ソウル・フラワー・ユニオン|Skream!インタビュー | ソウルフラワーユニオン,SOUL FLOWER UNION

2010.12.17.

ソウル・フラワー・ユニオン|Skream! インタビュー

ソウル・フラワー・ユニオン|Skream!インタビュー

ソウル・フラワー・ユニオンから全15曲入りの超ヴォリューム満点のニュー・アルバムがリリースされる。2年間にリリースされたシングル曲はもちろんライヴでの定番曲も多数収録されている。しかし、この創作意欲はどこから沸いて来るのだろうか?そしてその想いを形にする凄まじい実行力の源は?誌面では掲載しきれない程の原稿量になった今回のインタビュー。フル・サイズのインタビューをWEBサイトにアップするので、そちらも見逃さずに是非チェックしてもらいたい。

ソウル・フラワー・ユニオン : Official-Site myspace

中川 敬(Vo&Gt&三線)

INTERVIEWER : 西浦 雅人


-前作『カンテ・ディアスポラ』をリリースされてから、ジャンボ・マキシ・シングルを3枚、ライヴ・アルバム1枚と、2009年から2010年にかけて怒涛のリリースが続きましたが、現在振り返ってみて如何でしょうか?

アルバムだけのリリース形態やと、作品リリースが2~3年に一度だけになってしまうよね。もうちょっと頻繁に“俺らソウル・フラワーは今、こんな感じ”っていうのを見せていけたらな、って思ったのが、このリリース形態に思い至った最初の動機。あと、ライヴ録音はほぼ全ライヴ、どんどん押さえていってるんやけど、ツアーごとに2~3曲はレアな曲もやってて。このレアな曲っていうのは、ニューエスト・モデル時代の曲なんかもそうやけど、だいたい1回演ったら当分は演らないし。そういう曲が沢山あるから、ライヴ・バージョンでどんどんマキシ・シングルに入れていったら、みんな喜んでくれるんじゃないかな、ということもあった。簡単に言うと“ラジオ特番”的な感じで、マキシ・シングルをどんどん出していけたらなっていう。

-なるほど。2009年から2010年までの2年間は中川さんの中ではどんな時間でしたか?

ソウル・フラワー一色な感じやったね。怒涛のリリースもあって、その制作にも没頭してたし、ライヴはツアーを中心に、フェスも含めて結構多かった。以前はもうちょっと旅に出たりとかしててんけど。以前のように、朝方に電信柱の横で寝転がってる、みたいなこともなく(笑)。

-そのリリースを経て、ニュー・アルバム『キャンプ・パンゲア』が登場しましたが、まずこのタイトルなんですけど、パンゲアというこの単語は“すべての大陸”という意味があるようですが。

例えば「ルーシーの子どもたち」を作った時は、半分ギャグみたいなところもあるねんけど、言わんとするところは“いつまでもホモサピエンスは地球上で何やってんねん!”みたいなとこ(笑)。今から20万年前のエチオピアあたりに住んでいた、ある一人の女性、学者によって“ミトコンドリア・イヴ”って命名されてるけど、俺ら全人類の先祖を辿っていくと、その女性に辿り着く。つまりホモサピエンスは皆、血族なわけよ。昨日対談でダライ・ラマ14世さんに会ったけど、彼と俺も親戚(笑)。ところが、今のホモサピエンスと来たら、あたかも優劣、貴賤があるかのような、迷信社会を作ってる。その優劣を競うことの極北にはなんといっても戦争や紛争があるよね。それによって子供達に受難が降りかかったり、マイノリティ同士が殺し合いをさせられたり・・・みたいな信じ難いことが、古今東西延々続いてる。最近もまた、国境がどうしたこうした騒いでる。“一体、何時代やねん!”みたいな。遡って、直立2足歩行になった700万年前に現代のチンパンジーの祖先と分岐してたり、さらに遡って2億年前には大陸が全部くっついてた時期があったり、みたいな大層なことを考えてた時期に(笑)、そのままの流れで“パンゲア”って単語が浮かび上がってきた。“超大陸”、ギリシャ語で“すべての陸地”。まあ、アルバム・タイトルを何にしようかなって時に、遊び心も含めて、『キャンプ・パンゲア』って降りて来たんやけどね。“キャンプ”は“野営地”“仮の宿”。まあ“キャンプ・パンゲアっていう新しい軍事基地ができました”でもいい(笑)。ただ、中川敬の作った基地は“飲み屋しかなくて、おねえちゃんしか居ない”けど(笑)。

 Next Page  >

1 / 3

キャンプ・パンゲア

Price:¥3150 → ¥2630  by Amazon

Release : 2010-12-15


2009年から2010年の怒涛のリリース・ラッシュの流れから、2年ぶりのオリジナル・アルバムの登場だ。まず何と言っても目立つのは全15曲というこの収録曲の多さ。中川曰くこれでも4曲ほど収録するのを止めたとのこと。シングル曲ををキッチリと収めつつもTrack.2の「ホップ・ステップ・肉離れ」やTrack.3の「ダンスは機会均等」など既にライヴで披露され、キラー・チューンにもなっている楽曲も多数入っている。60分を超える収録時間だが、最初から最後までさらりと聴けてしまう。しかし、一曲一曲に込められたメッセージ、エネルギーは様々な形で聴く者の心に突き刺さる。ソウル・フラワー・ユニオンの生き様を心に刻み込め!

(西浦 雅人)

キャンプ・パンゲア / ソウル・フラワー・ユニオン ディスクレビュー
2009年から2010年の怒涛のリリース・ラッシュの流れから、2年ぶりのオリジナル・アルバムの登場だ。まず何と言っても目立つのは全15曲というこの収録曲の多さ。...
死ぬまで生きろ! / ソウル・フラワー・ユニオン ディスクレビュー
ソウル・フラワー・ユニオンのマキシ・シングル。今回もライヴ・テイク6曲を含むハイ・ヴォリューム。表題曲「死ぬまで生きろ!」は、スティール・パンの響きも心地よいS...


rega
自分たちの中からちゃんと、4人が一番興奮するものを届けたい
erie
静寂と轟音。壮絶なまでのエモーションを放つerie、デビュー・ミニ・アルバムをドロップ
MYSTERY JETS
バンド初のコンセプト・アルバムが誕生!
オワリカラ
よく分からないカオスじゃなく“形”のあるオワリカラになっていると思います
SIMIAN MOBILE DISCO
以前よりももっと僕らの音を進化させているんだ

Skream! Interview