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DISC REVIEW

Japanese

2016年12月号掲載

ニホンバシ

toitoitoi

『ニホンバシ』

Release Date : 2016-12-07
Label : 'T''RUST OVER 30 recordings

1曲目こそ華やかだが、それ以降、曲数を重ねるごとにどんどん柔らかく、優しいものになっていく。"ちっぽけな僕らの魔法だ セイハロー"という投げかけに始まり、"貫くだけが強いわけじゃない"で閉じる本作では、"私は私であなたはあなた"という事実と、そんななかで自分よりも大切な存在ができたときにどうやって自分の人生を歩んでいくべきなのかを考えるためのヒントが詰まっている。ふたりだからできることにこだわってきた彼らだからこそ相手の生き方も肯定できるし、それこそが自分たちの表現なのだとわかったからこそ今回このような作品を生んだのだろう。日常をワントーン明るくしてくれる音楽に抱きしめられたとき、私たちはもう一度上を向いて歩き始めることができる。(蜂須賀 ちなみ)


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ニホンバシ

1曲目こそ華やかだが、それ以降、曲数を重ねるごとにどんどん柔らかく、優しいものになっていく。"ちっぽけな僕らの魔法だ セイハロー"という投げかけに始まり、"貫くだけが強いわけじゃない"で閉じる本作では、"私は私であなたはあなた"という事実と、そんななかで自分よりも大切な存在ができたときにどうやって自分の人生を歩んでいくべきなのかを考えるためのヒントが詰まっている。ふたりだからできることにこだわってきた彼らだからこそ相手の生き方も肯定できるし、それこそが自分たちの表現なのだとわかったからこそ今回このような作品を生んだのだろう。日常をワントーン明るくしてくれる音楽に抱きしめられたとき、私たちはもう一度上を向いて歩き始めることができる。(蜂須賀 ちなみ)


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アコースティックやバンドという概念も、ロックやポップをも覆す、千葉からハミ出した2人組がTOWER RECORDS限定で2作目をリリース。前作から地続きで"メンバーがふたりである強み"を最大限に生かして制作された今作は、バンドを求めて10年以上活動していたふたりの"ふたりで音楽を作る"という覚悟がもたらした、toitoitoiの完成形第1弾と言っていい。生楽器とコーラス・ワークを主役に、サンプリングや打ち込みなどを取り入れ、既存の楽器の使い方にとらわれない様々なアプローチで魅せる。強いメッセージをアート性のある言葉に溶かして発する岸川の歌と、ピアノ線のように鋭く美しい村越真史のギター。互いを認め合い、高め合うその音は、身を委ねたくなるほど優しくあたたかく、包容力に溢れる。(沖 さやこ)



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2016.06.19 @下北沢LIVEHOLIC