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DISC REVIEW

Japanese

YOUNG BLUE

SISTERJET

『YOUNG BLUE』

Release Date : 2012-06-06
Label : felicity

若い。青い。タイトルに用いたこの2つの言葉そのままの音が聴こえてくる。若者らしい勢いがある。あるいは、若者にしかできない音楽。そう言っていいだろう。2度とやってこない、今しかないこの瞬間を切り取ってみせる。そんな感じだろうか。ギターとベース、ドラムが絡み合いながら坂道を転がっていくような、疾走感のある演奏を展開する。この演奏から弾き出されるのは、ブリティッシュ・ビートを下敷きにした、どこまでも瑞々しいギター・ロック/ポップ。SISTER JETの3作目のアルバムだ。4月と5月の2ヶ月連続でリリースされた、『17(SEVENTEEN)』と『しろくま』という2枚のシングルを経てのリリースとなる。このアルバムにはその2枚のシングルの答えがあるという。(小澤 剛)


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X X X

まさに完全復活と言っていいだろう。2012年のメンバー脱退後しばらくは2人体制で活動していたが、去年12月に新メンバー、オオナリヤスシが加入。再び3ピースに戻っての2年ぶり通算4作目となるフル・アルバム。アルバム全編通して、過去最高にプリミティヴな3ピースのバンド感を前面に打ち出したロックンロールが並んでいる。この屈強なサウンドを聴けばSISTERJETというバンドが持つ"ロックンロール"という1本の芯の太さを痛感させられる。だが、同時に、その奥にある色鮮やかさ――メロディの美しさ、リズムの多彩さ、そして歌詞における雄弁さ――も際立って聴こえてくる。ロック・バンドがユース・カルチャーにおける力を失ったと言われて久しいが、本物のロックンロールは時代を問わず凛然と輝く。そう強く感じさせる傑作だ。(天野 史彬)


3-1=2 / No Limit e.p.

去年、ベースのSKB脱退という報に衝撃が走ったSISTER JETの、2人体制になって初のEP。『3-1=2 / No Limit』という、あまりに直接的に宣誓を告げるタイトルは、リスナーにも、そして自分たちに対しても、その強気な姿勢を言い聞かせる意味合いを込めてだろう。楽曲に関しても、よりプリミティヴに、衝動的になっている。特にリード・トラックの「リバティーシティ マシンガン」が凄い。聴いてるこちらにも電流が走りそうなほどに激しく掻きむしられるギターと、暴力的なまでに力強く打ちつけられるドラムが生み出すカタルシスがたまらない、強烈なブルーズ・ロックンロール。これはもう、Jack Whiteも真っ青でしょう。もちろん、ジェット特有の甘く切ないメロディも健在。この上ないリスタートを飾るEPである。(天野 史彬)


YOUNG BLUE

若い。青い。タイトルに用いたこの2つの言葉そのままの音が聴こえてくる。若者らしい勢いがある。あるいは、若者にしかできない音楽。そう言っていいだろう。2度とやってこない、今しかないこの瞬間を切り取ってみせる。そんな感じだろうか。ギターとベース、ドラムが絡み合いながら坂道を転がっていくような、疾走感のある演奏を展開する。この演奏から弾き出されるのは、ブリティッシュ・ビートを下敷きにした、どこまでも瑞々しいギター・ロック/ポップ。SISTER JETの3作目のアルバムだ。4月と5月の2ヶ月連続でリリースされた、『17(SEVENTEEN)』と『しろくま』という2枚のシングルを経てのリリースとなる。このアルバムにはその2枚のシングルの答えがあるという。(小澤 剛)


ロックンロール発電所

SISTER JETが何かを巻き起こそうとするとこうなります。SISTER JETがパワーをビートに換算するとこうなります。感電するほどエネルギッシュであり、勇ましいほど骨太。まさに理屈じゃないエネルギーが、メーターを振り切るほどのハイ・ヴォルテージで放出されている。地震と同時に始まった"LONELY PLANET BOY TOUR"を終え、またワタルS自身も計画停電等を経験した中で、彼らが発進するメッセージは、"ロックンロールで発電せよ!"という、実に彼ららしいシンプルでポジティヴな言葉。ビートを刻み続ける向こう側には何かがある、どんな時も"YES"と言い続ければきっと届くと信じている彼らならでは。パワーをポップに、パワーをビートに詰め込んで、とことんポジティヴにぶちかます!(島根 希実)


LONELY PLANET BOY

思うんだ。何度何回だって僕らの心を更新する彼らのビート、何度何回だって僕らの心を震わせキュンとさせる彼らのビートはますます力強くなっていると。どしどしと胸を突き、心のドアをノックせんと、こじあけようと、強く訴えかけてくる。スピーディでスウィートなメロディは、目にもとまらぬ速さで、あっとう間に涙線をぐしゃぐしゃに踏みつけていく。最初から最後まで、決して"寂しさ"を置いてきぼりしない、底抜けに明るいポップ・ソングは、もはや彼らだけの武器だ。センチメンタルとハッピーと愛嬌を振りまくキュートな3人組は、どこまでも甘い、ぶれないポップ・センスを武器に、本作でもって、遂にその強い求心力を証明してみせた。もう、全てのロンリーたちはSISTER JETにハグされろ!全てがシングル曲と言っても過言ではない、キャッチーな愛すべきナンバーが勢ぞろいした、最強のボーイズ・ロックンロール・アルバムが完成した。(島根 希実)


キャラメルフレーバー

スマッシュヒットとなった前作『Mr. Lonely』に続いて待望のニュー・シングル『キャラメルフレーバー』はメランコリックで甘酸っぱいムードが漂うサウンドで聴き手の胸を締めつける。以前からずっとライヴで温めてきた曲だそうだ。それにしても、やっぱり男の子の方がロマンチストだよねって思ってしまうほど絶妙にエモーショナル。そしてカップリングには、CHEAP TRICKのヒット曲「Surrender」の日本語カバーとライヴ音源「All You Need Is Live Pt.3」が収録されているが、まずはライヴ音源に注目して聴いて欲しい。甘くて切ないだけでは収まらない、油断して近づいたらガブリと噛みつかれたような気分にさせられた。(成田 早那)


JET BOY JET GIRL

2006年の「FUJI ROCK FESTIVAL」の「ROOKIE A GO-GO」に出演を果たし、ダンサブルなサウンドと抜群のメロディ・センスでニュー・ビート・バンドとして注目を集めてきた彼ら。1stアルバムから間もない今回のEPでも彼らのハチャメチャでキュートな魅力が詰まってます。オルガンの音をフィーチャーした「恋してクレイジー」からBAY CIYT ROLLERS のカヴァー「Saturday Night」まで。走り出したら止まらない暴走気味なドラム、そしてグルーヴィーなリフと、最後まで一気に駆け抜ける。THE WHOを目標にスタートした彼らは日本語の歌詞を乗せ、舌足らずで荒削りながら今しか出来ない事をスタートさせている。(遠藤 孝行)



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