Skream! | 邦楽ロック・洋楽ロック ポータルサイト

MENU

DISC REVIEW

Japanese

2016年01月号掲載

#2

福永実咲

『#2』

Release Date :

初の流通作品にしてシングル『#1』と同時リリースとなる福永実咲の『#2』。不穏な音を紡ぎ出すギターから始まるTrack.1「ユビサキ」は、"僕は弱くなんかない"と自分の弱さを隠す主人公をミステリアスに表現。かと思えば、もうひとりの自分に向かって"強く生きたい"と綴るTrack.2「強く」では、しっかりと自分を奮い立たせるかのように意思表示をしている楽曲。そして、最後に収録されたミディアム・テンポで進むメロディアスなTrack.3「Crossing」は、ああしていたらよかったと後悔する気持ちを綴った別れの曲。収録曲すべてにおいて一編の小節のようで、まるでオムニバスの1冊のような今作。同時リリースの『#1』と続けて聴くと、明らかに表現の幅が広がっていることにも気づくはず。成長著しい彼女の今後が楽しみで仕方がない。(白崎 未穂)


Related DISC REVIEW

#1

1992年生まれ、愛知県出身のシンガー・ソングライター 福永実咲が、初の全国流通となるシングルを2作同時リリース。存在感のあるハイトーン・ヴォイスを武器にしている彼女。今作『#1』は、思春期に芽生える誰にもわかってもらえない感情を吐露するTrack.1「変わりたい春」に続いて明るい印象のTrack.2「アイズ」は、甘酸っぱい恋愛模様を切り取った1曲。そういえば恋の始まりって1番楽しかったなとふと思い出す。そして、秋になるとどこからか香ってくる金木犀をタイトルに掲げたTrack.3では、浮遊感漂う楽曲で"今日も1日頑張ろう"と奮起させてくれる。どの曲も奥行きのあるメロディ・ラインで、切なげな歌声にグッとくる1枚だ。(白崎 未穂)


#2

初の流通作品にしてシングル『#1』と同時リリースとなる福永実咲の『#2』。不穏な音を紡ぎ出すギターから始まるTrack.1「ユビサキ」は、"僕は弱くなんかない"と自分の弱さを隠す主人公をミステリアスに表現。かと思えば、もうひとりの自分に向かって"強く生きたい"と綴るTrack.2「強く」では、しっかりと自分を奮い立たせるかのように意思表示をしている楽曲。そして、最後に収録されたミディアム・テンポで進むメロディアスなTrack.3「Crossing」は、ああしていたらよかったと後悔する気持ちを綴った別れの曲。収録曲すべてにおいて一編の小節のようで、まるでオムニバスの1冊のような今作。同時リリースの『#1』と続けて聴くと、明らかに表現の幅が広がっていることにも気づくはず。成長著しい彼女の今後が楽しみで仕方がない。(白崎 未穂)