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DISC REVIEW

Japanese

2018年05月号掲載

BORN TO BE IDOL/恋する完全犯罪

バンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHI

『BORN TO BE IDOL/恋する完全犯罪』

Release Date : 2018-05-09
Label : ポニーキャニオン

ダブルA面の今作は、HISASHI(GLAY/Gt)が楽曲提供&プロデュースを手掛けた。このタッグは、メジャー1stアルバム『完ペキ主義なセカイにふかんぜんな音楽を♥』収録の「君はヒーロー」以来だ。「BORN TO BE IDOL」はザ・アイドル・ソングのポップさにバンもん!らしいカルチャーと、多ジャンルのミックスで、ユーモラスでキャッチーな曲に。「恋する完全犯罪」は80年代の歌謡ロックな香り漂う。ちょっぴり怖い内容も、6人の色でポップに仕上がる面白さがある。HISASHIに"個性の大渋滞"と言わしめるほど、どんな曲をぶつけていっても、ポップでぶっ飛んだウルトラCの着地をする独自のフィルターが、ソングライターの創作欲をかき立てるのだろう。改めてバンもん!のキャラの濃さを思い知る1枚だ。(吉羽 さおり)


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完ペキ主義なセカイにふかんぜんな音楽を2

バンもん!の約4年ぶりとなるフル・アルバムが完成。文句なしに素晴らしいし、間違いなく自信作だろう。10周年を迎えますます自由度と純度を増していくのは、それぞれの人生に責任を持ち、それをしっかりと受け入れているからこそ。アイドルなのに人間臭くて、アイドルなのにリアルで、それでいてとことんハッピーへと導いてくれる姿は、まさに人生そのもの。今作ではメンバーそれぞれがプロデュースした曲も収録され、6人の個性や人間性もよりいっそう浮き彫りになっている。誰もが理想や完璧を求めてもがき、その不様さに気づいてはまた落ち込んだりして。そんな人生を美しいと讃え、生きる力に変えてくれる魔法のようなリアルがこの1枚には詰まっている。そしてバンもん!の新たな旅がまたここから始まる。 (藤坂 綾)


-バンもん!BEST- 極仲良的世界

バンもん!初のベスト・アルバムが完成した。ファン投票の結果を反映して制作された本作には、ライヴ・アンセムとしてファン以外からの認知度も高いグループ初期の名曲「ショコラ・ラブ」もあれば、昨年2020年に発表された「ゴッドソング」、「レジェンドあいらぶゆー」も収められ、彼女たちがいかに長く愛され続けてきたかが伝わってくる。デビューから約9年の活動の中での変化と進化はもちろん感じられるのだが、むしろ、自己を肯定してくれて、元気と勇気を与えてくれる"心のビタミン剤"とでも形容できそうな、ずっと変わらない核の部分こそが本作の真価だと言えるだろう。新曲は「O」。エモーショナルなストリングスと鍵盤が効いた軽快なバンド・サウンドに乗せて、一途で、壮大で、切ない愛の形が歌われた。(宮﨑 大樹)


ゴッドソング

自主レーベル"NAKAYOSHI RECORDS"からの第1弾リリース。作家として参加したのは、田中秀和(MONACA)、朝日(ネクライトーキー/Gt)、ラブリーサマーちゃん、村カワ基成の4人。個性豊かな作家陣が名を連ねているが、どれもがバンもん!のカラーに染まっているのは、彼女たちの強力な個性と作家陣からの愛の賜物だろう。冒頭の歌い出しと歌詞から耳を持っていかれる「ゴッドソング」は中毒性抜群。カラフルな音世界は、バッド・ニュースばかりの昨今の空気を吹き飛ばすパワーを持っている。改めましての自己紹介ソング「6 RESPECT」はファンキーでゴキゲンだし、嫌なことを忘れて踊り狂いたくなる「時刻は真夜中、踊れ少年!」、甘く浮遊感の漂う「この世に君が生きてる限り」と良曲揃い。(宮﨑 大樹)


NO LIMIT

"ポスト・アイドル"を掲げ、グループ名をバンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHIに改めた彼女たちが完成させたアルバムは、オール新曲且つその全曲をメンバーが監修したという会心作だ。鈴姫みさこが叫ぶ"バカヤロー"が強烈な印象を残す壮大な新SE「BKYR」から幕を開ける本作は、BABYMETALの「KARATE」に対抗すべく彼女たちのスタンスや姿勢を"相撲"で表した「SUMOU」、バンもん!版「Burn」(DEEP PURPLE)だという「DAN PATSU SHIKI」、ライヴ映え間違いなしのリード曲「イミ・ナイ・ダンス」、優しいサウンドに女の狂気を乗せた異色の1曲「おやすみmuse」とバラエティ豊か。"ポスト・アイドル"のメッセージ性も相まって、アイドル史における記念碑的な1枚が生まれた。(宮﨑 大樹)


BORN TO BE IDOL/恋する完全犯罪

ダブルA面の今作は、HISASHI(GLAY/Gt)が楽曲提供&プロデュースを手掛けた。このタッグは、メジャー1stアルバム『完ペキ主義なセカイにふかんぜんな音楽を♥』収録の「君はヒーロー」以来だ。「BORN TO BE IDOL」はザ・アイドル・ソングのポップさにバンもん!らしいカルチャーと、多ジャンルのミックスで、ユーモラスでキャッチーな曲に。「恋する完全犯罪」は80年代の歌謡ロックな香り漂う。ちょっぴり怖い内容も、6人の色でポップに仕上がる面白さがある。HISASHIに"個性の大渋滞"と言わしめるほど、どんな曲をぶつけていっても、ポップでぶっ飛んだウルトラCの着地をする独自のフィルターが、ソングライターの創作欲をかき立てるのだろう。改めてバンもん!のキャラの濃さを思い知る1枚だ。(吉羽 さおり)


ミニバン!

不甲斐ない自分も君のことも、愛情たっぷりに全肯定するロック・アンセム「Q.人生それでいいのかい?」で幕を開け、6人それぞれの"やりたいこと"を詰め込んだソロ曲が続くミニ・アルバム。山あり谷ありの人生をありのままに描きつつも、タフネスをポップに昇華していて、バンもん!のパワフルさがまっすぐ打ち出された作品だ。ソロでは、それぞれの好きなアーティストやルーツとなる人に作曲をお願いし、歌詞や曲のジャケットまで個々が手掛ける徹底ぶりに制作の楽しさが伝わる。ソロのトップを担うのが恋汐りんごの「クッキンアイドルりん♡りん♡汐りんのテーマ」で、いきなり突き抜けたパワーで走り出すのもいい。むくむくと湧き上がっている6人のエネルギーを思いきり浴びてほしい。(吉羽 さおり)


完ペキ主義なセカイにふかんぜんな音楽を♥

昨年再メジャー・デビューを果たした"アイドル界のミクスト・メディア"を謳う6人組のメジャー1stフル・アルバム。15曲という収録曲数にも驚きだが、それ以上に感心するのは楽曲の振れ幅の広さ。それもそのはず、楽曲はQ-MHz、HISASHI(GLAY)、NAOTO(ORANGE RANGE)、在日ファンク、ゆよゆっぺ、アカシックなど個性の強いアーティストたちが提供している。ハッピー&キュート且つエモーショナルな歌声で乗りこなす6人。隅々まで遊び心とポジティヴィティが通いながら、時折切ない表情を見せるところもポイントだ。バンもん!の歴史を語るうえで欠かせない楽曲「ショコラ・ラブ」のアンサー・ソングも収録。6人の強い想いが隅々にまで溢れた、エネルギッシュな作品だ。(沖 さやこ)



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