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DISC REVIEW

Overseas

2017年02月号掲載

Snowdonia

SURFER BLOOD

『Snowdonia』

Release Date : 2017-02-03
Label : Hostess Entertainment

数々の悲劇を乗り越え、新たなラインナップで辿り着いた新境地からひと言では語りきれないメンバーたちの想いを汲み取りながら耳を傾けたい。フロリダ州ウェストパームビーチ出身の4人組が約2年ぶりにリリースする4作目のアルバム。THE PIXIESフォロワーの面目躍如とも言える轟音ギターを炸裂させながら、ノスタルジックなメロディが単なるフォロワーではないこともアピール。そのノスタルジーはTHE BYRDSを連想させるサイケデリックなフォーク・ロックに結実。その一方で、ガレージ/サイケ調のTrack.5「Six Flags In F Or G」ではギター・オーケストラに挑戦。終盤、もう一度ギターの轟音をガツンと鳴らすTrack.9「Taking Care Of Eddy」もエキゾチックなメロディがバンドのユニークさを物語っている。(山口 智男)


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1000 Palms

THE WHO、THE KINKS、THE BEACH BOYS、GUIDED BY VOICES、WEEZERといった偉大なアーティストたちを想起させながらも、確実に現代性をもった素晴らしいソング・ライティングで独自の世界を築き上げてきたUSバンド、SURFER BLOOD。夏が来るには少し早いが、彼らの新作が到着した。Track.1「Grand Inquisitor」から早速、力強いエヴァーグリーンなメロディが押し寄せ、抜群のポップ・センスに胸躍る。キラキラと眩しい太陽を彷彿とさせるような明るいハーモニー、多彩なギター・アレンジとコーラス・ワークはもちろん今作でも健在だ。みずみずしい若葉から差し込む木漏れ日のような、暖かく優しい初夏の趣を存分に味わえる1枚。(奥村 小雪)