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DISC REVIEW

Overseas

Hurt & The Merciless

THE HEAVY

『Hurt & The Merciless』

Release Date : 2016-04-01
Label : BEAT RECORDS / COUNTER RECORDS

ブラック・ミュージックという音楽の背景を紐解くと、そこには虐げられてきた人々の血と汗と涙の――そんなもので簡単に語り尽くすことのできない魂の歴史がある。THE HEAVYはそんな歴史が積み上げてきたものに最大限のリスペクトを払い、今この時代にしか鳴らしえないモダンなロックンロールを紡ぎ上げる。ブルースやソウル、R&Bをサウンドの核として据えながら、ビートはコンテンポラリーでヒップホップ的。ゴスペルの素養もうかがえるKelvin Swabyのヴォーカルには人生の苦みが滲み、抜群の説得力が宿る。テレビCMのタイアップのおかげでお茶の間まで浸透した前作から4年ぶりとなる今作でも、変わらぬ彼らの音楽的精神が貫かれている。まあ何はともあれ、Little RichardからTHE BLACK KEYSまでまとめてぶっ飛ばすTrack.11で痺れていただきたい。(山元 翔一)


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Hurt & The Merciless

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The Glorious Dead

英国南部出身、前作収録「How You Like Me Now?」が大ヒットを博した後の3作目。ロックとブルース、ファンクといった黒いグルーヴにサイケを注入!前作以上にスケールはデカく豪奢で、レコーディング・スタジオから自分たちでおっ建て、ヴィンテージ機材を買い込む程の気迫の入れよう。多種多様な音楽性をアピールしつつも、バンド・サウンド自体は非常に重厚である。基盤の強固さがブルージーでアグレッシヴな上モノを支えつつ、しかし、あくまでも中心にあるのはKelvin Swabyの力強くソウルフルな歌。今作のテーマは“B級ホラー”で、アメリカ南部を舞台とした視覚的でオーケストラ的な作品にしたかったという。スウィートでノスタルジックな「Blood Dirt Love Stop」を聴き終える頃にはお腹いっぱいです!(中里 友)



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