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DISC REVIEW

Japanese

2014年11月号掲載

goodmorning in TOKYO

まったく恐れることなく、ひたすらまっすぐ素直にフレッシュでポップなロックを鳴らす。その地に足がついている感には貫録すら漂うのだから恐れ入る。2012年2月、当時高校1年生でありながらEMI ROCKSにてさいたまスーパーアリーナのステージに立ったという経験を持つ女子3ピースによる待望の初の全国流通盤は、結成から高校卒業時の間に制作された作品から厳選された楽曲と、新曲の中でも特に人気の高い楽曲で構成されたベスト的内容になった。"あの人のことが好きで好きで仕方がない!"というどきどきをそのまましたためたラヴ・ソングなど、全力で恋と青春を楽しみ、きらめきやときめきを求め、生活の中で成長していく少女の姿がそのまま封じ込められている。その姿はとても可憐で、逞しい。(沖 さやこ)


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ハイライト・ハイライト

TVアニメ"くノ一ツバキの胸の内"のオープニング・テーマを表題に据えた本作。「ハイライト・ハイライト」は、自らの手で未来を切り開いていくガールズ・パワー全開のポジティヴな歌詞が光る1曲だ。"私が私を輝かせる"という"ハイライト"になぞらえたメッセージは、ガールズ・バンドにしか出せない説得力を持って全女子の背中を押す。そんな歌詞を乗せた疾走感溢れる歌とアップテンポなビートで駆け抜け、次々に転調していく推進力が楽曲をさらに勢いづけている。また、形態ごとに異なるライヴ音源も収録。ライヴとは思えないほど安定した演奏で、メジャー・デビュー5周年を迎えるthe peggiesの積み上げてきた確かな実力を証明している。キュートなだけじゃない、彼女たちの強さが存分に発揮された1枚。(中尾 佳奈)


Hell like Heaven

とにかくキュートでポップ、健康的で爽やかな3ピース・ガールズ・バンド、the peggies。彼女たちが、満を持してメジャー1stフル・アルバムをリリースする。今作は、インディーズからここまで怒濤の勢いで突っ走ってきた彼女たちのリアルな"今"が詰め込まれた作品だ。弾けるようなノリのいいギター・ロックを軸に、青春全開のストレートな詞世界を乗せて、聴いているだけでウキウキとした気分になれる楽曲が満載。楽曲ごとに手拍子やシンセなどカラフルなアレンジを加え、ダンサブルな楽曲やパンキッシュな楽曲、エモーショナルな楽曲と、フル・アルバムならではの遊び心とこだわりが随所に生きている。これから大人の女性へと成長を遂げていくのであろう彼女たちの、今しか描けない貴重なアルバムだ。(山本 真由)


super boy ! super girl !!

昨年5月にメジャー・デビューした3人組ガールズ・バンドがミニ・アルバムをリリース。本作のテーマは大きく言うと"青春"で、恋や夢にときめく瞬間に焦点を当てた曲がほとんど。そんな中でも、疾走感溢れる王道サウンドの「GLORY」、ダンス・ポップ寄りのアプローチである「恋の呪い」、バラードながらも密かな高揚を表す各楽器のアプローチが印象に残る「遠距離恋愛」など、アプローチが多彩なあたりがさすが。作品タイトルや歌詞における一人称の使い分けなどからも、性別問わず、自分たちの音楽を幅広い層に届けたいんだという姿勢を読み取ることができるが、それが正しくサウンドにも反映されている印象だ。視界をクリアに保ちながら、健全に成長するバンドの姿がここに。(蜂須賀 ちなみ)


goodmorning in TOKYO

まったく恐れることなく、ひたすらまっすぐ素直にフレッシュでポップなロックを鳴らす。その地に足がついている感には貫録すら漂うのだから恐れ入る。2012年2月、当時高校1年生でありながらEMI ROCKSにてさいたまスーパーアリーナのステージに立ったという経験を持つ女子3ピースによる待望の初の全国流通盤は、結成から高校卒業時の間に制作された作品から厳選された楽曲と、新曲の中でも特に人気の高い楽曲で構成されたベスト的内容になった。"あの人のことが好きで好きで仕方がない!"というどきどきをそのまましたためたラヴ・ソングなど、全力で恋と青春を楽しみ、きらめきやときめきを求め、生活の中で成長していく少女の姿がそのまま封じ込められている。その姿はとても可憐で、逞しい。(沖 さやこ)