PASSION PIT|Skream! インタビュー
2009年、エレクトロ・ポップの中でも、群を抜いたメロディと高揚感で世界中を虜にしたPASSION PIT。今回の来日公演では、そのアルバムのイメージをよりダイレクトに伝える素晴らしいライヴを披露してくれた。短い時間ながら、多幸感に包まれたダンスフロアがそこにはあった。科学の先に非科学的現象を生み出そうとする科学者のような彼らが生み出す煌きはどのように生まれてくるのか。今回は、来日したばかりだったPASSION PITのサウンド面でのキーマン、NateとIanに話を伺った。
PASSION PIT : Nate Donmoyer(Dr) Ian Hultquist(Key&Gt)
INTERVIEWER : 佐々木 健治
-PASSION PITが、Michael Angelakosひとりのユニットから現在の編成になった経緯から教えてもらえますか?
Ian Hultquist(以下I):Michaelがまず『Chunk of Change』の曲を書いていた頃って、まだライヴでもMichaelが一人で歌っていただけだったんだ。僕はもともとあいつと一緒にバンドをやっていたから、ライヴを観に行ったんだ。「これはバンドでやろう」と声をかけたんだよ。それで、今のメンバーが揃ったんだ。皆、友達の友達だったんだけどね。
-そのバンドにしようとなった時にすぐにこの5人で固まったの?
I:最初にベースとドラムがいたんだけど、二人とも辞めてしまったんだ。それで、ベースにJeff Apruzzeseが入ったんだけど、長い間ドラムはいなかったんだ。ずっとドラムマシンを使ってライヴをやっていたよ。このままでやろうかという話もあったんだけど、JeffがNate Donmoyer と何度か一緒に演奏していたから知り合いだったんだ。それに、NateはどちらかというとDJとして知っていたんだ。パーティーをやっていたからね。それで、Nateがドラムをやるんだったら、絶対に悪いわけがないと思って、無理矢理「入れ!」みたいな感じでアプローチしたんだ(笑)。でも、そうすると予想通り凄くいい感じで。彼のパーティでPASSION PITのライヴをもうやっていたから、凄くいい形になったよ。
-Nateは、誘われた時はどう思った?
Nate Donmoyer (以下N):いろんなイベントにPASSION PITを誘っていたんだ。純粋に、PASSION PITみたいないいバンドがボストンのシーンにいるということに凄くエキサイトしていたんだ。もともと、Jeffとバンドをやっていたから、彼がいるバンドって感じで知って、ファンだったんだ。だから、アプローチしてくれた時は凄く光栄だったよ。他のバンドからも誘いはあったんだけど、まだ有名じゃないバンドって、いろいろ大変だからさ(笑)。PASSION PITはある程度成功していたから、そういう段階で入ることができたことは凄くラッキーだったよね。
-PASSION PITの音を作っていく中で、クラブ、ディスコのダンスフロアというものは意識しますか?
N:そうだね。まず、レコーディング中に参考にしていたようなアルバムが、ダンス・ミュージックだったんだ。プロダクションのやり方や、有名なダンス・ミュージックのプロデューサーのやり方は凄く参考にしたね。それから、曲の流れや作り方が普通のポップ・ソングとは少し違うんだ。なので、そういうダンスとポップのいいバランスを探しながら作っていったんだ。そして、ライヴでは皆が踊り続けてくれるような曲であることを目指してアレンジをしていったんだ。
-ちなみに、レコーディング中に聴いていたのはどんな作品ですか?
I:Quincy JonesがプロデュースしたMichael Jacksonの『Thriller』から、テクノ、ハウスまでいろいろ聴いたよ。DAFT PUNK、FAKE BLOOD、CAPSULEとか。とにかく幅広く聴いていたな。とにかく、音が大きくて、シンセがしっかり効いていて、人を躍らせるような音。僕達もスタジオで眠らずにモチベーションを上げるという意味もあったね(笑)。
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MANNERS
Price: ¥2100 by AmazonRelease : 2009-10-07
最初にこのアルバムを聴き始めた時女性ボーカルだと思ったし、この圧倒的なエネルギーというか、インパクトに面食らってしまった。もうこの子にはついていけないという様な感覚、しかし聴き進めて行くうちに目が離せなくなっている。耳の早いあなたなら2008年にリリースされたEP「Chunk Of Change」でもうPASSION PITの虜になっているはず。そしてこの2nd アルバムで世界中が恋に落ちた。すべての曲をシングル・カット出来そうなほどの楽曲の良さとクオリティー、HOT CHIPでさえ霞んでしまいそうな眩さと儚さを持ち合わせ、くたびれた僕等を包み込む。各国でヒット・シングルが違うというのも彼ららしい。「Chunk Of Change」の楽曲も収録されたこの日本盤を手に取って、来年2月についに決まった来日公演を待とう。
(遠藤 孝行)| 2010.03.05 | PASSION PITインタビュー×ライヴレポ×動画コメント! |
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