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DISC REVIEW

Japanese

2017年05月号掲載

Welcome

Tequeolo Caliqueolo

『Welcome』

Release Date : 2017-05-24
Label : KATATEMA RECORDS

2015年9月にリリースした初の全国流通盤以来、約1年半ぶりにリリースするミニ・アルバム。Track.1「Sudden Death Game」、Track.2「Gossip Boys」と言葉数が多くスピード感のある曲が初っ端から続き、コミュニケーション欲求の高さを相変わらず感じるが、前作よりも"まずは自分のことから伝えよう"と自分の内側に踏み込み、同時に聴き手側に歩み寄るような姿勢が強くなったように思える。特に、バンド自身が抱える七転八起の精神を託したTrack.6「KUNG-FU!」にはグッときた。言葉は深く刺さるように、しかしサウンドはあくまで楽しく踊れるように。鮮やかな陰と陽のコントラストにはこの1年半での成長がよく表れている。(蜂須賀 ちなみ)


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S.O.S

様々なイベントや夜の本気ダンスとの共同企画などで話題を集める京都の5人組がいよいよ初の全国流通盤をリリース。夜ダン同様にUKロック/ダンス・ロックをバックグラウンドに持ち、各楽器のリフなどの音作りからもその影響が窺える。彼らの個性は、そこに必ずJ-ROCKの要素を加えているところ。例えばTrack.1はその最たる例で、3分ちょっとでしっかりとA・B・サビ×2の間奏とラスサビにまとめるドラマティックな展開とメロディはこれぞと言わんばかりに日本的なのに、フレーズにUKの匂いがするというハイブリッド感。ラップの語感や譜割りの良さはルーツの賜物だろう。このバランス感覚は新鮮だ。the telephones、WHITE ASHに続く核弾頭かもしれない。今後の動向に注目である。(沖 さやこ)