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DISC REVIEW

Japanese

空前絶後

THE UNIQUE STAR

『空前絶後』

Release Date : 2010-04-07
Label : Rainbow Entertainment

2008年に結成された男女混合4ピース・バンドのデビュー・ミニ・アルバム。ソリッドなギター・サウンドと男女の掛け合うハイトーン・ヴォーカルが魅力的な彼らは、SPACE SHOWER TV「クラブサーモン」やJ-WAVE主催のイベントなどに出演し注目を集める。疾走感やダイナミズムを併せ持った高い演奏力はライヴでより力を発揮するのだろう。事実ライヴで彼らのファンになったという人が多い様だ。もちろんこのアルバムが迫力不足かといえばそんな事は全く無く、一曲目の「不敵な笑みを浮かべる日」からエッジの効いたサウンドを聴かせてくれる。彼ら持つシリアスで独創的な歌詞と変幻自在のバンド・アンサンブルの組み合わせはとても面白く魅力的。これからが楽しみな新星だ。(遠藤 孝行)


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LEVEL 9

2週間で完売となった、限定シングル『宇宙少年』以来、約7カ月振りとなるTHE UNIQUE STAR待望の3rdミニ・アルバム。数々のライヴを経て鍛え上げられた鉄壁のバンド・アンサンブルによりスケール・アップし、ソリッドになったサウンド。彼らの持ち味である男女ツイン・ヴォーカルも、豊かになった感情表現からなるメロディも、より深くなり聴くものを揺さぶる。それにより、彼らの真骨頂である静と動のコントラストが今まで以上に際立った。さらなる飛躍が望まれる彼らの、その期待に応え得る素晴らしい力作だ。2月から3カ月連続で始まる2マン企画も楽しみだが、ぜひその前にこの『LEVEL 9』を聴き込んでライヴ開場へ足 を運んでほしい。(遠藤 孝行)


宇宙少年

たったひとつしかない星が放つ宇宙のサウンド――。2010年4月にデビューした男女混合4ピース・ロック・バンドTHE UNIQUE STARのタワーレコード限定、数量限定販売のシングル。エッジが鋭く効いたギター・リフが印象的なイントロ、特徴的なハイトーン・ヴォイスが淡々と紡ぐメロ、そしてヴォーカルとコーラスが織りなす宇宙人の声を彷彿とさせるようなハーモニーが印象的なサビ。ちょっと無機質な音色と、どこかほっとするアジアン・テイストなメロディのアンバランスさが妙に心地良い。聴いたら誰もが“宇宙っぽい!”と思わずタイトルそのままの感想を言ってしまいそうな、日本人の持つ宇宙観がぎゅっと詰まったような1枚。「宇宙少年」を聴きながら天体観測に出かけてみてはいかが?(石井 理紗子)


Good morning Devil

合理化が進んだ愛なき世界に対する不満・疑問から生まれる拒絶、だけどそこで生きるしか道はないと理解していながらもその現実に踏み切れないという自己矛盾と、それでも捨てることが出来ない未来への淡い希望。その狭間の闇の中を苦悩に満ちてもがき苦しみながらもがむしゃらに走り抜ける時に鳴る音が「たった一つの星」という名を持つこの少年少女達の音だ。だからギターはナイフのように鋭く尖っていて、ベースとドラムは野太く不穏で、ヴォーカルは少年のように澄んだ声で必死にその闇を切り裂こうとする。繊細かつ凶暴な音楽だ。今年4 月にデビューしたばかりの彼らのこの2nd ミニ・アルバムは、真夜中、現代社会に怯えベッドルームの中で言い知れぬ不安を感じている人達の絶望に効く薬にも、怠惰性を悪化させる麻薬にも成りえるだろう。(永田 隆利)


空前絶後

2008年に結成された男女混合4ピース・バンドのデビュー・ミニ・アルバム。ソリッドなギター・サウンドと男女の掛け合うハイトーン・ヴォーカルが魅力的な彼らは、SPACE SHOWER TV「クラブサーモン」やJ-WAVE主催のイベントなどに出演し注目を集める。疾走感やダイナミズムを併せ持った高い演奏力はライヴでより力を発揮するのだろう。事実ライヴで彼らのファンになったという人が多い様だ。もちろんこのアルバムが迫力不足かといえばそんな事は全く無く、一曲目の「不敵な笑みを浮かべる日」からエッジの効いたサウンドを聴かせてくれる。彼ら持つシリアスで独創的な歌詞と変幻自在のバンド・アンサンブルの組み合わせはとても面白く魅力的。これからが楽しみな新星だ。(遠藤 孝行)