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DISC REVIEW

Japanese

2018年08月号掲載

WITNESS

Ghost like girlfriend

『WITNESS』

Release Date : 2018-07-25
Label : Beacon LABEL

作詞作曲/トラックメイクのすべてを手掛ける淡路島出身の新世代SSW、岡林健勝のソロ・プロジェクト Ghost like girlfriendが、デビュー作から約1年を経てミニ・アルバム『WITNESS』をリリース。日常に溢れている小さな幸せや葛藤、些細な喧嘩......ありふれた日常を切り取った歌は数多く存在するが、こんなにもありのままに切なさや弱さも綴りながらも、ずっと聴いていたいと思わせるものはほとんどないだろう。"君は正しい幸せを生きてよ"と願いながら"それでも君と居たかった"(「髪の花」)なんてずるすぎる。感情や景色が丁寧に描かれた歌詞と、ダンス・ミュージックのなかでギターをかき鳴らす絶妙な違和感が心地いい。ひと言で表現しがたい新しい音楽に、一度聴けば虜になってしまうこと間違いなし。(渋江 典子)


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WINDNESS

Ghost like girlfriendの新作はエッジの効いた「shut it up」で幕を開ける。まず耳に入ってくるのは、"描け、狙え、したら行け"という言葉のループ。その後スピード・アップするドラムと効果音をバックに、不自然に区切られた文章がラップっぽく紡がれたのち、突然のびのびと歌声が響きわたる。歌詞のみならず、構成からも"周りを気にするな"というメッセージを感じさせる1曲だ。同曲をリードに据えた今作は、2019年3月の初ライヴを意識して制作された。それゆえ、空間を音楽で埋める意識が感じられる曲が詰まっている。「cruise」の手数の多いドラミングも心地よく、また聴けば聴くほど泣き出してしまいそうになる、リアルで、五感に寄り添った言葉選びも秀逸だ。(稲垣 遥)


WITNESS

作詞作曲/トラックメイクのすべてを手掛ける淡路島出身の新世代SSW、岡林健勝のソロ・プロジェクト Ghost like girlfriendが、デビュー作から約1年を経てミニ・アルバム『WITNESS』をリリース。日常に溢れている小さな幸せや葛藤、些細な喧嘩......ありふれた日常を切り取った歌は数多く存在するが、こんなにもありのままに切なさや弱さも綴りながらも、ずっと聴いていたいと思わせるものはほとんどないだろう。"君は正しい幸せを生きてよ"と願いながら"それでも君と居たかった"(「髪の花」)なんてずるすぎる。感情や景色が丁寧に描かれた歌詞と、ダンス・ミュージックのなかでギターをかき鳴らす絶妙な違和感が心地いい。ひと言で表現しがたい新しい音楽に、一度聴けば虜になってしまうこと間違いなし。(渋江 典子)