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INTERVIEW

Japanese

小林太郎

2015年02月号掲載

小林太郎

インタビュアー:奥村 小雪

トレードマークでもあった長髪をバッサリとカットし、ファンを驚かせた小林太郎。昨年リリースされた2nd EP『IGNITE』以来、約1年ぶりとなる彼の3rd EP『DOWNBEAT』は、ダンス・ビートをテーマにエレクトロなサウンドを盛り込んだ新境地ともいえる作品に仕上がった。インディーズ1stアルバム『Orkonpood』のリリースから5年が経った今でもなお、新しいことに挑戦し続ける小林太郎にインタビューを敢行し、今作についてたっぷり話を訊いた。

-インディーズ1stアルバム『Orkonpood』のリリースから、今年で5年目を迎えられますが、これまでを振り返ってみていかがですか?

よくやめなかったなと(笑)。5年の間にアルバム、EP含めもう5枚も出させてもらって、今回作った3rd EP『DOWNBEAT』で6枚目ですもんね。スピッツが6枚目(『ハチミツ』)で売れたっていうのを信じて(笑)。

-あはは(笑)。昨年、2nd EP『IGNITE』をリリースされた頃は、洋楽のカヴァーに挑戦されたり、HARLEY-DAVIDSONのイベント"DEMO RIDE CARAVAN"初のオフィシャル・タイアップ・アーティストになったりと濃密な時期だったのではないかと思います。そこから3rd EP『DOWNBEAT』のリリースまでの1年間は小林さんにとってどういう時期だったのでしょうか?

「IGNITE」がHARLEY-DAVIDSONのタイアップの曲だったので、それに感化されて去年の年始は免許を取って。もともと車の免許も持ってなかったんですよ。でもバイク乗りたいと思って、車とバイクどっちも取りました。

-すごいですね。いろいろなところに行かれたんでしょうか?

そうですね。車レンタルして友達と出かけたり旅行に行ってみたり、フェスとかも行ってみたり......そうこうしてるうちに9月、10月あたりになってアルバムの制作に入りました。それまでは音楽以外の遊びを結構いろいろしてたかなと。ずっと音楽だけだったので、他のことも遊んでみようと思って。今は絶賛ゲームにハマってますね(笑)。

-どんなゲームをなさってるんですか?

ファイナルファンタジーです。SQUARE ENIXさんありがとう!って(笑)。

-そういう遊びから感化されて音楽が生まれたり?

まったく生まれなかったですね(笑)。車に乗ってるときは"レンタカーだから傷つけないように"とか考えてましたし、ゲームやってるときは"レベル上げ楽しいな、チョコボ(ファイナルファンタジーに登場するキャラクター)っていいな、自賠責(保険)も任意(保険)もない......ゲーム楽だわー"って(笑)、なんにも音楽のことは考えなかったです。でもそういう遊びと同じ感覚で、もともとやってたDTMをちょっとレベルアップしようと思って。いろんな人に教えてもらいながらやってたら、そのときに作った曲が奇跡的に今作のリード・トラックになったりとか。

-「Damn」は遊びの中から生まれた曲だったんですね。小林さんのトレードマークでもあった長髪をバッサリとカットされたのも大きな変化だと思いますが、これにはなにか心境の変化があったのでしょうか?

今まではずっとハードなロックで、ライヴもすごく熱量があって、見た目も髪が長くて、破れたジーパンに皮ジャン――みたいな感じだったんですけど、1年空いて"久しぶりに出すこの1枚は変えてみよう!"って。それでまず見た目から。

-なるほど。

髪の毛を切ってイメージをガラッと変えて、見た目が変わったタイミングで音も変えてみたいって話になって。その時に"絶対やる!"って思ったわけじゃないですけど、常々思ってたダンス・ビートの要素を取り入れたらどうだろう、ちょっとクラブの音楽というか、ダンス寄りにやってみようかなと思って。

-たしかに今作『DOWNBEAT』はライヴハウスだけじゃなく、クラブでかかっていても違和感がないなと感じました。

熱量みたいなものが少し下がるかもしれないけれど、バンドで作る泥臭いロックの要素もちょっとありつつ、基本的にはちょっとクールにして。繰り返しのリズムだったり、そういうのをいろんな曲でやれたんじゃないかなと。