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COLUMN

THE BACK HORN 岡峰光舟の「アラフォー戦国時代」【第十三回】

2017年06月号掲載

THE BACK HORN 岡峰光舟の「アラフォー戦国時代」【第十三回】

いや~、やっぱ最近時間の流れ早くないすか!?もう5月半ばですよ(書いてるのは)。これ掲載されてる頃は梅雨がどうたら、夏がなんたらって言ってんすよ。でも1月は長く感じたな~。なんなんだろうか。自宅で作業することが多かったからかなあ。時間の感覚ってなんなんでしょ。
 
前にも書いたかもしれんけど、誰かがなんかの法則ある、ってのを聞いて(テレビかなんか観て?)妙に納得したのがあんだけど、それをちょいと振り返ってみましょう。(多分学者か博士)が言うには1年を1として考え、年齢を分母にする。1歳児にとって1年は1分の1。12歳児なら12分の1。てなると俺は37歳なんで37分の1。12歳児の3倍以上の速さで1年を感じてることになりますな。確かに体感上はそんな気がする。小学生の時の夏休みは無限の長さを感じたけど、高校生とかになるとそうでもないとか。単純に色んなことを経験して「なんだこれ!めちゃすごい!こんなん初めて!」的な刺激が減っていくのもあるでしょうな。そりゃ思春期や上京したての頃のような刺激の強さや濃厚さを今求めるのは無理っつうもんです。まあとにかく1年が早いこと早いこと。なんなら「このライブハウス2、3年ぶりかな~」なんて思ってたら実は8年ぶり、みたいなことよくあるもん。
 
ほんでこの間ギターの栄純と飯屋を探しながらどうでもいいことを話してる時、ふと「高校の時に戻れるボタンがあるとする。おめえそれ押す?」って聞かれました。数秒位かんがえて「押さん。」と答えました。「なんで?」って聞かれ、「なんか"めんどくさい"って気持ちが勝っちゃって。」と返すと「わかる!」と。なんなんだろう、20代半ばの時とか「ああ、高校時代とか懐かしいなぁ、楽しかったなぁ、なんか戻りてえな。」とか思ってたのに。今は「あん時のこれをやり直したい」とか「もう一度あの日々を」って気持ちが"めんどくさい"に負けるなんて。3泊4日の青春時代に戻れるツアー!43,800円!的なやつがあれば申し込むかもしれんけど。これも年齢を重ねてきたからそう思うようになってきたものなのかはわかりませんが、栄純もそういう感覚だったみたいです。ある程度いろいろやってた充実感となんとなく努力してきた(つもり)ものをもう一回繰り返すのが"めんどくさい"のでしょうか。戻ったとして「別の人生を歩みたい!」なんてことも思わないしなあ。
 
てな具合でどうでもいいことを考えている昼下がり、人生は進む、齢も重ねて時間も加速する。これからどういう感覚や考え方になるか、楽しみでもありますな。ただ、若者に「30歳超えたら時間の経過が早くなるから!今の内にやれることやっとけよ!」とか言うおっさんにならないように気を付けていきたいところであります。
 
岡峰光舟(THE BACK HORN)