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INTERVIEW

Japanese

笹木ヘンドリクス

2014年06月号掲載

笹木ヘンドリクス

Interviewer:吉羽 さおり

かのロック・レジェンドを彷彿とさせる名を冠した、笹木ヘンドリクスがシングル「星のかけら」でデビューする。ソロのアーティストだが、バンドの力強いアンサンブルやグルーヴを活かした骨太なロック・サウンドと、伸びやかで張りのあるヴォーカルを武器にしている。泥臭くて一本気な感じだが、爽やかなルックスで、数多ある曲のなかにはユーモラスな歌も多かったりと、これからいろんな面が出てきそうな予感がある。今回は、彼の音楽を培ってきた背景や、人となり、笹木ヘンドリクスが今伝えたいことをいろいろと探ってみた。

-笹木ヘンドリクスの音楽的原点をお伺いしたいんですが、改めて音楽をやっていこうと思った最初のきっかけとは。

もともと3、4歳とかからテレビの子ども番組の歌とか、ドライブしてるときのラジオの曲とかが、自分の記憶でもよくわからないんですけど、覚えて一緒に歌ってることが多かったらしいんです。その背景がありつつ、ずっとテレビは好きでよく観ていたんですけど。ウッチャンナンチャンの番組で内村さんと勝俣さんが、もてないブラザーズとかいってピアノを弾く企画があって。それでTHE BEATLESの「Let It Be」を弾いてて。それでTHE BEATLESかっこいいなあと思って。

-そこがTHE BEATLESのはじめだったんだ(笑)。

はい。で、父さんにTHE BEATLESのアルバムを聴いてみたいって話をしたら、うちの親父がTHE BEATLESとかTHE ROLLING STONESとか、洋楽のロックが好きだったというのがわかって。家にあるアルバムをずらっと聴き始めてから、アコギを弾き始めて。19とかゆずが流行っていたから、カバーをしてみたり。

-THE BEATLESを聴き始めたのはいくつくらいのときですか。

小学校の5年とかじゃないですかね。

-それで楽器にも興味を持ったり、というのがスタートだったんですね。

そうですね。3つくらいコードが弾けるようになったら友達と遊ぶみたいなイメージで、"じゃあ曲を作っていくから、5人くらいでバンドごっこをしよう"みたいな。そういうのでいきなり曲を作ったり。でも、コードを3つしか知らないから楽譜を買ってみたりして、それでカバーを色々やってみたりっていう感じですね。だから、どちらかというと作った曲で遊びたいから、とりあえず誰かの曲でコードを知りたいっていう感じで。

-小さい頃からバンド志向があったんですね(笑)。

そうかもしれないですね。その当時の5人組の写真とかも、"撮るぞ"とか言って今でいうアー写みたいなやつを撮ったり(笑)。友達に、音楽が好きでベースをやってるお父さんの家があって、キーボードもあったので、そこに自分のアコギを持って行ってドラムは適当にお箸でタンバリンとかお茶碗とか叩いて遊んでました。

-最初に作った曲とかって覚えていたりします?

覚えてますね(笑)。たしか知ってるコードがAとEと......Gだったと思うんですよ。今思うと、すごい変な合わないコードなんですけど。それで無理やり作ったら、なんていうかTRICERATOPSみたいなアンニュイな曲になって(笑)。

-歌詞も書いていたんですか。

歌詞も書いてましたよ。近所の文房具屋さんで、曲を作るならやっぱり五線譜のノートを買わないとと思って、五線譜のノートを買って。それに歌詞とコードを書いて。一応それなりに、作曲みたいな。それで遊ぶのが好きでしたね。でもその直前くらいは、漫画が描きたいと思って。それこそ"ONE PIECE"の流行り始めだったので。同じように同じ文房具屋さんで、Gペンと原稿の紙みたいのを買って遊んでたんです(笑)。それに飽きたから、次は音楽で。

-とにかく何かを作ったり描いたりが好きだったり、しかもやるからにはその形もきちんととるみたいなところがあったんですね。

なりきりたい感じですね。そうだなあ、思えば漫画描いた後に音楽作り始めて、その後なぜか給食時間に毎週配るっていう小説みたいなやつを連載してましたね(笑)。A4の紙に1ページくらいしかないですけど。

-なんでしょうね、その表現欲求って。

それをやって注目をされるとかが、勉強で点を採って注目されるよりきっと面白かったんじゃないですかね。

-今回のデビュー曲「星のかけら」はシリアスな曲ですが、これまでリリースした曲では笑いの要素なども入っていたり、言葉の言い回しにしてもこだわりが感じられたりとか、人をクスリとさせたい、笑わせたいっていう気持ちがあるんだろうなって思っていたんですが、そういうところもあると思いますか。

うん、ありますね。ラジオが好きで、聴いてるのが芸人さんの番組がほとんどだったりとか。あとは、細野晴臣さんの歌詞の感じというか。これは大人になってから聴いたものですけど、音としては、細野さんの曲はすごく外国の音楽を聴いているような感じなんだけど、日本語で歌われているというのに衝撃を受けたんですよね。前作『GOLD ANTHEM』(2013年12月)とかも、人を楽しませるとかも含めて、ニヤっとさせるものがあったり。そういうのは好きなんですよね。