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DISC REVIEW

Japanese

SQUEEZE

小林太郎

『SQUEEZE』

Release Date : 2018-05-23
Label : MOTHERSMILK RECORD

事務所やメジャー・レーベルを離れ、2年半ぶりとなる作品を完成させた小林太郎。この間1年ほどはライヴ活動もしていなかったとのこと。ミュージシャンとしては大きなプレッシャーを感じる時間だろう。その思いを今作収録の5曲で爆発させている。復帰作ということで、これまでの小林太郎像をもう一度強く打ち出す、ダイナミックなロックや、熱いヴォーカルが冴えるバラードを作り上げた。10代のころ同じバンドで活動したエンジニアや、プライベートで親交のあるアレンジャーなど、彼自身をよく知る人とのタッグで、のびのびとギターを奏で、パワフルな声を遠くまで飛ばしている姿が目に浮かぶ。今作を通して、改めて自分の音楽の形も見えたと言う。彼のその先を感じさせる1枚だ。(吉羽 さおり)


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合法

フル・アルバムとしては2015年の『URBANO』以来となり、またコロナ禍の世界で生活をしていくなかで、改めて自身の音楽、ロック・ミュージックを奏でる意味合いと向き合ったという最新アルバム。今作の方向性を意識するなかで最初に完成したのが1曲目「骨伝導」だったという。踏み出す一歩をくじく不安や怯えを断ち切るように、鋭いギターのカッティングとビート、これぞ小林太郎という熱くパワフルなヴォーカルを響かせる曲で始まり、アルバムは苛立ちをぶちまけるラウドでミクスチャーな曲や、あるいは心に深く潜って孤独を彷徨うエモーショナルな曲、再び誰かの存在と通じ合う温かな曲と、心情豊かに綴られる。自分自身の心を整えるのはもちろん、曲の向こうにいる人とより密にコミュニケーションを図る作品だ。(吉羽 さおり)


ESCAPE

レーベル・メイトである小林太郎とAcademic BANANAによるスプリットEP。先行発売されていた本作のライヴ会場限定版とは異なるデザインで、収録曲もボリューム・アップした全国流通版がリリースされる。小林太郎の力強いロックな歌声と聴き手が包み込まれるような優しい歌声、Academic BANANAの"ネオ歌謡曲バンド"節が炸裂したノスタルジックな世界観を堪能することができる楽曲をそれぞれ4曲ずつ収録。ラストを飾る共作曲「Escape」での息ピッタリのデュエットやメロディからは、お互いの音楽をリスペクトしている姿勢も窺える。まるで異なるジャンルの音楽性を持つ2アーティストだが、"らしさ"を全力でぶつけ合うことでお互いの良さを引き出す、絶妙なコラボが実現した。(渋江 典子)


SQUEEZE

事務所やメジャー・レーベルを離れ、2年半ぶりとなる作品を完成させた小林太郎。この間1年ほどはライヴ活動もしていなかったとのこと。ミュージシャンとしては大きなプレッシャーを感じる時間だろう。その思いを今作収録の5曲で爆発させている。復帰作ということで、これまでの小林太郎像をもう一度強く打ち出す、ダイナミックなロックや、熱いヴォーカルが冴えるバラードを作り上げた。10代のころ同じバンドで活動したエンジニアや、プライベートで親交のあるアレンジャーなど、彼自身をよく知る人とのタッグで、のびのびとギターを奏で、パワフルな声を遠くまで飛ばしている姿が目に浮かぶ。今作を通して、改めて自分の音楽の形も見えたと言う。彼のその先を感じさせる1枚だ。(吉羽 さおり)


URBANO

小林太郎の持ち味である重厚なロック、グランジ、ハード・ロックなサウンドから伸びやかな歌声に加え、前作で見せつけてくれたダンス・ロック、これらすべてを昇華させた熱量の高い渾身の2ndフル・アルバムが完成。ヒトリエのゆーまお(Dr)がレコーディングに参加したというTrack.3「伽藍堂」は、映画"復讐したい"の挿入歌となっており、冒頭からスリリングで躍動感溢れる展開。少しだけ何かが入っていればいいんだと安心させてくれる"カラッポな僕ら"を肯定的に捉えた1曲だ。また、Track.4「花音」では儚い一生を綴る"花"の声を表現したロック・バラード。どの楽曲をとっても研ぎ澄まされた今の小林太郎のベスト盤と言える1枚となっている。脳を揺さぶられるような楽曲に震撼して欲しい。(白崎 未穂)


DOWNBEAT

トレードマークでもあった長髪をバッサリとカットし、話題を呼んでいる小林太郎。しかし、変わったのは見た目だけではない。昨年リリースされた2nd EP『IGNITE』以来、約1年ぶりにリリースされる今作では、ハードで泥臭いロックのイメージから一新し、エレクトロな"ダンス・ビート"に挑戦。全曲ヴォーカルをダブルで録るなど、レコーディングでもこだわりを見せている。しかし、これまでの小林らしいロック・サウンドも健在。クラブでもライヴハウスでも盛り上がること間違いなしの作品となった。恒例のインタールードも、これまで以上にクオリティが上がり、より繊細な仕上がりに。山田親太朗と菅登未男が銭湯でバトルを繰り広げる、ユニークな「Damn」のミュージック・ビデオも見ものだ。(奥村 小雪)


鼓動

今年1月、メジャー1stアルバム『tremolo』を発表した小林太郎が、初のシングルをリリースする。90年代オルタナティヴ・ロック、グランジ、あるいはハード・ロックをルーツにしたバースト感たっぷりのギター・サウンドと、これまたバースト感たっぷりの魅惑的なヴォーカルで豪快に攻めてきた彼だが、今回のシングルで中心に据えたのはメロディアスな歌。歌謡性の高い、濃ゆいメロディをエモーショナルに歌い上げる。哀愁のあるギター・フレーズとダンサブルなビートによるモノトーンな色調のサウンドだが、それをドラマティックに彩るのがヴォーカル。愛する"鼓動"の大きさ、熱さをテーマに、小林太郎の声のパワーと音域の広さが活きる曲になっている。ド直球で情熱が迸っているこうした曲も、似合う。(吉羽 さおり)


tremolo

1st EP『MILESTONE』でメジャー・デビューした小林太郎のメジャー初となるフル・アルバム。インディーズ時代からの“若者らしからぬ無骨なロック”のイメージをぶっ飛ばす音楽性の広さに驚かされる。力強いロック・ナンバーだけではなく、スロー・バラードやソフトなナンバー、ギター・ロック、フォーク・テイストの楽曲、打ち込みを使ったインタールードなど、『MILESTONE』の流れを汲みながらも自身のフィールドを開拓している。そして特筆すべきは小林のヴォーカルだ。どの声が彼の素の声なのか?と考えあぐねてしまうほどの多面性。挑戦的かつのびのびとした歌声は、様々な角度からメロディを照らし、戯れているようだ。小林太郎の新たなスタートとなる、生命力に溢れた1枚。(沖 さやこ)



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