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DISC REVIEW

Overseas

2016年09月号掲載

Blossoms

BLOSSOMS

『Blossoms』

Release Date : 2016-08-05
Label : EMI

マンチェスター出身の注目バンドのデビュー・アルバム。PEACEの来日サポート・アクトを務めるとともに単独公演も行い、2016年6月には地元マンチェスターで行われたTHE STONE ROSESのライヴでオープニング・アクトとして出演し、"SUMMER SONIC 2016"で再び来日と、大いなる期待を背に活動している彼ら。どの曲もポップなメロディと柔らかな演奏で、フロントマン Tom Ogdenの繊細そうな歌声はあどけなさも感じさせて、どこか切なく印象に残る。若いバンドには珍しく王道のシャッフルに乗せたTrack.2や、憂いのあるメロディが美しいTrack.3など強烈なアクはないものの、そのぶん歌モノのロック・バンドとして幅広い音楽ファンから支持を獲得しそうな可能性を感じさせる。(岡本 貴之)


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マンチェスター出身で、Gallagher兄弟の双方と親交もある彼ら。2016年のデビュー・アルバム以来となる2ndアルバムは、先行配信された「I Can't Stand It」にも顕著な、80sを想起させるシンセ・サウンドがかなり前面に押し出された楽曲が並ぶ。が、そこはUSのシンセ・ポップやドリーム・ポップと少々違う彼らの個性で、良く言えばスケールが大きく、悪く言えば、シンセの使い方がかなりベタ。それでもイギリスのバンドらしいマイナー・キーとメジャー・キーが1曲で行き来する自然さや、メロディの美しさ、あどけなさとエモーショナルな力強さを兼ね備えたTom Ogden(Vo)の表現力が、ある種の平板さを忘れさせる牽引力を持っている。楽器主体のアレンジでパワーのあるTrack.8、9はバンド感があり、いいフックに。(石角 友香)


Blossoms

マンチェスター出身の注目バンドのデビュー・アルバム。PEACEの来日サポート・アクトを務めるとともに単独公演も行い、2016年6月には地元マンチェスターで行われたTHE STONE ROSESのライヴでオープニング・アクトとして出演し、"SUMMER SONIC 2016"で再び来日と、大いなる期待を背に活動している彼ら。どの曲もポップなメロディと柔らかな演奏で、フロントマン Tom Ogdenの繊細そうな歌声はあどけなさも感じさせて、どこか切なく印象に残る。若いバンドには珍しく王道のシャッフルに乗せたTrack.2や、憂いのあるメロディが美しいTrack.3など強烈なアクはないものの、そのぶん歌モノのロック・バンドとして幅広い音楽ファンから支持を獲得しそうな可能性を感じさせる。(岡本 貴之)