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INTERVIEW

Japanese

トライアンパサンディ

2013年03月号掲載

トライアンパサンディ

Member:G-YUNcoSANDY (Vo) MISSY (Gt) HIDE (Gt) Ryo-Hey (Ba/Key/Manipulator) WANI (Dr)

Interviewer:沖 さやこ

元GOLLBETTYのG-YUNcoSANDYがバンドを構えて再始動! 2011年にソロ・デビューを果たした彼女が、そのときのサポートだったメンバーと“トライアンパサンディ”を結成した。デビュー・アルバム『PLANET of the TRIAMPERSAND』はそんな彼らのバンドになるまでに築いた信頼関係、バンドになってからの更に深まった意志が凝縮されている。メンバー全員に結成から曲作り、デビュー・ワンマン、アルバムまでの流れをじっくり伺った。

-このバンドはG-YUNcoSANDYさんがG-YUN名義でソロ・デビューをなさったとき集まったメンバーで構成されているんですよね。

G-YUNcoSANDY:はい。わたしとMISSYがいたGOLLBETTYが解散してしまったんですが、どうしても音楽をやめられなかったし、やるなら早く動きたいっていうのがあって名古屋から上京して。でも自分の中でバンド・スタイルっていうのははずせなくて。MISSYとはGOLLBETTYで曲も一緒に作ってたんで、MISSYを名古屋から呼び寄せて“一緒に夢見ようぜ”って。

-MISSYさんは二つ返事で?

MISSY:いや、めちゃくちゃ悩みましたよ。G-YUNはGOLLBETTY解散して4日後くらいに上京してるんですけど(笑)、俺が声を掛けてもらったとき解散から1年経ってたんです。その1年間俺は普通に名古屋で働いてて、G-YUNとはその間全然連絡取ってなかったんです。だけど急に電話掛かってきて“ソロでやるから、もう1回ギター弾いてくれ”って。“ドラムはWANIが叩くよ”って話もしてくれて。彼はketchup maniaのドラムをやってたんですけど、GOLLBETTYをやってた頃から彼とは仲が良くて、ドラムもすげえ好きで。これはもう1回やってみたいなっていう気持ちが出てきて。それでG-YUNのソロの展開も話し合って、悩んだ挙句“行きます”って言って。

G-YUNcoSANDY:MISSYの感性的なところが好きだったんです。彼のリフにインスパイアされて自分もメロが出来たりしていたので“曲作りにはMISSYが必要だな”って思ってお誘いしまして。WANIもドラムのセンスが凄いのでお願いして。HIDEさんはわたしがバイトをしていたバーのお客さんやったんですよ。

HIDE:バーのマスターがフランス人だったんですけど、そいつと俺がそのとき一緒にバンドをやってたんですよね。練習が終わるとそのままそいつのバーに行って、そしたらバイトでG-YUNが来て、そこで仲良くなったっていう。

G-YUNcoSANDY:そのときHIDEさんはハードコア・バンドのギタリストだったんですけど、話してたらいろんなジャンルのギターを弾いてたし、理論的で音作りとか機材の知識も凄くて、感覚的なMISSYと真逆の人だったんです。“あ、めっちゃいいな”と思って誘って。これにベーシストでを入れてG-YUN名義でのバンドが始まったんです。Ryo-Heyくんと出会ったのは、そのベーシストの人のサポートとして彼が来てくれたからなんですよね。

Ryo-hey:ベースの人のスケジュールがあわなくて僕がトラで入る(※誰かの代わりに臨時でステージに入ること)日があって。WANIさんとは昔僕がやってたバンドで対バンしてて、いきなりお電話頂いて“弾いてみない?”って。それでG-YUNのサポートに1回入ったんです。1本ライヴをやるって、それだけのはずで。でも“やるんだったらポジション奪うつもりでいくぜ!”って気持ちで行くじゃないですか(笑)。それで張り切っていろいろやっちゃったんですけど……。

G-YUNcoSANDY:そしたら“お、こいつやるな!”って。そのときはこうやってバンドをやるってことは考えてなかったけど、曲作りもみんなでジャムりながらやるようになってたんですよね。彼は自分でレコーディングも出来るし、プロデュース能力も高くて。彼が加わることで音楽をやる集団として、曲作りの質とかがグッと上がったんです。それで“(ベースは)Ryo-Heyにしよう!”って。それでソロで進めていったんですよね。……わたしはGOLLBETTYを解散したときに“もう二度とバンドは組まない”って思ったんです。凄く愛していたバンドだったんですけど、愛しすぎて失恋……もう恋なんてしない! っていう感じ(笑)。わたしもひとつのことに没頭してしまうタイプなので、もう傷つきなくないし、傷つくのも怖かったからバンドはしないって決めてたんですけど。一緒に曲を作ったり、ソロなんだけど精神的にも支えてもらうことも多くて。いつの間にか“この5人でバンドをやりたいな”って思うようになって。でもサポートとバンドだと、お金の面もあるからみんなに悪くて言えなかったんですよね。

MISSY:個人個人にはそういう話をしてたけど、5人が一堂に会するところでG-YUNの口からそう言ってもらうのを俺たちはみんな待ってたんだよね。

HIDE:そこでG-YUNプレゼンツの飲み会があったんだよね。“バンドやろうぜ”って話になるんだろうなって俺たちは思ってたんだけど、1次会、2次会となかなか言う気配がなく(笑)。

G-YUNcoSANDY:3次会はカラオケ行って、結果……。

MISSY:“じゃあね~!”って(笑)。