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DISC REVIEW

Japanese

2014年07月号掲載

SOMETHING WONDROUS

white white sisters

『SOMETHING WONDROUS』

Release Date : 2014-07-09
Label : ジャパンミュージックシステム

yuya matsumura(Gt/Prog/Vo)、kitaro hiranuma(Dr)、そしてkouta tajima(VJ/Art Work)というなかなか珍しい編成の3ピース・エレクトロ・ロック・バンド、white white sistersの1stフル・アルバム。中性的なヴォーカル、感情的なギター、アグレッシヴなドラム――それらが煌びやかで近未来的な電子音に肉感を生み出す。細やかなエレクトロ、大胆なノイズ、随所にマニアックなこだわりを見せつつ、踊りだしたくなるようなキャッチーさも兼ね備えたセンスの高さに、サカナクションやavengers in sci-fiがシーンへ現れた時の高揚感を思い出した。サウンドに加え、ハイクオリティなVJのもとライヴを繰り広げる彼らなだけに、4曲入りの付属DVDにも期待が高まる。(奥村 小雪)


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spectrachroma

名古屋在住のエレクトロ・バンドwhite white sistersの2ndミニ・アルバム。電子音の波間をぬって流れ来るメロディは幾度も体を通りぬけ、その度に恍惚の波が押し寄せる。その広大なサウンド・スケープは神秘的だが暗く、重く、そして閉鎖的。まるで、人気のない孤独な宇宙空間のような世界だ。そんな中、ラスト・ナンバー「laddershaped seven horizons」で見せた展開には目を見張るものがあった。閉ざされた空間の中で渦巻いていた音波とメロディを、濁流のごとく一気に外へ解き放つ、それまでとはうってかわったパワフルで活き活きとした音に、宇宙とは全ての生命の源なのだというイメージが喚起された。動き出したマシンは止まらない。スピードと電子音の支配する、無重力空間へと放り込まれたら最後、あとはもうエレクトロニカの魔法にかかるだけだ。(島根 希実)



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