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COLUMN

夜の本気ダンス 米田貴紀の「ディスク男(マン)!」【第8回】

2017年05月号掲載

夜の本気ダンス 米田貴紀の「ディスク男(マン)!」【第8回】

夜の本気ダンス

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The Strokes / Is This It

僕が洋楽に興味を持ち始めて間もない頃、読んでいた音楽雑誌には"STROKES以前以降"というワードがよく出てきました。
どうやらSTROKESというバンドの登場でロックシーンが劇的に変わったっぽいと......。
どれだけすごいバンドなんですか!と気になった僕はさっそくCD屋に向かいました。

最初に聴いた印象はすげーあっさりしてるなというものでした。
芸人でいうと一発ギャグでドカンと笑わすのでは無くクラシックなスタイルで攻める漫才師という感じで、当時どちらかといえば一発ギャグの方を求めていた僕には正直言って期待外れでした。
ローファイでスカスカな音作りよりリンキンパークみたいなハイファイでヘヴィーなやつが正義だ!という考えだったのでしょうがない......。

しかし、みんなが評価しているバンドなのに自分だけその良さが分からないというのも悔しいなあと思い、それから繰り返し聴く事に。すると不思議なことに段々と格好良いと思い始めるようになり、逆にハイファイでヘヴィーなモノがダサく感じるようになっていきました。
STROKESを聴く事で"気だるさ"の格好良さに初めて気付いたのです。
高校生くらいになると、みんなやたらとダルいだの面倒くさいだの言うじゃないですか?それと同じ感じです。
それからというものすっかりSTROKESにハマってしまいまして、夜の本気ダンスを始めたての頃はSTROKESのバンドTシャツを着てライブしてました。ギターの位置もすげーハイポジションにしてましたし。今では考えられないです(笑)。

ロックがもつ"気だるさ"の格好良さを感じたい方は是非聴いてみてください!