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Japanese

Greatful 15years Dead

winnie

『Greatful 15years Dead』

Release Date : 2017-07-12
Label : EVOL RECORDS / MOONSHINE Inc.

これまでにリリースしてきた6枚のアルバム、1枚のシングルから14曲を厳選。そのうち「ruby tube tail」、「sweep」、「suddenly」、「first class speed of light」は新録し、さらにPS4サバイバル・アクション・ゲーム"LET IT DIE"の挿入歌「let it die」をベスト・アルバム・バージョンとしてCD初収録。これで1,500円というのは破格だ。曲順はリリース時期と関係なく並んでいるので、まるでライヴで聴いているような感覚を味わえる。ioriのクールでキュートな歌声と、okujiのエモーショナルで男っぽい歌声が絡み合い、且つ様々なジャンルをフットワーク軽く取り入れた彼らの"代表曲"が続くので、とても濃い。総括でありながら、入り口にもなる1枚なので、これを機に多くの人に彼らと出会ってほしい。(高橋 美穂)


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Greatful 15years Dead

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Nostalgic Evolution

スウェディッシュ・ポップとメタルという2枚看板を基軸にしながら、エモやオルタナティヴといったエッセンスを秀抜なイマジネーションでミックスするwinnieがドロップする3rdフル。彼らはメロディックからギター・ロックまで、幅広いシーンで大いに存在感を発揮しているが、そのスタンスがそのまま投影されたような仕上がり。先行シングルとして発表された「crush and burn」の爆発力、儚さすら感じさせる麗しいメロディ・ワークに心が翻弄される「lightning strikes」、男女ツイン・ヴォーカルのコントラストが素晴らしい「reasons never die」、壮大なスケールで聴き手を包み込む「always knocking on your door」等、多様な要素が際立ちながらもどこかに寄りかかることがなく、winnieならではのバランス感で彩られた全10曲。(ヤコウ リュウジ)


Crash and Burn

イントロで思わず息を呑んだ。暴力的なのに哀しみが滲む、そのコントラストが作り出す刹那的な音色は、風穴を開けるが如く突き抜ける。USエモ、グランジ、HR/HMテイストを取り込んだ疾走感のあるサウンドに切ないメロが走るのは彼らの十八番でもあるが、約2年半ぶりの新曲「crash and burn」はioriとokujiのツイン・ヴォーカルによるハーモニーが、より楽曲の持つ繊細さを際立たせている。特にサビの消え入りそうなソフトな2人の歌声と厚みのあるオルタナ・サウンドが描く反響に身を投じると、優しく突き落とされるような妙な焦燥感に襲われた。c/wは表題曲とは逆ベクトルとも言える、スウェディッシュ・ポップ・テイストな楽曲。その振れ幅の大きさからも、8月にリリース予定のフル・アルバムの期待が高まる。(沖 さやこ)


Synchronized

ドットに“winnie”なんてバンド名、とびっきりキュートじゃないか―そんなことを思いながら、CDを聴いてみる。きっと、思いがけず激しいエモ・サウンドに驚くだろう。バリエーションに富んだ楽曲たちと、一貫して貫かれている美しいメロディ。“Synchronized”と銘打たれた本作は、リズム隊とツイン・ヴォーカルのぶつかり合いを美しく表現している。緊張感あるギター・フレーズから入ったかと思えば、ヴォーカルはキャッチーなメロディをなぞる。リズム隊の激しさやギターの掻き毟るようなサウンドの上を、okujiとioriのお互いを補完するように混じりあうヴォーカルが滑るのだ。急きたてるように頂上目指し盛り上がるメロディは親しみやすく膨れ上がる。一回聴いただけで耳に残って離れない音は、生の音を目の当たりにした時の陶酔感を予感させる。邦楽だろうと洋楽だろうと関係ない。美しく響くロックはいつだって私たちを魅了し、自然と拳を突き上げてしまう行為に意味なんてないのだ。(山田 美央)


Day Myself Black

MySpaseの日本国内アーティストEMOランキングで1位を獲得しオリコン・チャートでもロング・セールスを記録するなど、日本のエモ・ロック・シーンで今や飛ぶ鳥を落とす勢いのWINNIEがいよいよ1stフル・アルバムを発表。2ndミニ・アルバムからわずか11ヶ月という短いスパンで放たれる今作は、友人でもあるストレイテナーの日向秀和氏をゲスト・ミュージシャンに迎え更なるスケール・アップを遂げており、ダイナミック感も増している。また彼らの魅力の1つである男女のツイン・ヴォーカルから届けられる歌声は切なさと同時に力強さを与えてくれる。 (遠藤 孝行)



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