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INTERVIEW

Japanese

indigo la End

2014年09月号掲載

indigo la End

メンバー:川谷 絵音(Vo/Gt)

インタビュアー:沖 さやこ

サポート・ベーシストの後鳥亮介が正式加入し、第1投となるシングル『瞳に映らない』をリリースするindigo la End。メジャー・デビューを機に知名度や売り上げをさらに伸ばし続けるこのタイミングで、フロントマンの川谷絵音は"やっとバンドになれたのかもしれない"と語る。初めて彼と制作をした新曲と、結成当初からある楽曲、そして昨年ライヴ会場限定リリースしたEPから1曲を収録した4曲入りシングル。ここで再び、新たなスタートを切る彼らに相応しい、意味のある作品だ。indigo la Endとゲスの極み乙女。の活動だけでなく、SMAPへの楽曲提供など、才能をさらに広げ、発揮しつづける川谷絵音に話を訊いた。

-まず、後鳥さん正式加入おめでとうございます!

ああ、そうっすね......ありがとうございますと俺が言っていいかわからないですけど(笑)。

-(笑)最初にこの言葉を言いたくて。とても嬉しいニュースでした。『あの街レコード』のツアー・ファイナルの渋谷CLUB QUATTRO公演で、絵音さんがMC中、ふと"後鳥さん、もうメンバーでいいんじゃない?"とおっしゃっていましたが、あれが初めての告白だったんですか?

初めてですね。QUATTROのライヴの手前くらいにそう思って、あのタイミングで言ってみた......って感じですね。僕あんまMCとか考えないんで、テキトーに喋ってたらそうなったというか、素が出たというか。"そういや、もう正式メンバーでいいんじゃない?"って。

-あのリリース・ツアーは、振り返ってみてどんなものになりましたか?

『あの街レコード』のリリース日は4月2日で、ツアーの初日が4月4日だったんです。もともとアルバムを出す予定が3月だったから(※『あの街レコード』はインディーズで3月にリリースする予定だったが、ゲスの極み乙女。のメジャー・デビューが決まり、indigo la Endも同日にメジャー・デビューすることが決まった)その日程になったんですけど、お客さんがアルバムを聴き込めていない状態でライヴに来なければいけなかったので、消化不良なところもあるんですよね。アルバムを買ったころにはツアーが終わっていた、という人もたくさんいて。そういう人が次は楽しめるようにしたい、それを次に生かしたいなと思っています。

-後鳥さんに告白をしたファイナルのQUATTROのライヴは素晴らしいライヴでした。お客さんに向けてそういう申し訳なさはあったとはいえ、ご自身としても相当手応えがあるライヴができたのでは。

そうっすね。でも後鳥さんに返答をはぐらかされたほうが心に残ってて......。

-ははは。"正式メンバーでいいんじゃない?"と絵音さんがおっしゃったあと、後鳥さんは――きっととても嬉しかっただろうけど、それ以上に不意打ちと驚きと動揺が強かったんでしょうね。"その話はまた後で"とおっしゃってましたし(笑)。

あのライヴがどうこうより"あれ? 後鳥さん......。だめだったかな......?"と僕はずっと引きずってましたけどね(笑)。"あれ? 入ってくれないのかな......?"ってすごいしこりが残りました。そればっかり頭に残ってます(笑)。

-(笑)その後、後鳥さんのリアクションとしては。

俺それからその話全然してなくて。新しい音源が出るのであれば、そのタイミングで言おうと思ってたんですけど、そしたらなんかのタイミングで後鳥さんから"俺、入っていい?"と言われたんで"どうぞ"と。

-改めてお聞きしますが、絵音さんがサポートで参加していた後鳥さんに、正式メンバーになってもらいたいと思った流れとしては?

後鳥さんのベースはWONDERVER(※後鳥が参加していたバンド、2013年3月に活動を終了)で見ていて、メンバー3人とも好きだったんです。後鳥さんはベース弾いてる姿がかっこいいし、歌うようなベースを弾くんで。周りのバンドにはあまりいないタイプだし、すごく輝いているベーシストですね。最初はメンバーとして入ってもらうつもりではなかったんですけど、一緒にやっていくうちに――曲も一緒に作っていて。この「瞳に映らない」という曲が初めて後鳥さんも交えて作った曲で。それが5月かな、QUATTROのライヴの直前ですね。そのときに"やっぱりこの人と一緒にやっていきたいな"と思って。

-後鳥さんが正式加入したことで、バンドに大きな変化もありそうです。

ものすごくありますね。今フェスやイベントで4人でやってますけど、後鳥さんが正式に入ってからのグルーヴは前とは全然違います。今までなんだったんだろう?というくらい。今まではずっと3人だったし、メンバーがいないという状況で。だから初めて4人でガツッと曲を作れて、本当に前向きになれたというか。しかもいい曲が生まれてきて。やっぱりこのメンバーでしか生まれない曲があるなと思ったので。やっぱりこのindigo la Endの新曲は一歩前に進めたものになっている。そういう実感はメンバー全員あると思います。

-『あの街レコード』も明快で開けた作品でしたが、「瞳に映らない」はそれよりもオープンな曲だと思いました。

この曲は僕にとっては初めて後鳥さんと作った曲で。4人でこれからやっていくとなったときに――ゲス(の極み乙女。)の活動の影響もあるけれど、『あの街レコード』で(indigo la Endの存在が)遥かに広がったんで。その広がりをもっと大きくしてより多くの人に聴かせるためには......と考えたときに、そういう曲を作りたいと思って。今までのindigoの良さもあるし、『あの街レコード』で手に入れた開けた感じもあるし。あのときよりもさらに進めたような、頭に残るメロディもあるので。勝負に出た作品というか......より(バンドの存在やバンドの音楽性に)広がりを持たせるための曲というか。初めて4人で作った曲というのもあるので、すごく大事な曲で。これは行けるだろう、というのはあります。