鴉|Skream!インタビュー | カラス

2009.09.08.

鴉|Skream! インタビュー

鴉|Skream!インタビュー

7月号に続いての秋田発、激唱型ロック・バンド、鴉のインタビュー。既にドラマ「怨み屋本舗 REBOOT」の主題歌としてOAされているデビュー・シングル「夢」。既に、テレビやラジオで耳にしたことがある方も多いだろうこのシングルについて、お話を伺った。

近野 淳一(Vo&Gt) 一関 卓(Ba) 渡邉 光彦(Dr)

INTERVIEWER : 佐々木 健治


前回のインタビューはこちら>>

-デビュー・シングル「夢」は、かなり激しい曲ですね。インディ時代の音源とも、シングル収録の他の曲とも違うタイプの楽曲だと思いますが、この曲はどのようにできたのでしょうか?

近野:できるだけ突き抜けていくというか、そういう曲の一つだと思うんですけど。展開というよりは、ガーッと行けたらいいなと。若干、他のものに較べると、派手目にというか。出来る限りのところまでやってみようかという感じはありましたね。デビュー・シングルとかいろんなこともちょっと考えたりしつつ。

-派手ということで言えば、少しだけですけど、Xとかそういうテイストも入っているようにも感じられますね(笑)。

近野:あ、そうですか?そう言われると、そんな気がしてこなくもないですね(笑)。

-これはいつ頃できたんですか?

近野:デモとしては去年の夏くらいですかね。

-今回のシングルの曲は全部そう?

渡邉:他の二曲はもっと前からあったよね。

-じゃあ、そういう曲のストックは他にもあるんですか?

近野:ありますね。

-「夢」の歌詞はかなり歪な夢の話ですね。鴉の歌詞は、こういう孤独感が基本的にあると思うのですが、実際にこういう感覚は常に感じますか?(どういう時に、強く感じますか?)

近野:はい。本当は曲のタイトルも、「夢」じゃなくて、もっと悪夢的というか、そういうものにしたくて、仮でつけていたんですけど。でも、それ以上にインパクトのあるタイトルが浮かばなくて。一文字だし。それはそれで面白いかなと。こんな夢って曲はそんなにないし。いや、夢って曲はたくさんありますけど、そんなドロドロした「夢」はないなと思うし。

-「夢」ってタイトルだと、普通は逆のイメージを持ってしまいそうですもんね。

近野:そうですね。そういう面白さはこれからも大切にしたいです。歌詞の世界観はもう読んでそのまんまというか。何か自分は試されているんじゃないかというか。実験台なんじゃないかとか思うことって、皆結構あるんじゃないかと思って書きましたね。

-そういう感覚は強いですか?

近野:いや、そんなに頻繁には(笑)。たまにですよ。

-ちなみに、渡邉さんはそういうことは思われますか?

渡邉:うーん。たまに・・・。

(一同爆笑)

渡邉:いやでも、そんなに頻繁には(笑)。

一関:言っていることは分かりますよね。試されているんじゃないかとか、俺だけが知らないだけなんじゃないかとか。

-僕、子供の頃、結構そういう感覚があったんですよね。このドアを閉めたら、皆止まってるんじゃないかとか。

近野:(笑)それ、面白いですね。

-この歌詞を見て、そういうことを思い出しました(笑)。時々、こういう感覚を抱くっていうのは、どういう時ですか?

近野:うーん、生活の中で面倒くさいことが多すぎて、そうだったら楽なのになと思う時もありますし。反対に、物事がうまく行き過ぎて、これは夢なんじゃないかとか。

-デビューが決まった時は?

近野:いや、それは素直に喜びました(笑)。夢じゃない!って。

-鴉の歌詞って、結構暗い歌詞も多いですよね。

近野:そうですね。でも、実際はそんなに暗くないですよ。他の人と較べて、そこまで暗いとは感じてないですよ。歌詞を書くと暗くなるんですよね。ハッピーエンドも好きなんですけどね、映画でもドラマでも。

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Release : 2009-08-12


秋田県出身の鴉の3曲入りメジャー・デビュー・シングル『夢』。秋田県のライヴ・シーンでは絶大な支持を集めていた彼らの音楽性は、自ら激情、激唱型と謳うように、熱いヴォーカルと確かなバンド・アンサンブルを備えたエモーショナル・ロック。テレビ東京系テレビドラマ『怨み屋本舗 REBOOT』の主題歌にも抜擢されたリード・トラック「夢」は、疾走感のある攻撃的なサウンドと歪な歌詞が印象的なヘヴィー・チューン。「君がいない空」「残像」は、対照的にシンプルなバンド・アンサンブルとVo近野の歌唱力の幅広さと曲の良さが際立つ、穏やかなラヴ・ソング。これからじっくりアルバム作りに取り組むという彼らのエモーショナル・ロックがどういう進化、深化を見せていくのか、注目だ。

(佐々木 健治)


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