目の前を流れているものを正義として、これが今素敵なんですっていうふうに語られると、それはどうなのかな?って思うし。

-それって平和とか、宗教とか、今私たちが突きつけられている現実とも重なっていて。

MAH:つい2~3日前、月光仮面もそう思ってたんだ!っていうツイートを見つけてしまいまして。素晴らしかったよ。"正義というのは人を殺します。だから月光仮面は正義とは言いません。正義の味方なのです"って。迷わず、お気に入り!

TAKE-C:月光仮面は自分の持ってる正義じゃねぇんだ。あなたの正義の味方をするんだ。

YOSUKE:うわぁ、いい! やーべぇ、鳥肌立っちゃったよ。

-だから最高に妖しい映画館を舞台にしつつ、この曲で歌ってることって超リアルだし。

UKI:フフフ。奇々怪々なダンスに乗せてるけどね。

MAH:MVの秘密は解けた? 裏テーマというか、わかってない人が多いよね、きっとね。

-今回のMVはUKIが初監督を務め、脚本はもちろん、セットから何からすべてメンバーとその仲間たちの手によるDIYで作り上げているんですよね?

UKI:そう、でね、"神ノ街シアター"に飾ってある写真が、最初は楽しい集合写真なんだけど、エンディングでは私ひとりなの。あれはね、私以外、みんな死者って意味なの。

-えっ、そっち? 上映してる映画の登場人物たちとかじゃなく、死んじゃってるの?

MAH:そう。ハハハ。俺は毎日あの時間になったら映画館にやってくるお化けおじさん。

YOSUKE:ペンキをずーっと塗り直して、電気を交換してる便利屋お化け。

TAKE-C:で、俺は新聞読んだり、映画を上映するお化け。

UKI:本当のオーナーは私という仕組みで。

MAH:たまにパッとひとりしか写らないシーンがあるじゃん。あれが生身の人が見てる世界で、掃除女としているもうひとつの世界のUKIさんには、いろんな仲間が存在する。

UKI:気持ちとか想いを繋げていく人っていう裏テーマがあって。

MAH:それを踏まえて観ると、また面白いよ。