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INTERVIEW

Japanese

グッドモーニングアメリカ

2014年01月号掲載

グッドモーニングアメリカ

Member:金廣 真悟 (Vo/Gt) たなしん (Ba/Cho)

Interviewer:荒金 良介

-"繰り返し生きて生きて死んでいくの""生きてきたと 悔いも嘘もなく一所懸命に NO 俺は言えない"の歌詞にはドキッとしました。そういう意味で表題曲の内容とも通じる部分もあり、最大の的を己自身という。

金廣:うん、言ってることはそれほど変わらないと思うんですよ。どこにのぞき穴を置いてるかの違いだけで、根本的なテーマは同じだと思います。

-聴き手に対する応援歌的な歌詞にならないのはなぜですかね?

金廣:そこは変わらない気がしますね。おまえ頑張れよ!と言って、頑張る人はどれだけいるのかなって。俺だったら、そうじゃ頑張れないから。まず人に対して、頑張れよって言えないですからね。

たなしん:毎回思うんですけど、(金廣は)物事の本質をいろんな角度で書いてて。今回の歌詞を見て、すげえなと思ったし。早く曲に歌詞が乗ったものを聴きたくなるくらいワクワクしましたからね。

-そして、バラード風のTrack.3「春が迎えに来るまで」もすごくいい曲じゃないですか。

金廣:これはペギが入る前の、for better,for worseのメンバーで録ったデモが2枚あるんですけど、その中に入ってた曲なんですよ。

-えっ、そんなに昔の曲だったんですか!

金廣:そうですね。作ったのも7年前ぐらいですからね。だから、どんな気持ちで作ったのか覚えてなくて。

-このタイミングで入れようと思ったのは?

金廣:ウチの(マネージメントの)ボスが大好きなんですよ、この曲が。

-あっ、そうでしたか(笑)。

金廣:もちろんいい曲なんで、抵抗はなかったんですけど、やたら言うので入れました。作品を出すたびにこの曲を入れよう、と言われてましたからね。

たなしん:春前だし、季節的にもいいなあと思って。

金廣:歌詞も少しブラッシュ・アップして、いい感じでまとまりました。当時ならまだ曖昧な部分があったけど、わかりやすく書けたので良かったです。改めてレコーディングしてみると、自分でも歌がうまくなったなあと思って(笑)。スロー・バラードなので難しいかなと思っていたら、意外とサクッと録れました。

-この曲もライヴで聴いてみたいですね。

たなしん:ひょっとしたら、いままでの曲でいちばんテンポも遅いかもしれない。

金廣:ライヴでやるのも楽しみですね。

-後半の扇情的なギター・ワークもいいですね。この曲はどんなイメージで作ったんですか?

金廣:もともとSNOW PATROLみたいな曲を作りたくて。シンプルでずっとループしてて、感動的に展開するような曲にしたくて。それでアルペジオやソロも作ったんですよ。なかなかこういう曲は作らないので、またこういうものも作れたらいいですね。

-では、最後に今作のレコ発ツアーに対する意気込みを?

金廣:レコ発ファイナルは、(自分たち主催では)最初で最後のSHIBUYA-AX(2014年5月末で閉館)ですからね。いい思い出を作りたいと思います。

たなしん:この前のTOTALFATとの3マンみたいな濃いツアーを毎回できたらいいですね。