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DISC REVIEW

Japanese

Good day Good bye

RINGO TONE

『Good day Good bye』

Release Date : 2017-04-12
Label : pulse music

2013年に西野真史(Ba/Cho)と西野剛史(Gt/Vo)という双子の兄弟を中心に結成された3ピース・バンド。前作アルバム『にじいろのまくら』の明るい雰囲気からは一転、ゆっくりと刻むテンポの上にエモーショナルな歌を乗せた「Today」で幕を開ける今作は、THE BEATLESやTHE CARDIGANS、くるりやthe pillowsなど、これまでにバンドが影響を受けてきたというルーツを大切にしながら完成させた作品だ。それは抜けるような青空というよりは、人間の弱さや葛藤を投影した曇り空のような音楽。何かをズバリと言い切るというよりも、遠回りしながら、丁寧に心の在り処を歌う。あえてわかりやすさを求めない、捻くれた感性で綴られた言葉たちは、聴き手の想像力を心地よく刺激してくれる。(秦 理絵)


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Sick!!!!!

ちゃんと聴き終える前にスキップ・ボタンを押してしまったら、このバンドの本質には一生触れられない。次々と展開していくがゆえに、あるいは"え、ここでこう来る?"的なデザインが施されているがゆえに、"この曲はこういう曲"とひと言で言えない曲が8曲集まったアルバム。サビのメロディはどの曲もキャッチーで、ベース、ドラムの演奏からは歌に対する信頼が感じられる。一方、アレンジや構成は一筋縄ではいかない。手垢まみれの表現を避け続けるのは、聴き手の意表をつくため......というよりは、自分たちが面白いと思うことに愚直であるという印象だ。1stアルバムのようにフレッシュだが、アイディアを実現するための腕は8年のキャリアの賜物。そんな4年ぶり4枚目のアルバム。(蜂須賀 ちなみ)


Good day Good bye

2013年に西野真史(Ba/Cho)と西野剛史(Gt/Vo)という双子の兄弟を中心に結成された3ピース・バンド。前作アルバム『にじいろのまくら』の明るい雰囲気からは一転、ゆっくりと刻むテンポの上にエモーショナルな歌を乗せた「Today」で幕を開ける今作は、THE BEATLESやTHE CARDIGANS、くるりやthe pillowsなど、これまでにバンドが影響を受けてきたというルーツを大切にしながら完成させた作品だ。それは抜けるような青空というよりは、人間の弱さや葛藤を投影した曇り空のような音楽。何かをズバリと言い切るというよりも、遠回りしながら、丁寧に心の在り処を歌う。あえてわかりやすさを求めない、捻くれた感性で綴られた言葉たちは、聴き手の想像力を心地よく刺激してくれる。(秦 理絵)