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INTERVIEW

Overseas

PEACE

PEACE

Member:Harrison Koisser (Vo/Gt) Douglas Castle (Gt) Samuel Koisser (Ba) Domnic Boyce (Dr)

Interviewer:山口 智男 Photo by Chiaki Karasawa

デビュー・アルバム発表後の活躍が歓迎され、デビュー・アルバムを4ポイント上回る全英12位を記録した2ndアルバム『Happy People』を引っ提げ、4度目の来日を果たしたバーミンガムの4人組、PEACE。一夜限りの東京公演の当日に行われたインタビューにはメンバー全員が顔を揃え、"曲作りは全然大変ではなかった"などなど、伸び盛りのバンドらしい自信がうかがえる話を聞かせてくれた。そう言えば、1年7ヶ月ぶりに会ったバンドのフロントマン、Harryは前回よりもちょっとだけロックスター然とした雰囲気を漂わせていた。

-覚えているかどうかわからないんですけど、2013年9月に単独来日したタイミングでインタビューさせてもらったときは、Dom(Dominic)が二日酔いだったんですよ。

Dom:あぁ、そうだったかもしれない(笑)。

Harry:昨夜、ちょうどその話をしてたんだよ!

-今日は大丈夫ですか(笑)?

Dom:今日は大丈夫(笑)。

Harry:この間は酷かったからな(笑)。ただ、Domの代わりに今日はSam(Samuel)が二日酔いなんだ。

-4回目の日本なんですけど、日本に着いたとき、何が懐かしいとか、それを見たり聞いたりすると日本に来たって実感できるものとかってありますか?

Dom:全部が懐かしいよ。

Sam:いつも同じホテルに泊まっているから、ホテルに着いたとき、日本に帰ってきたんだって思うよ。

Harry:街の明かりが違うんだ。ロンドンと比べると、日本はアンビエントなんだよ。ふわっとした感じがロマンチックというかね。ロンドンは繁華街なんかだと、もっとギラギラしたイメージがあって、夜になると怖いけど、東京だったら夜中でも普通に歩けるだろ。

-そう言えば、Harry(Harrison)は前回、水族館にある水槽のトンネルの中にいるような感じだといっていましたね?

Harry:ホントに(笑)? そんなこと言ったかな。陸に上がった魚みたいな気分だったのかな。

Douglas:大きな池にいる小さな魚みたいな気分にはなるよね。

-ところで、今年に入ってからもうずっとツアーを続けていますが、『Happy People』からの曲に対するお客さんの反応はいかがですか?

全員:すごくいいよ!

Douglas:アルバムのリリース前から『Happy People』の曲は結構やってたんだけど、どこでライヴをやっても、最初はそんなに反応が返ってこなかったとしても、曲の途中から段々乗ってきて、最終的には初めて聴いたとは思えないほど盛り上がってくれるんだからびっくりだよ。

Dom:前のアルバムはライヴで何度もやってきた曲をレコーディングしたものだったから、ファンが聴いたことがない曲をライヴでやることも新しい曲をやるファンの反応を見るのも久しぶりだったから新鮮だったよ。でも、それもそんなに長いこと続かなかったね。みんなすぐ新曲に馴染んでくれたんだ。それは嬉しかったよ。

Harry:曲を作りながら、曲ができあがると、何曲かネットで発表してたからすでに馴染みがあったっていうのもあるかもしれないけど、スタジオにいるときから、これまでとはちょっと違うタイプの曲かもしれないけど、ファンは気に入ってくれるに違いないって確信はあったんだ。

-ファンの人気が高い曲ってたとえば?

Dom:「Perfect Skin」はシングルってわけじゃないのにかなり盛り上がるよね。

Harry:シングルとしてリリースした「Lost On Me」、「Money」や「World Pleasure」はやっぱり評判いいよね。