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INTERVIEW

Japanese

cinema staff

2014年03月号掲載

cinema staff

Member:辻 友貴 (Gt) 飯田 瑞規 (Vo/Gt) 三島 想平 (Ba) 久野 洋平 (Dr)

Interviewer:沖 さやこ

-なるほど。アルバムの青写真ができて、その2ヶ月後に開催されたSHIBUYA-AXでのワンマン・ライヴ。こちらはめでたくソールド・アウトしました。ライヴも拝見して、バンドが自分たちに嘘をつかず、地に足の着いた活動をしていたことを物語っている、とてもいいライヴだと思いました。

久野:ひとつの集大成感はあったと思います。レコ発じゃなかったんで、いいライヴをするために選曲していったら、結果的に(どの時期からも)万遍ないセットリストになって。バンドを続けて、自分たちの力であのステージに立てたという感じがありましたね。ひとつひとつが積み重なって今があるんだなって。

飯田:あのときには『Drums,Bass,2(to) Guitars』の楽曲もでき上がっていて、そのツアーのことも考えていたし、次の目標があったんで。だからAXのライヴは次に繋がるものだな、とライヴが終わった瞬間から思っていました。まだまだやれることもあるなと感じていたし、この次に向けてやりたいことがたくさんある――まだまだいけるなと思ったんです。今まではMCもこれといって考えたことはなかったんですけど、MCも含めて1本のライヴをどう面白く観せられるか、お客さんを楽しませることを考えたライヴだったんですよね。それを実際やって、それについてきてくれるんだなというのがわかった。だからもっともっと楽しませるいいライヴができるだろうな、という自信がつきました。

-このライヴでアルバムと、ツアーと、3ヶ月連続配信リリースが発表されました。配信リリースの構想はどのように浮かんできたのでしょうか。

三島:「dawnrider」はシングル・カット的に出さないのは勿体ないよね、という話があったんです。そんな中、同じくらいのタイミングでbloodthirsty butchersのトリビュート(※cinema staffは『Yes, We Love butchers ~Tribute to bloodthirsty bucthers~ Mumps』に「僕達の疾走」で参加)の話もあって。それで、吉村(秀樹)さんからの伝言もあって「2月/february」も録ってたんで、"2月に「2月」出したらちょうどいいんじゃない?""じゃあ3月にアルバムのリードを先行で出そう"という感じで、結構直前にいろいろ決まったんです。

-"吉村さんの伝言"?

三島:bloodthirsty butchersとツーマンをやったとき(※2011年12月9日の下北沢SHELTER公演。吉村の体調不良で2012年3月26日に延期された)、「2月」をカヴァーさせてもらったんです。そのときに飯田くんと辻くんのふたりが「僕達の疾走」を弾き語りでカヴァーしていて(※12月9日にはチケット所持者対象にSHELTERで飯田と辻が無料弾き語りライヴを行った)。そのツーマンのあとに吉村さんが"「2月」と「僕達の疾走」を録音してもらいましょう!"とつぶやいてらっしゃったんです。......まさかああいうことになるとは思っていなかったんですけど(※吉村は2013年5月27日、急性心不全のため亡くなった)。トリビュートのお話が来たときにこの2曲を録ろうと。だからほんとに、全部偶然の流れなんですよね。

飯田:当初「2月」は出すことを考えていなかったんですけど、吉村さんもそう言ってくれてたし取り敢えずこのタイミングで録っておきたいと思ったんです。

三島:どう出すか、そういう予定があったわけではないんです。それで配信の話があったから、それならこのタイミングで出そうと。

-cinema staffとbloodthirsty butchersの音楽としての出会いは?

三島:最初は僕等が高2くらいのときですね。僕はナンバーガールが大好きだったんで、ナンバーガールが影響を受けたバンドは全部聴こうと思っていたときに、bloodthirsty butchersに出会って。それで近所の中古のCD屋さんにたまたま行ったときにあったのが『birdy』だったんです。だから(田渕)ひさ子さんが入った後の中期......中期って言うのも寂しいけど。それくらいなんです。それを(飯田と辻も)共有してる感じですね。そこから遡っていろいろ聴いて、19歳のときに初めてライヴを観ました。ナンバーガールは解散してしまったから、自分の中でレジェンド化してたんですね。だから僕にとってbloodthirsty butchersはナンバーガールと同じくらい憧れていたというか。現役バリバリでやってるから、すごいヒーロー感がありましたね。

久野:僕も高校のときにHi-STANDARDが参加してたトイズ・ファクトリーのコンピ(※2003年2月リリース『HUNGRY FOR CARNAGE』)に「ロスト・イン・タイム」が入っていて。あとはAIR JAMのビデオ買ってそれでライヴ映像を観てたりとか。好きなバンドが尊敬しているバンド、というところで大学に入ってからちゃんと聴くようになったんです。