Overseas
2017年11月号掲載
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ダイナミックなホーンが印象的なウォール・オブ・サウンドで高らかに歌う1stシングル「Holy Mountain」からも伝わる、大きなエナジーに満ちた、これまでとは一線を画す3作目。映画"オーシャンズ"シリーズやPRIMAL SCREAMの『Xtrmntr』などで知られるプロデューサー David Holmesと組んだことが効果を生み、エレクトロの攻撃性とロックンロールにより起きた化学反応が、とてつもなくビッグなサウンドに結実。その音の壁に負けず、かつてないパワフルなヴォーカルで曲そのものを牽引するNoelに、初めて聴く衝撃と共に信頼感が湧き起こる。地元マンチェスターでのテロは彼に憎悪ではなく毅然と前を向かせる作品を作らせたのかもしれない。齢50にして再びキャリアのピークを刻む傑作。(石角 友香)
Related DISC REVIEW
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ソロ10周年を機にNoel Gallagher自らが選曲したベスト。OASISのメロディ、ソングライト、アンサンブルの要である彼のDNAはギターの一音、第一声に宿り哀愁を帯び、だからこそどんな人にも優しく腹の底から力を漲らせる。DISC1は1st、2nd中心の選曲でブリティッシュ・ロックのエキスが充満。ラストにはそれにしっくりハマる新曲「We're On Our Way Now」を収録。DISC2はエレクトロやフレンチ・サイケデリック・ポップなどを貪欲に消化した3rdや2019年の『Black Star Dancing EP』などからチャレンジングなスタンスを感じさせる曲を収めた。ボーナス・トラックには"FUJI ROCK FESTIVAL 2012"ライヴ音源も。あの日が甦る。(石角 友香)
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ダイナミックなホーンが印象的なウォール・オブ・サウンドで高らかに歌う1stシングル「Holy Mountain」からも伝わる、大きなエナジーに満ちた、これまでとは一線を画す3作目。映画"オーシャンズ"シリーズやPRIMAL SCREAMの『Xtrmntr』などで知られるプロデューサー David Holmesと組んだことが効果を生み、エレクトロの攻撃性とロックンロールにより起きた化学反応が、とてつもなくビッグなサウンドに結実。その音の壁に負けず、かつてないパワフルなヴォーカルで曲そのものを牽引するNoelに、初めて聴く衝撃と共に信頼感が湧き起こる。地元マンチェスターでのテロは彼に憎悪ではなく毅然と前を向かせる作品を作らせたのかもしれない。齢50にして再びキャリアのピークを刻む傑作。(石角 友香)
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