YUCK|Skream!インタビュー | ヤック

2011.09.26.

YUCK|Skream! インタビュー

YUCK|Skream!インタビュー

2009年末に活動を休止したCAJUN DANCE PARTYのDanielとMaxを中心に結成されたオルタナティヴ・ロック・バンドYUCK。耳の早いリスナーの間では話題騒然だったデビュー・アルバム、その日本盤がついに9月7日リリースされた。あどけなさと性急さが際立ったCAJUN時代から、驚きの速度で誕生し、成長を見せ付けてくれた本アルバム。この度Skream!では、9月15日に行われた来日公演前日に取材を慣行。4人の和気藹々とした雰囲気は、アルバムからにじみ出るプライベートな空間を物語っていました。

Daniel Blumberg(Vo&Gt) Max Bloom(Gt) Mariko(Ba) Jonny(Dr)

INTERVIEWER : 沖 さやこ


-アメリカやイギリスでは2月や3月にリリースされたデビュー作『Yuck』ですが、日本でようやく9月にリリースされました。Skream!初登場でもあるので、まず皆さんの結成のいきさつを教えて頂けますか?

Daniel Blumberg(以下D):Maxと一緒に曲を作ってたんだ。僕らはずっと子供の頃から友達だったんだよね。Maxが作った「Operation」って曲を作って、それを聴いたら“やっぱ一緒に曲を作りたいな”って思ったんだ。それで二人で曲作ったり、レコーディングしたり。

Max Bloom(以下MB):そうしているうちに“バンドを作りたいな”と思ったんだ。

D:それでMarikoと一緒にやることになって、Jonnyはアメリカのニュージャージー州から来てくれたんだ。出会ったのはイスラエルなんだけどね。

-“YUCK”とは日本語で“オエッ”という意味ですが……何故このバンド名に?

D:言葉がバンド名として気になったんだよね。付けた理由は特に無くて、ただこの言葉が好きだっただけだよ。

-バンド名もグロいですが、ジャケットの絵もグロめですよね。誰がお描きになっているのですか?

Mariko(以下M):Danielがジャケットの絵を描いてるから……彼がグロテスクってことじゃない?

一同:(笑)

-ははは(笑)。音はポップネスや力強さもあるのに、バンド名やジャケットなどは真逆なのでそのコントラストも面白いと思いました。

D:あんまりそういうのは考えてないんだけどね。やりたいことをやってるだけで。でも僕らのやってることは、全部YUCKになるんだ。

-曲ごとに全然違う印象を与えてくれるので、このアルバムを聴いていると曲が変わるたびに毎回新鮮な気持ちになります。

MB:曲によって音やアレンジを変えているのは確かだよ。でも別にアルバムそのものにこだわりはなくて、その曲はその曲なんだ。ひとつのアルバムとしての音のコンセプトっていうのはないな。そういう話はメンバーでしたりすることもないしね。曲を作っているときは、その曲が一番いい状態にするために力を注ぐんだ。

-レコーディングはいつ頃なさったのですか?

D:去年の夏だよ。

-どうやらレコーディングはご自宅でなさったらしいですね。

MB:ドラムはロンドンのスタジオで録って、ギターとベースとそれ以外の楽器は僕の家でレコーディングしたんだ。それで、最後にヴォーカルをDanielの家で録音したよ。

-素人考えかもしれませんが、スタジオを使ったほうがラクな気もするのですが。

MB:んー、スタジオでレコーディングするのは、YUCKにとって不自然な気がするんだよね。YUCKの曲を一番理解しているのはこの4人だし。だから自分たちだけでレコーディングしたほうが自然だと思うんだ。だからセルフ・プロデュースにしたし。そのほうが結果的にいいものが出来ると思うんだよね。

-なるほど。結成からたった2年でこんな素敵なアルバムを作れるなんて、非常に奇跡的なことだと思います。

Jonny(以下J):オ~!アリガト~!

MB:そう言ってもらえると嬉しいね。ありがとう。

-こんな驚異的なスピードで作品を作ることが出来たのは何故だと思われますか?

MB:曲を作ってたときは時間がたっぷりあったし、あんまりプレッシャーがなかったんだよね。Danielは本屋で働いてて、僕はあんまり仕事してなかったし(笑)。バンドによっては短期間にいっぱい曲を作んなきゃいけないこともあると思うけど、YUCKの場合はそういうのはなかったんだ。1年間でマイ・ペースに曲を作ることが出来たよ。

-本作で一番納得がいく自信満々の楽曲はどれでしょう?

D:ないな(笑)。

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Yuck

Price:¥1980 → ¥1862  by Amazon

Release : 2011-09-07


誰もが予想しなかった成長/飛躍で帰ってきた。「恐るべき子供たち」と謳われ閃光ライオットとなった元CAJUN DANCE PARTYのDaniel Blumberg(Vo)とMax Bloom(Gt)から結成されたYUCK(オエッ!の意)。2010年に7インチ・シングルを数枚リリース後、FAT POSSUMと契約。今年2月にはデビュー・アルバムをリリースし話題となるが、来日公演直前のタイミングでついに日本デビューを果たす。まるでDINOSAUR Jr.とSONIC YOUTHのノイズを純粋培養したような、90年代初期USオルタナティヴの世界観を想起するものだが、さらにはTEENAGE FANCLUBのポップネスも感じさせるから、もう往年のファンはどストライクだろう。まさに新世代オルタナ・ロック・ヒーローの誕生だ。ちなみに日本盤は豪華ボーナス・トラック6曲収録され、ジャケットもオリジナル・アートワーク仕様である。このジャケのセンスが毎回微妙にグロくて面白い。

(伊藤 洋輔)


▲YUCK 動画メッセージ

Yuck / YUCK ディスクレビュー
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自分たちの中からちゃんと、4人が一番興奮するものを届けたい
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バンド初のコンセプト・アルバムが誕生!
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よく分からないカオスじゃなく“形”のあるオワリカラになっていると思います
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Skream! Interview