アルカラ|Skream! インタビュー
パンクな衝動、ラウドな叫び、オルタナな感性――あらゆる要素を飲み込み摩訶不思議・変幻自在ロックン・ロールを吐き出す神戸出身の4人組、アルカラ。自らを“ロック界の奇行師”と公言し、破天荒なライヴ・パフォーマンスが話題を呼び着実にファン・ベースを広げている。いま、風向きはアルカラに!本格的なブレイクの決定打となるか、3枚目となる新作『フィクションは科学する』をリリースする。今回、新作を中心にいろいろ話を伺うつもりだったが、ロック界の奇行師はどこまでも奇行師であったのだ……。
アルカラ : Official-Site
稲村 太佑(Vo) 田原 和憲(Gt) 下上 貴弘(Ba) 疋田 武史(Dr)
INTERVIEWER : 伊藤 洋輔
-Skream!に初登場ということで、最近のオススメ愛聴盤を絡めた自己紹介をまずはお願いします!
疋田:ドラムの疋田武史です。最近はずっとEGO-WRAPPIN’を聴いてますね。昔から好きと言うより、SWEET LOVE SHOWERでのライヴを見てから好きになった感じですけど。パフォーマンスがホントすごくて、それにこの間アルバム出たじゃないですか、改めて聴いたらかっこよくてハマってますね、はい。
下上:え~っと、ベースの下上貴弘です。最近は……THE BLUE HERBを聴いてます。
田原:ギターの田原和憲です。最近は聴くというよりMETALLICAのライヴDVDばっかり見てますね(笑)。
稲村:ヴォーカルの稲村(太佑)です。やっぱり最近は安全地帯ですね。
-幅広いジャンルを聴いてるようですが、稲村さんは昔から安全地帯好きなんですか?
稲村:いや、最近武道館のライヴを見に行きまして。なんというか、ロック・スターとはまさにこうだなと痛感しましてね。
-12月には新作『フィクションは科学する』のリリースにレコ発ツアーと始まりますが、現在の心境を聞かせてください。
疋田:結構ライヴで回るんで、その各土地各土地でいいパフォーマンスができて、たくさんの人に聴いてもらえたらなと思ってます。
下上:え~っと、今までとは違った、幅広い感じの新作になってると思うので……いろんな人に聴いてもらいたいですね。
田原:うんうん、いろんな人に助けられて完成したアルバムなので……やっぱりいろんな人に聴いてもらいたいですね。
稲村:言いたいこと言われちゃって厳しいですね(笑)。え~っと、ライヴをいっぱいやらせていただけるので、より安全地帯に近づけるような(笑)、ロック・スターになれるようなね(笑)、危険と隣り合わせのロックを体現していきたいなと。あ、でもしっかりやらせていただきます(笑)。
全員:爆笑
-隣に女優のディーヴァも必要ですね(笑)。
稲村:そうですね~。そこはまだ僕のキャパが狭いですから、10年後くらいにできるようにその地盤固めを今回させていただけたらなと。……こんなこと言って使えるのかな(笑)。
-ハハハ。では新作の話をすると、本当に素晴らしいアルバムですね。まあ愚問だけど、自信作ですよね?
稲村:いや、いっぱい録り直してやってますよ(笑)。
全員:爆笑
稲村:その瞬間瞬間ではいいな~って思っても、今改めて聴くとああしておけば良かったなあ~って思ったりしますよ。まあでも、それはそれでいいのかなと、この時はこの時の僕ららしさが詰まってるんで。過去の作品でもだいたい同じ印象なんですよ。録り終えてから発売まで4ヶ月くらい経つんですけど、改めて聴くと違った曲を使ったほうが良かったかな~みたいなのが出てくるんですよね。でも、それが次の作品につながってくれたらとは思ってるんで。まあ今回自信ないとかそういうことじゃないですから(笑)、すごい面白い作品にはなってるんですけど、またここから次のステップが見えてくるんです。
-「100%自信あります!」って答えが返ってくるかと思ったんで、ちょっと意外ですね。
稲村:まあ、いつもそうですよ。やり終えてから気付ける部分ってあるな~と。ちょっとジャンルは違うんですけど、あるプロの絵書きさんがひとつの絵を完成させて、その次の日になったらもうその絵がめっちゃ嫌いになるっていうのがあるんですって。もっとこうしたかったああしたかったっていう欲求が湧いてくるっていう話を聞いて……それが成長なんだよ~って中3くらいに図工の先生に教わりました(笑)。
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フィクションを科学する
Price:¥2000 → ¥1909 by AmazonRelease : 2010-12-08
嘘か真か、インタビューで語ったように“心で歌う”姿勢がそうさせたのか。フル・アルバムとして3枚目の今作は、これまでの圧倒的なハイテンションで突っ走るような勢いを緩め、メロディアスな世界観を強調した作風となった。9mm Parabellum BulletとSyrup 16gの中間に位置付けられそうで、疾走感を期待するとやや肩透かしを食らうかも。だがしかし、この変化で露わとなったのは、聴けば聴くほど旨みが増すような、するめいか状態の味わい深い叙情性。「大久保のおばちゃん」や「はてない」に印象的だが、メロディアスなサウンドと日常のささやかな心情を掬う文学的な詩世界が絶妙に相まり、いつかの原風景を引き出すだろう。全体をみるとストレートなロックン・ロール「キャッチーを科学する」は軽いご挨拶って感じで、ニクイね!
(伊藤 洋輔)- 2012.05.19
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Skream! Interview







































