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DISC REVIEW

Overseas

2017年01月号掲載

Night People

YOU ME AT SIX

『Night People』

Release Date :
Label : Infectious Music/bmg

UKを代表するライヴ・バンド YOU ME AT SIXの新作。ここ数年は、すっかりパンク色が薄れて成熟したロック・サウンドになった印象だが、実はまだ20代半ばという若さに驚きだ。もちろんパンク色が薄れたと言っても決してライトな音になったわけではなく、むしろ重厚感は増して、タフさと繊細であたたかいハートを兼ね備えた大人のロックという印象。ダンス・ミュージック仕立てにしたり、オーケストレーションで飾り立てたりせずに、一貫して"ロック"であることに軸を置いた、シンプルでありながらも胸を打つメロディや、UKらしいギター・サウンドを引き立てるアレンジも好感度が高い。UKロック好きだけでなく、"すっかりUKロック離れしちゃって邦ロックばかり聴いてる"っていう人にこそ聴いてほしい作品。(山本 真由)


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Suckapunch

UKを代表するロック・バンドのひとつである、YOU ME AT SIXの2年ぶり7枚目となるアルバム。前作『VI』ではポップ・ミュージックへの接近を見せていた彼らだが、今回はさらにダンス/エレクトロニック路線へと歩を進めた作品に。最新型デジタル・ロックとでも言うべきヘヴィ・サウンドを鳴らすTrack.3、四つ打ちとレイヴィーなフレーズが高揚感をもたらすTrack.5、トラップ・ビートを取り入れたTrack.11など、様々な要素が大胆に楽曲へと反映されているが、全体を貫く陰りのあるトーンや、キャッチーなメロディ、そして自在に表情を変えるJosh Franceschiのヴォーカルによって、一本筋の通ったサウンドに仕上がっている。キャリアの転換点となりそうな、挑戦的な1枚。(菅谷 透)


Night People

UKを代表するライヴ・バンド YOU ME AT SIXの新作。ここ数年は、すっかりパンク色が薄れて成熟したロック・サウンドになった印象だが、実はまだ20代半ばという若さに驚きだ。もちろんパンク色が薄れたと言っても決してライトな音になったわけではなく、むしろ重厚感は増して、タフさと繊細であたたかいハートを兼ね備えた大人のロックという印象。ダンス・ミュージック仕立てにしたり、オーケストレーションで飾り立てたりせずに、一貫して"ロック"であることに軸を置いた、シンプルでありながらも胸を打つメロディや、UKらしいギター・サウンドを引き立てるアレンジも好感度が高い。UKロック好きだけでなく、"すっかりUKロック離れしちゃって邦ロックばかり聴いてる"っていう人にこそ聴いてほしい作品。(山本 真由)