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DISC REVIEW

Overseas

Primary Colours

THE HORRORS

『Primary Colours』

Release Date : 2009-05-13
Label : ワーナーミュージック・ジャパン

強烈なキャラクター性を持つガレージ・ロックで世界に衝撃を与えたデビュー・アルバムから早2年。前作の続編となるような作品への期待をいい意味であっさりと裏切る傑作。8分間の先行トラック「Sea Within Sea」でTHE HORRORSが次なるステップへ進んだことは明らかになっていたが、ここまでのアルバムを作ってくるとは思わなかった。プロデューサーに PORTISHEADのGeoff Barlowを起用し奥行きのある、まるで水中にいるかのようなシューゲーズ・サウンドが生み出す独特のグルーブ感。特にアルバムの後半は今までに無かったドリーミーな展開が繰り広げられる。呟くようなボーカルの中にも今回の変化が感じ取れるだろう。アルバム・ジャケットの様に手が届きそうで届かない蜃気楼のような作品。(遠藤 孝行)


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V

THE HORRORSから3年ぶりの新作が到着。プロデューサーにAdeleやCOLDPLAYも手掛けるPaul Epworthを迎えたことで、独特な耽美的なメロウネスもNINE INCHNAILS的なインダストリアルなテイストも内にこもらず、大きなパースペクティヴで鳴っているのが新鮮。エレクトロニック且つ激しい先行トラック「Machine」もあれば、ギターのクリーン・トーンのカッティングがアーバン・ミュージックの要素も感じさせる「Press Enter To Exit」、スタジアムも似合いそうなドラマチックな「It's A Good Life」など、多彩だがメロディの良さとFaris Badwan(Vo)のクールな色気のある声ですべてに芯が通る。BOOMBOOM SATELLITESやD.A.N.、THE NOVEMBERS好きにもオススメしたい作品。(石角 友香)


Luminous

THE NATIONALやARCTIC MONKEYSらを手掛けてきたCraig Silveyを共同プロデューサーに迎え、15ヶ月の期間を掛けて制作された、THE HORRORSの3年ぶりとなる待望の4thアルバム。今作はエレクトロニックな要素と、彼らの持ち味でもあるシューゲーズ・サウンドとを巧みに掛け合わせ、これまでの作品よりも明るくポジティヴなものに昇華させている。Track.1の冒頭ではどこかエスニックな雰囲気も醸し、静かに作品の始まりを告げる。ロンドンにてThurston Moore(SONIC YOUTH)をゲストに迎えてのライヴで初披露したことでも話題となった、7分半を超える大作「I See You」も収録されており、アルバムの中でも大きな存在感を示している。(奥村 小雪)


Primary Colours

強烈なキャラクター性を持つガレージ・ロックで世界に衝撃を与えたデビュー・アルバムから早2年。前作の続編となるような作品への期待をいい意味であっさりと裏切る傑作。8分間の先行トラック「Sea Within Sea」でTHE HORRORSが次なるステップへ進んだことは明らかになっていたが、ここまでのアルバムを作ってくるとは思わなかった。プロデューサーに PORTISHEADのGeoff Barlowを起用し奥行きのある、まるで水中にいるかのようなシューゲーズ・サウンドが生み出す独特のグルーブ感。特にアルバムの後半は今までに無かったドリーミーな展開が繰り広げられる。呟くようなボーカルの中にも今回の変化が感じ取れるだろう。アルバム・ジャケットの様に手が届きそうで届かない蜃気楼のような作品。(遠藤 孝行)



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